関口 快 20150705 キューポラ大会 小学 6 年男子上級 5 戦 5 勝 初優勝

関口
取る
快
取られる
一本
20150705 キューポラ大会 小学 6 年男子上級
5 戦 5 勝 初優勝!
技有り
3
減点
注意
警告
1 回戦
対 鎌田颯選手(東京板橋) 本戦合わせ一本勝ち
序盤
中盤
終盤
序盤から攻めたて攻勢に 相手崩し、下段突きを技有
0
30 秒
突き 39(74%) 蹴り 14(26%)
姿勢保持率
90%
ガード保持率
95%
①10 秒 右縦を出すが、防御目的の縦か。
これはこれで良い。
②11 秒 右下段を蹴った際に大きく相手
が崩れる。この時点で勝ちを確信していた
のかもしれない。
③16 秒 右下段を外で振って、内股へ繋
ぐ。
④21 秒 突きから繋いだ左中段回し蹴
り。効果的に決まる。
⑤23 秒 膝蹴りが効果的に決まる。相手
の身体が浮いているのが分かる。
⑥26 秒、29 秒 左下段は軽く打つ。突き
を大きく打ちたかったのだろう。
⑦32 秒 突き 3 連打の左下突き。空振り
したが、良い打ち方。これは良い。
2 回戦
60 秒
突き 11(65%)
90 秒
蹴り 4(35%)
有効打率
95%
防御率
90%
主導率
95%
サプライズ率
0%
①35 秒 突きを連打で放つ。足を動かし
ながら打っているので、下がる相手に対し
て非常に効果的になっている。
*下がる相手には有効だが、さがらない相
手、自分よりも圧力の強い相手には逆効果
になるので合わせて覚えておきたい。
②37 秒 右下段で倒れた相手に下段突き
を決める。技有を奪う。
③52 秒 再開後、場外まで相手を押し出
す。この点も非常に良い。
④58 秒 右縦で先手を取る。突き→内股
で相手崩れて尻餅。下段突きで技有。
合わせ一本。
服部拓海選手(城東荒川) 本戦5-0判定勝ち
序盤
中盤
終盤
先手とり、意欲持ち攻勢 相手にダメージを与え縦に 最後の打合攻勢も決定打無
0
30 秒
突き 37(75%) 蹴り 12(25%)
姿勢保持率
85%
ガード保持率
90%
①5 秒 相手の様子を伺い、7 秒で打ち合
い。この間、2 秒だが相手の力量を図って
いたのかもしれない。この部分は確認して
みたい。
②12 秒 最高のタイミングで左下突き。
この場面を 1 日 20 回、30 日連続で見る事。
頭に確実にインプットして再現性を高め
る努力を行うように。
③15 秒 相手の前蹴りを確実に捌き、右
上段回し蹴りを返す
④24 秒 左下突き、右膝蹴りを出すも不
完全。この技は失敗例。
⑤34 秒 右中段前蹴り。お腹にダメージ
がある事が分かる。
60 秒
突き 21(75%)
有効打率
80%
蹴り 7(25%)
防御率
80%
①35 秒 左下突き 2 回で相手が大きく崩
れるのが、腹のダメージを裏付けている。
相手へ警告。試合中断し、内容が薄くなる。
審判の技量も試合展開を左右する重要な
要素がしめている事が分かる。
②56 秒 突き→前蹴りが良い。59 秒でも
同様だが、この場面では軸足スライドを使
用しているので相手に圧力がかかってい
る。
90 秒
突き 25(74%)
主導率
90%
蹴り 10(72%)
サプライズ率
0%
①1 分 6 秒 左中段回し蹴りを効果的。
②1 分 8 秒 相手の右上段前蹴りが危なか
った。捌いてはいるが、かすっていた。
③1 分 21 秒 突き→前蹴り 2 連打。
④1 分 25 秒 突きで身体を寄せて前蹴り。
⑤1 分 30 秒~38 秒 最後の打ち合い。こ
こでも確実に打ち勝っているが、突き精
度、攻撃技の幅、攻撃のアイディアが足り
ない。どちらかといえば振り回す形にな
