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薬学部 専門教育科目
学生が選ぶグッドティーチング賞報告書(平成 27 年度)
氏名
原
明義
所属
薬学部
職位
教授
〈略歴・主な研究内容〉
東北薬科大学薬学部卒業。東北薬科大学大学院薬学研究科博士課程前期修了。
旭川医科大学医学部附属病院に薬剤師として勤務。その後、旭川医科大学薬理学講座助手、
同助教授を経て、平成 18 年より国際医療福祉大学薬学部教授。医学博士。
研究テーマ:心臓疾患に対する治療薬とその作用メカニズムに関する研究
〈担当科目およびシラバス(授業概要)
〉
担当科目:臨床薬理学、薬物治療学Ⅱ、薬物治療学Ⅲなど
薬物治療学Ⅱ授業概要:代表的な疾患の病態生理を理解し、それに基づいて治療に用いら
れる薬物を学ぶ。さらに、薬理学、臨床薬理学で修得した知識を基盤として、薬物の主作
用、副作用、使用にあたっての注意事項、体内動態、使用される剤形などを理解し、有効
性・安全性の高い薬物治療の基本を身につける。
〈授業で特に工夫している点〉
私の担当する臨床薬理学や薬物治療学の教科書には、病態生理、治療薬、薬効機序、副
作用など極めて多くの事項が記載されており、それに圧倒される学生が多いと思います。
そこで授業では、教科書は参考程度に留め、重要な薬物や項目を纏めた授業プリントを作
成・配布し、そのプリントの内容に沿って進めています。とくに、プリントには図や表を
多く取り入れるようにし、また画像や動画などはパワーポイントを用いて視覚に訴えるこ
とで、学生にとって理解しやすい授業になるよう心掛けています。
〈この賞を受賞した理由として思い当たる点〉
特別思い当たる点はありません。学生時代に私が受けた授業のなかで、“分かりやすい”
と思った授業を真似しているだけです。
〈受賞者コメント〉
今回の評価を、教育に携わる者として大変光栄に思っております。授業に関しては、ま
だ改良すべき点が多々あると反省しておりますが、幸い多くの学生が熱心に耳を傾けてお
りましたので、それが授業しやすい雰囲気になったと思います。その意味で、学生の前向
きな姿勢があっての評価と考えております。なお、私事で恐縮ですが本年 3 月末で本学を
退職し、4 月から東北医科薬科大学薬学部薬物治療学教室を担当させていただくことになり
ました。これまでの経験を活かして、今後も教育・研究活動等に力を注いでいきたく思っ
ております。これまでアンケートを通じて、多くの有益な意見を寄せてくださった学生さ
ん、どうも有難うございました。