齋藤 慶典 - 日本大学文理学部

平成26年度 日本大学文理学部個人研究費 研究実績報告書
研
究
課
所属・資格
心理学科・准教授
申請者氏名
齋藤 慶典
印
課題遂行行動に影響を及ぼす動機づけ要因についての生理心理学的検討 –目標志向性がスト
題 レス認知的評価と心臓血管活動に与える影響について-
研究目的
および
報
前年度より継続して上記課題の研究を行った。前年度は目標設定の要因として,学習目標
または遂行目標のいずれかを実験参加者が持つよう操作を行い,その影響を検討したが,目
標志向性は安定した個人特性である可能性も考えられるため,本年度は目標志向性尺度を用
いて実験参加者を学習目標志向群と遂行目標志向群にわけ,課題遂行成績,ストレス認知的
評価,心臓血管活動を指標として,目標志向性要因が課題遂行行動に与える影響について検
討した。
研究概要
告
研 究
の
の
実験参加者を学習目標志向群と遂行目標志向群にわけるため,Elliot (1999) ,田中・山内
(2000) の項目を基礎とし,実験場面に適用できる目標志向性尺度を構成した。課題の種類,
個人特性または特定の課題遂行場面における目標志向性,実験条件としての目標志向性の操
作と,遂行成績,ストレス認知的評価,心臓血管活動との関連を明らかにするためのデータ
の蓄積を継続している。
結 果
概
要
研 究
の
考 察
・
反 省
目標志向性と生理的活動との関連については研究が少なく,さまざまな方向から探索的試
行を行っていく必要があると考えている。そのため,目標志向性やストレス認知的評価の尺
度だけでなく,気分や主観的覚醒についての尺度の追加や,自律神経系の心臓血管活動だけ
でなく,中枢神経系の指標についても測定を行い,データの蓄積を行っていきたい。
※この欄は,本報告書提出時点で判明している事項についてご記入ください。
研究発表
学会名
発表テーマ
年月日/場所
研究成果物
テーマ
誌名
巻・号
発行年月日
発行所・者