り、相手を押し込む事も目的としている技
の出し方。ではなく相手を倒す事が一番の
目標なのでダメージをいかに効率よく与
えていけるかに注力したい。
準々決勝戦 対 佐藤海斗選手(西新井) 本戦 5-0 判定勝ち
序盤
中盤
終盤
出会い悪いも突きが強い 飛ばして攻勢、連打→横へ 動き落ち、詰め切れない流れ
0
30 秒
突き 43(70%)
姿勢保持率
90%
蹴り 18(30%)
ガード保持率
85%
①17 秒 2 回戦と同様の出会い。これは
癖?に近いのだろう。確実に上段を捉える
蹴りを出さなければいけない。
②~22 秒 連打攻撃を 3 回行っているが、
全て突き 4 回→蹴り 1 回という組み合わ
せ。快の組手が単調になってしまう傾向が
強いのは、このあたりにも原因があるのだ
ろう。攻撃の後にはサイドを取るのは良い
動き。相手の圧力がやや強めと判断してい
るのだろう、しきりに動いて内股を返して
いく。
③38 秒 左下突きが絶妙のタイミング
④45 秒 このタイミングの膝蹴りは非常
に良かった。右下突きを追撃出来なかった
のは悔やまれる。良い技が入ったら、そこ
を追撃してダメージ有無を確認する作業
を入れて行きたい。
60 秒
突き 35(70%)
有効打率
80%
蹴り 15(30%)
防御率
80%
90 秒
突き 37(77%)
主導率
80%
①52 秒 膝蹴りから繋いだ横蹴りが良
い。空振りしてしまっても、このように繋
いでいければ空振りがフェイントになる。
②56 秒 サイドに身体をふりながら膝蹴
りを狙う。この膝蹴りが上段膝蹴りまでい
けば面白い。
③1 分 突きの打ち合いで若干押されな
がら膝蹴り。これも少しカウンター気味に
入る。
④1 分 2 秒 相手の右下段回し蹴りをもら
って即、左下段回し蹴りを返す。このあた
りにも自信が表れている。
⑥1分6秒 右膝蹴りが良い。
⑦1分8秒 突き→内股蹴り→サイド展
開し、さらに攻撃という形。ダメージのあ
る相手には非常に有効。ダメージがあると
目を動かすだけでも疲れるので効果的。
蹴り 11(23%)
サプライズ率
0%
①1分 12 秒~19 秒 少し動きの切れが悪
くなる。この疲労がたまってくる中盤以降
でも序盤同様の動き、良い動きがどれだけ
出来るかがTOPに行くためには必要不
可欠な事。中だるみをしない動き作りは意
識的に取り組んで欲しい。
②1 分 21 秒 連打攻撃から右縦に繋ぐ。
非常に惜しい場面。2 回蹴っているのは木
村戦での収穫か。
③1 分 24 秒~1 分 50 秒終了まで
この場面でも動きが落ちている。本当なら
この場面こそ動きを上げて、体力が落ちて
いる相手を追い詰めていく時間。その時間
に自分も動きを落としているのは体力不
足を示唆しているのだろう。このあたりは
金曜日のスパー祭りに参加する事で十分
に解消されるので参加して欲しい。
準決勝戦 対 江幡竜之介選手(所沢)本戦 5-0(技有含)判定勝ち
序盤
中盤
終盤
序盤から動き良く攻勢に 動き工夫あり追い詰め技有 動き落ちて危ない場面多い
0
30 秒
突き 34(74%)
姿勢保持率
85%
蹴り 13(26%)
ガード保持率
80%
①5 秒 左利きの相手に右内股から入る。
良い選択。左効きには右蹴りが有効に決ま
る事を確実に認識しておきたい。
②7 秒 突き→内股で相手の意識を下に
集めてから上段を蹴っている。打ち合いの
基本形である、下から崩して上を実践。
③12 秒 相手の圧力を右へサイド展開し
ながら、自分の技を入れていく。このあた
りの展開の仕方も良い。
④15 秒 相手の右上段横蹴りを確実に捌
いて右上段回し蹴り。2 回戦序盤③にある
動きを行う。これは快特有の技術になって
