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福岡看護学部 総合教育科目
学生が選ぶグッドティーチング賞報告書(平成 26 年度)
氏名
中山 晃志
所属
福岡看護学部看護学科
職位
准教授
〈略歴・主な研究内容〉
【学歴】2000 年 広島大学大学院理学研究科数学専攻 博士(理学)取得
【職歴】2000 年 4 月~2002 年 5 月 日本原子力研究所(現・日本原子力研究開発機構)
放射線リスク研究室 研究員
2002 年 6 月~2009 年 3 月
2009 年 4 月~現在
大分県立看護科学大学(助手,助教)
国際医療福祉大学 福岡看護学部(講師,准教授)
【研究内容】市区町村別人口推計システムの開発,看護データの多角的な視点からの分析
〈担当科目およびシラバス(授業概要)
〉
受賞対象担当科目:情報科学
シラバス(概要)
:医療情報システムの基本を知り,情報化のメリットや課題について学ぶ。
また,情報データを定量的に取り扱ううえで基礎となる記述や集計の方
法を知り,科学的にデータを分析するのに必要な知識を修得する。
内容:医療情報システム,データの収集,記述統計,推測統計
〈講義で特に工夫している点〉
・できるだけ数式が出ないような資料を作成して毎回配布する。
・講義内容が前回から続いていることが多いため,講義の最初に前回の復習をする。
・学生が考え,理解するように講義内で演習問題や復習問題を解かせる。
・たくさんの新しい用語や内容が出た場合は,詰め込み過ぎないようにキリの良いところ
で終了して復習をさせる。
〈この賞を受賞した理由として思い当たる点〉
学生からの感想に「難しかったけど,分かりやすかった」というコメントがありました。
科目としては難しい内容なのかもしれませんが,講義の最初に前回の復習をすることで,
前回の内容が思い出せ,またその日の講義内容へと入りやすくなり,理解がしやすくなっ
ていたことが評価に繋がったのではないかと思われます。
〈受賞者コメント〉
このような賞をいただけて非常に光栄に思います。理論統計の畑で育った自分にとっては
講義で数式を使用するのは普通のことで,最初は学生から「分からない」,「難しい」と言
われ続けていましたが,それらの学生からの感想のおかげで,いろいろ考え,工夫した結
果,現在の講義ができ,この賞がいただけたのだと思います。これからも学生の意見を踏
まえて,工夫を重ねていければと考えています。