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保健医療学部 専門教育科目
学生が選ぶグッドティーチング賞報告書(平成 26 年度)
氏名
久保 晃
所属
理学療法学科
職位
教授
〈略歴・主な研究内容〉
1991 年 筑波大学大学院修士課程教育研究科修了
1994 年 医学博士(埼玉医科大学)
東京都老人医療センター(現、東京都健康長寿医療センター)にて高齢者のリハに従事
1996 年 国際医療福祉大学講師、2000 年 同 助教授、2004 退職
2004-2009 年 慈誠会徳丸リハ病院で回復期リハ、慈誠会記念病院で維持期リハに従事
2009 年 国際医療福祉大学に出戻り、現在に至る
高齢者のリハビリテーション、体力、心肺機能、身体組成、転倒の研究継続中
理学療法士養成に関する研究も展開中
〈担当科目およびシラバス(授業概要)
〉
呼吸器系理学療法学 スポーツ医科学 神経診断学
理学療法診断学Ⅱ 運動学実習
PT スキルⅠⅡ などを担当している。受賞該当科目はスポーツ医科学とのこと。
スポーツ医科学では栄光と挫折、光と影、努力や教育と才能、ライバルや指導者との関係
など盛り込んでいる(脱線気味)。中でも心電図・不整脈の判読方法が独特といわれる。
理学療法診断学Ⅱでは理学療法に関する評価に全般的にかかわり、臨床実習をイメージし、
症例提示によるグループ討議と発表を取り入れている。疾患別では内部障害系、対象年代
は成人から高齢者を柱としている。
〈授業で特に工夫している点〉 特にというものはなく、すみません。
●成績優秀者を学科掲示板で周知している。
●必ず出席カードを直接手渡し、回収し、挨拶をする(実際には、他愛の無い会話が多い)。
●毎回ではないが若干早目に終了し、個人的な質問に十分答える時間を確保している。
●1 回の授業で配布するする資料はスライド 12 枚以内(A3 一枚)。
●最新の話題と授業ネタを無理矢理でも結びつける、またはダジャレ(ほぼ例外なく滑る)。
〈この賞を受賞した理由として思い当たる点〉
いまだに“ドッキリ”だと思っています。授業については要領、滑舌共に評価できる域に
なく、悪戦苦闘の毎日です。レポートは選択できる課題を用意し、試験ではマークシート
は用いずに筆記で、暗記より論じることを重視していることでしょうか?
〈受賞者コメント〉
恥ずかしながら、教育から臨床現場に戻った時(2004 年)、職場では先輩となった教え子が
臨床家として、実習指導者として大活躍している姿に直面し、現場にいないと味わうこと
の出来ない感動を知りました。患者様に学ばされ、教え子にも学ばされる日々を経験し、
自分自身が大いに成長しました。
「患者様と教え子は師なり」の精神で今後も・・・。