いるのだろう。上段を蹴る事で自分優勢で
間があく事が多いのも上段を蹴る利点の
一つ。身体の柔軟性を活かしてドンドン出
して行きたい。
⑤18 秒~21 秒 連打→サイド→連打で左
蹴りまで繋ぐ。この序盤のメリハリの効い
た攻撃を、どこまで持続出来るかも大きな
課題。この場面では、もう少し突きをガッ
チリ打ち込みたかった。
⑥26 秒 突きの打ち合いだと若干不利
か。もう少し圧力を増やす稽古も必要かも
しれない。
60 秒
突き 28(65%)
有効打率
70%
蹴り 13(35%)
防御率
75%
①40 秒 先手取るも不十分。確実に相手
の頭部を捉える鋭い技を意識したい。
②43 秒 真っ直ぐに入らないで、相手の
縦を警戒し、斜めに入っていくあたりに状
況分析をしながら戦っている姿勢が見え
る。このあたりも心理的な余裕がないと出
来ない事。確実に成長している。
③45 秒 ここの上段の当て方は良いアイ
ディア。突きを打って、反撃+前に出てく
る事を想定し、サイド展開しながら上段。
閃きを戦いの中で発揮している。
④49 秒~58 秒 体を入れ替えて相手を場
外線際に。ここで押し出せなかったのは惜
しかったが、相手の抵抗力を感じて無理に
行かなかったのかもしれない。それであれ
ばOK。この点については確認したい。
正面からの打ち合いでは若干押され気味
になるのは大きな課題。理想を圧力があ
り、サイド展開も自在に出来る事。
⑤59 秒 相手の体勢が大きく崩れた事=
勝機と確実に判断しているのが分かる。こ
の場面を逃さずに勝負を決めに行けたの
は大きな材料。ダメ押しで技有を取れたの
も大きい。これは大きな経験になる。
90 秒
突き 19(76%)
主導率
85%
蹴り 6(24%)
サプライズ率
0%
①1 分 19 秒 先手を取りに行くも入り方
が非常に甘くなる。このタイミングで相手
が上段前蹴りを出して来たらもらってい
たかもしれない。技を出す事で、相手の技
を防御する事を心掛ける事。
②1 分 21 秒 快の動きが少し雑になって
いる流れで相手の左上段膝蹴りが危ない。
非常に危ない場面。突きも蹴りも中途半端
になっているので、このような場面を迎え
ているのではないか。
③1 分 25 秒 相手の蹴りを捌いて、大き
く蹴りを返していく。
④1 分 27 秒 突き 3 連打→下段回し蹴り。
腰が入っていて良い攻撃だが、左下突きに
はまだまだ改善の余地がある。
④1 分 28 秒~30 秒 突きをまとめ打つも
効果的な動きにならない。圧力がまだまだ
弱いせいか正面からの突きを固め打つの
は、効果が低い。1 秒正面から打ったら、
すぐさまサイド展開が現状ではベストの
動き。序盤③の動きを終盤でも出していく
事がこれからの課題になるだろう。
⑤1 分 32 秒~35 秒 少し弱気?になる。
何を考えたのか聞きたい。
決勝戦 対 井口未来翔選手(蓮田) 本戦3-0判定勝ち
序盤
中盤
終盤
勝利意欲高く、返技冴え 相手の連打を潰して返技を 課題である終盤失速で膝が
0
30 秒
突き 35(73%) 蹴り 13(27%)
姿勢保持率
90%
ガード保持率
75%
①6 秒 先手を取りにいくというより突
っ込む。上を取られなかったものだ。
②8 秒 互いに同じ技数の攻防だが、快の
右蹴りで終わる。相手の蹴りをもらっても
すかさず返しているのが非常に良い。
③12 秒 以前の対戦では、井口の左右中
段蹴りにしてやられたが、今回は前に出て
間合いを潰しにいく。蹴りを終わりに突き
を効かせに行っているのも非常に良い。
④19 秒 井口の代名詞 下手くそ膝蹴り
もサイドへずらしながら下段を出す。内股
を空振りしたが、左右突きを出す事でしっ
