何をきっかけに好循環が起きるのか

楽読
(ラクヨミ)
2016年4月5日
Vol.
1,085
何をき
何をきっかけに好循環が起きるのか・・・
け 好循環 起きる
~投資家心理に左右される金融市場~
世界の金融市場は、年明けから不安定に推移しています。これは、世界経済がマイナス成長に陥っている
わ
わけではないものの、投資家は原油安や中国景気の減速、低インフレなどをとても大きなことと捉えたことで、
、投資
景気 減 、
捉
、
不安心理が強まって、良い景気循環が緩慢になり、金融市場が不安定になったとみられます。「人がリスクを
伴なう意思決定をする際、価値の感じ方に違いがあり、利益よりも損失の方を重大にとらえる」という認知(行
動)心理学の理論もあるように、続けざまに起きた出来事をマイナス思考で捉えてしまったのかもしれません。
では、“何をきっかけに好循環が起きる”のでしょうか。それは、日本や欧州における物価上昇を狙ったマイ
ナス金利の導入のような金融政策や、中国におけるインフラ整備に係る財政出動など、国・地域のさまざま政
策対応により、実体面への効果はもとより、投資家の心理が改善されていくことがきっかけになると考えられ
ます。なお、
ます。なお、2016年2月に開かれた20ヵ国・地域(G20)の財務相・中央銀行総裁会議においても、金融政策
年 月 開 れ
ヵ国 地域(
) 財務相 中央銀行総裁会議 お
も、 融政策
に限らず財政政策も積極的に活用するとの共同声明がまとめられています。
今後、実効性のある政策内容や良い経済指標が発表されてくれば、世界最大の輸入国である米国において
賃金上昇と消費拡大に伴なって景気が拡大(①)し、日本・欧州の米国向けの輸出増(②)や中国向けの製造
機械や部品の輸出増などが期待されます。さらに、日本や欧州向けに中国の製品製造が活発化(③)し、資
源国では中国向けの素材や原油の需要拡大(④)も期待されます。このように良い景気循環となれば、世界
の景気拡大(⑤)につながると考えられます。
こうした良い景気循環が見込まれるならば、そこには投資機会が多く埋もれていると考えられます。「人は目
こうした良い景気循環が見込まれるならば
そこには投資機会が多く埋もれていると考えられます 「人は目
先の利益を過大に考える傾向にある」と言われ、しばしば少しの値上がりですぐに利益を確保したい心理が働
くことがあります。しかし、中長期的な景気の拡大を想定するのであれば、目先の利益に一喜一憂せず、良い
景気循環が緩慢になっているとみられる時こそ、プラス思考で投資を検討してみてはいかがでしょうか。
良い景気循環のイメージ
②
①
④
③
⑤
※上記はイメ ジ図 あり 将来 運用成果等を約束するも
※上記はイメージ図であり、将来の運用成果等を約束するものではありません。
はありません
■当資料は、日興アセットマネジメントが市況等についてお伝えすることを目的として作成したものであり、特定ファンドの勧誘
資料ではありません。また、弊社ファンドの運用に何等影響を与えるものではありません。なお、掲載されている見解は当資料
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資産には為替変動リスクもあります。)を投資対象としているため、基準価額は変動します。したがって、元金を割り込むことが
あります。投資信託の申込み・保有・換金時には、費用をご負担いただく場合があります。詳しくは、投資信託説明書(交付
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