小田原保健医療学部 専門教育科目 学生が選ぶグッドティーチング賞報告書(平成 27 年度) 氏名 牛木彩子 所属 小田原保健医療学部作業療法学科 職位 講師 〈略歴・主な研究内容〉 弘前大学医療技術短期大学部卒業、日本女子大学大学院家政学専攻修士課程修了。 労働福祉事業団千葉労災病院、鎌ケ谷市役所保健福祉部、東京北社会保険病院に勤務し、 障害児者の在宅生活支援に関わる。 主な研究内容 障害者の地域生活支援・重症児の住環境・精神障害者のグループホーム・障害児の放課 後デイサービスなど、地域生活での環境整備に関すること。 〈担当科目およびシラバス(授業概要)〉 担当科目:地域生活作業療法論 受講概要:地域での作業療法実践に必要な援助視点と必要な援助方法の習得をする。 作業療法援助における法律、地域環境の評価と在宅環境の評価を理解する。ま た、人的環境を整えるにあたりリハビリテーションの知識や疾病の知識を普及 させるための方法について理解する。 〈授業で特に工夫している点〉 1.3 年生までに習得した疾病の知識、作業療法治療学の知識の上に成り立つ科目であるこ とを伝え、3 年生までの授業ノート、参考書等必要なものを事前に準備するように伝えてい る。 2.講義→個人でのワーク、講義→グループワークと双方向の授業となるようにしている。 3.授業の成果を講義終了後に教室に張り出し、学生同士が学習成果を共有できるように している。 4.臨床実習前の講義であり、知識を詰め込むのではなく、今まで学習した知識を活かす ような課題としている。 〈この賞を受賞した理由として思い当たる点〉 学生が、自分の知識を自らの工夫を加えて講義のワークの結果として出すことができて おり、学生に達成感があるのではないかと思います。 〈受賞者コメント〉 このような賞をいただき、大変光栄に思います。この講義は私が臨床をする上で大切に してきた、リハビリテーション知識の地域住民への普及をテーマにするものであり、私自 身がとても楽しんでいる講義です。毎年学生のワークの成果発表にワクワクしています。 一人でも多くの学生が、病院や施設を飛び出し地域で作業療法を展開してくれればと思い ます。
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