マーケットレポート「カナダ あっと・あ・ぐらんす(3/20)」

2015年3⽉20⽇
カナダ
at a glance “⼀⽬で”わかるカナダの
マーケット情報をお届けします。
あっと・あ・ぐらんす
最近の動き
<カナダドルの推移>
ハト派⾊強いFOMCを受けリバウンド。
(円)
⽶国のFOMCは予想以上にハト派⾊の強いものとなりまし
た。FOMC参加者による⾦利⾒通しが引き下げられたため、
⽶国の利上げ時期が予想よりも遅く、利上げペースも緩や
かになるとの⾒⽅が強まりました。このFOMCの結果を受
け先週の⽶ドル独歩⾼から⼀転、⽶ドル安カナダドル⾼と
なりカナダの株式市場も上昇しました。
また、⽶ドル安となったことから原油価格もリバウンドし
ています。
今後の⾒通し
FOMC参加者の⾦利⾒通しは引き下げられましたが、参加
者は年内で2回ほどの利上げを⾒込んでいます。今後も⽶
国の経済指標の良し悪しで市場は上下に⼤きく反応しそう
ですが、トレンドとしては⽶国の⾦利上昇による⽶ドル⾼
が続くものと予想されます。⼀⽅、カナダドルは追加利下
げ観測は遠のいたものの、原油価格のボラティリティが⾼
く、しばらく不安定な動きとなりそうです。
世界的な⾦融緩和の流れから、リスクオンの投資姿勢はし
ばらく続きそうです。⽶国の利上げが決定されるまでは、
新興国や資源国中⼼に市場のボラティリティが⾼まりそう
ですが、利上げが決定されれば市場は落ち着くものと⾒て
います。
今後のカナダ経済は、好調な⽶国景気の恩恵とカナダドル
安による輸出増加などから堅調に推移すると予想されるた
め、カナダ株式は緩やかに上昇すると予想しています。
100
1.20
1.25
95
(加ドル安)
10/31 11/30 12/31
経済指標
2⽉
2⽉
2⽉
1⽉
1⽉
失業率
雇⽤者数増減
CPI(前年⽐)
⼩売売上⾼(前⽉⽐)
GDP(前年同⽉⽐)
前回
6.6%
発表⽇
経済指標
3⽉
2⽉
2⽉
2⽉
3⽉
ミシガン⼤学消費者信頼感
予想
6.7%
実績
6.8%
1.0%
1.0%
▲2.0% ▲0.8%
2.8%
―
住宅着⼯件数
中古住宅販売件数
CPI(前年⽐)
マークイット⽶国製造業PMI
95.4
2/28
1.35
3/31
<カナダ株と原油価格の推移>
<政策⾦利とインフレ指標の推移>
(2014/10/31〜2015/3/19)
105
90
(⽶ドル)
80
100
70
95
60
90
85
10/31
カナダ株(左軸)
カナダ⾼配当株(左軸)
WTI原油先物(右軸)
11/30
12/31
50
40
1/31
2/28
※カナダ株:S&Pトロント総合指数、
カナダ⾼配当株:S&P/TSXコンポジット⾼配当指数
株価指数は2014/10/31=100として指数化
予想
95.5
今回
(2012/1〜2014/12)
(%)
今回
3.54万⼈ ▲0.50万⼈ ▲0.10万⼈
前回
1/31
1.30
<注⽬指標:GDP(前年同⽉⽐)>
4
3
2
<⽶国>
3⽉13⽇
3⽉17⽇
3⽉23⽇
3⽉24⽇
3⽉24⽇
1.15
主な経済指標
発表⽇
3⽉13⽇
3⽉13⽇
3⽉20⽇
3⽉20⽇
3⽉31⽇
105
90
カナダドルは対円で上昇。株価は緩やかに上昇へ。
<カナダ>
(2014/10/31〜2015/3/19) (加ドル)
1.05
加ドル/円(左軸)
(加ドル⾼)
⽶ドル/加ドル(右軸)
1.10
110
実績
91.2
108.1万件 104.0万件 89.7万件
482万件 494万件
▲0.1% ▲0.1%
55.1
54.7
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1
0
12年
13年
14年
15年
出所:Bloomberg
大和住銀投信投資顧問株式会社
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第353号
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