保健医療学部 専門教育科目 学生が選ぶグッドティーチング賞報告書(平成 27 年度) 氏名 下井俊典 所属 理学療法学科 職位 准教授 〈略歴・主な研究内容〉 学歴(学位) 学士(経済学:平成 4 年) (保健学:平成 13 年) 慶應義塾大学経済学部 国際医療福祉大学保健学部 修士(保健医療学:平成 15 年)国際医療福祉大学大学院医療福祉学研究科 博士(保健医療学:平成 19 年)国際医療福祉大学大学院医療福祉学研究科博士後期課程 〈担当科目およびシラバス(授業概要) 〉 担当科目:地域理学療法学 授業概要:病院などの医療機関に勤務する理学療法士であっても、対象者の退院後の生活 を考慮することなしに理学療法を展開することはできない。このため「地域理 学療法」の知識と理解は、疾患や分野を問わず理学療法士として必須のもので ある。本授業では、地域理学療法の知識を実践的に活用できるようになること を目的として模擬患者(SP)演習を実施する。 〈授業で特に工夫している点〉 1. 協同学習(cooperative learning)形式による講義 2. 模擬患者(simulated patient; SP)事例を用いた SP 演習 3. 学生コメントへの即時コメントと全体へのリフレクション 〈この賞を受賞した理由として思い当たる点〉 学生による授業アンケート「自由記載」から、学生は次の点について肯定的に評価して いることが考えられる。 1. 協同学習、ディスカッション、グループ・ワーク:発言の機会、自分で考える、 他人の意見を聞くことができる 2. SP 演習:実践的なシミュレーション 3. 興味の賦活:受講前は地域理学療法に興味がなかったが興味が出た、等。 〈受賞者コメント〉 今回異なる科目で 2 回目の GT が受賞できたことから、アクティブ・ラーニングを単な る方法論として実践できただけではなく、その背景にある学習理論としての妥当性につ いても確認できたのではないかと考えます。 また、以前も述べましたが、専門科目は基礎科目の教育無しには成り立たないものと考 えております。黒澤美枝子先生をはじめとした当学科の基礎科目を担当していただいて いる諸先生方にお礼を申し上げたいと思います。
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