かりとフォローしている。
⑤28 秒 出会いで井口、後蹴り。これは
次戦に備えてマークしておきたい。
⑥31 秒~34 秒 躊躇なく踏み込んで勢い
よく突き打ち込みにいく。このような展開
をするとは全く想像していなかった。
60 秒
突き 30(75%)
有効打率
85%
蹴り 10(25%)
防御率
80%
①37 秒 それはそうだろうと言える膝蹴
りの空振り。ここまで体格差があると膝蹴
りは相当に難しい。膝蹴りは自分より小さ
い、もしくは同等の相手には有効だが大き
な相手には不向きの技。覚えておきたい。
②42 秒 返し技の左中段回し蹴りがかな
り効果的に決まる。
③45 秒 井口の中段回し連打。序盤同様、
構わず突っ込み間合いを潰す事で防御と
突きの間合いに繋げる。この強引に行く行
為が出来るようになったのは素晴らしい
成長。自分の肌で感じて、行動しているの
だろう。
④48 秒 間合いが開いた所に左前蹴り。
タイミング、選択ともに的確に出す。
⑤55 秒 内股蹴りで大きく崩すが、その
前段階で相手の攻撃をものともせず自分
の技を確実に当てに行く。勝つことを確信
していたのかもしれない。
90 秒
突き 31(72%)
主導率
75%
蹴り 13(28%)
サプライズ率
0%
①59 秒 井口の足の動かし方に注目して
欲しい。突きを打つ際にスイッチステップ
しながら打っている。これはロシア人の組
手スタイルに多い形。全日本大会で遼、将
也が対戦した相手も同様のステップを使
用していた。これがあるために井口の組手
には勢いがあるのだろう。反面、これを防
がれてしまえば技術レベルは高くないの
で勝つのが難しくなるのだろう。このスイ
ッチに対して、どのように対応するのかも
次戦に備えて考えておきたい。
②1 分 2 秒 非常に惜しい上段前蹴り。
③1 分 4 秒 中だるみをしてしまう。この
流れで上段膝蹴りをもらう。技有を取られ
ても仕方ない当たり方。ヘルメットだけを
かすっているという審判団の判定か?
最後は 8 ㍍井口を突きで下げる展開。まさ
かこのような展開になるとは思ってもみ
なかった。素晴らしい成長を見せた!
総評
本当に成長した!その証拠に、快の試合を見ていた他道場の先生達から「関口、強
くなりましたよね~!」と数度言われた事を明記しておく。
今大会は「自分は出来る」という自己有為性があり、試合に対する心理的競争力が
高かった事、それが試合態度、試合内容に明らかに表れている事、これが一番の勝
因だろう。今回得た自信(優勝という結果ではなく、自信を持って戦い、その結果
が実力を充分に発揮できた事)を次戦へと確実に繋いで行きたい。
見ていて感動するほど、素晴らしい試合の連続だった!
攻撃面
①先手を取りに行くも入り方が非常に甘
くなる場面が多かった。上段技を出す事
で、うまく入ればポイント奪取、入らな
くとも相手の技を防御する事に繋がる。
しっかりと縦を出して行きたい。
②左下突きは改善したい。
横に腕を振ってしまうので、肘を後ろに
引いて突き出す事をマスターしたい。
③終盤に動きが落ちてくる傾向が強い。
序盤~中盤は非常に良い動きをするが、
終盤になると落ちてくる。スタミナ不足
が要因か。終盤でこそ良い動きを!
防御面
①相手の右上段横蹴りを確実に捌いて右
上段回し蹴り。2 回戦序盤③にある動き
を行う。これは快特有の技術になって
いるのだろう。上段を蹴る事で自分優勢
で間があく事が多いのも上段を蹴る利点
の一つ。身体の柔軟性を活かしてドンド
ン出して行きたい。
②動きの中で相手の力量を図っている
か、どうかを訊ねてみたい。
③相手の圧力を右へサイド展開しなが
ら、自分の技を入れていく事が非常に上
手なので活かしていきたい。