福岡看護学部 専門教育科目 学生が選ぶグッドティーチング賞報告書(平成 27 年度) 氏名 下條 三和 所属 福岡看護学部 職位 教授 〈略歴・主な研究内容〉 【略歴】看護師国家資格取得後、福岡大学附属看護専門学校で看護教員、および福岡大学病院で看護師長、 医療安全管理者、副看護部長を歴任。 修士(臨床心理学修士)福岡大学大学院人文科学研究科教育・臨床心理専攻修士課程 博士(医学博士)福岡大学大学院医学研究科病態生化学系臨床研究科学博士課程 【研究テーマ】看護管理・医療安全管理 〈担当科目およびシラバス(授業概要)〉 担当科目:看護学原論 【授業概要】看護学を学ぶ導入として看護の概念を学問的にとらえ、看護を理解する確かな基盤とするた めの学習である。看護の歴史的変遷をたどりながら、看護とは何かを考え、看護職の役割と責任について 学ぶ。 【授業目標】1. 看護の歴史的変遷を踏まえて、看護の意義と役割を理解する。 2. 看護を構築する「人間」「環境」「健康」「看護」の基本的概念を理解する。 3. 看護の専門性を理解する。 4. 看護理論、看護倫理、法律などの側面から看護実践の基盤を把握する。 〈授業で特に工夫している点〉 ・看護に関することはもちろんであるが、その他の多くの事に興味を持ち、広い視野で考えることができ るように、タイムリーな話題を取り上げたり、臨床での経験を生かして事例を交えて説明する。 ・講義の最初に前回の出席カードの感想を基に学生と意見を共有しつつ、前回の講義の振り返りを行う。 ・講義を通して、学生が「感じること」 「考えること」ができるように、自分の意見を発表できる機会を作 る。 〈この賞を受賞した理由として思い当たる点〉 この講義は、「看護とは」 「看護学とは」など看護学を学ぶための理論体系のもとになる科目です。学生が 「看護」に興味が持て、看護がイメージ化できるような講義してきたつもりです。学生から「わかりやす く例を挙げながら説明して下さったので、とても理解しやすかった」 「看護学原論の内容は看護師として一 生必要だ」 「学ぶにつれて、難しいけど看護って面白いと感じた」等の感想が評価につながったのではない かと思います。 〈受賞者コメント〉 いつも講義を受ける態度に関して厳しく注意をしている私がこの様な賞をいただき驚きとともに光栄に思 っています。学生は講義中にはあまり反応しませんが、多くの事を吸収しようと好奇心を持って講義を聞 き、多くの事を学んでいる事がわかりました。今後も学生の意見を聞きつつ、より興味が持てる講義がで きるように、学生と真摯に向き合って行きたいと思います。
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