2015年4⽉10⽇ カナダ at a glance “⼀⽬で”わかるカナダの マーケット情報をお届けします。 あっと・あ・ぐらんす <カナダドルの推移> 最近の動き カナダ株は6連騰で年初来⾼値を更新。 (円) カナダ株は今⽉に⼊って6営業⽇連続で上昇し、年初来 ⾼値をつけました。先週からの地合いの良さが継続して いるのに加えて、原油価格が強含んで推移していること が後押しとなりました。原油価格はサウジアラビアがア ジア向け価格を引き上げたことや、⽶国の原油⽣産減少 への期待感から上昇し、⼀時、年初来⾼値をつけました。 3⽇に発表された⽶国の雇⽤統計が予想を⼤きく下回っ たことから⽶ドル安カナダドル⾼となりましたが、悪化 は⼀時的なものと判断されたため、カナダドルは⽶雇⽤ 統計発表前⽇の⽔準に戻っています。円が⽶ドル対⽐で 下落しているため、カナダドルは対円で上昇しています。 今後の⾒通し 株価は上昇継続。カナダドルは原油底⼊れで上昇。 世界的な⾦融緩和の流れから、リスクオンの投資姿勢が 続くと予想しています。今後のカナダ経済は、好調な⽶ 国景気の恩恵とこれまでのカナダドル安による輸出増加 などから堅調に推移すると予想されるため、カナダ株式 は上昇トレンドが継続すると⾒ています。 ⽯油業界では、8⽇に英蘭ロイヤル・ダッチ・シェルが 英BGグループを700億ドル(約8兆4,000億円)で買収 するという⼤規模M&Aのニュースが出てきました。過 去の原油下落局⾯では、⼤規模M&Aのニュースが出た 時が原油価格の底値となっています。原油価格の底⼊れ は近そうです。 110 105 4⽉10⽇ 4⽉10⽇ 4⽉10⽇ 4⽉15⽇ 4⽉17⽇ 3⽉ 3⽉ 3⽉ 3⽉ 住宅着⼯件数 失業率 雇⽤者数増減 政策⾦利 CPI(前年⽐) 前回 予想 今回 15.63万件 17.50万件 6.8% ▲0.10万⼈ 0.75% 1.0% 実績 4⽉3⽇ 4⽉3⽇ 4⽉14⽇ 4⽉15⽇ 4⽉17⽇ 経済指標 3⽉ 3⽉ 3⽉ 4⽉ 3⽉ ⾮農業部⾨雇⽤者数増減 失業率 前回 0.00万⼈ 1.20 1.25 95 (加ドル安) 90 10/31 11/30 12/31 1/31 2/28 1.30 1.35 3/31 4/30 <カナダ株と原油価格の推移> <政策⾦利とインフレ指標の推移> (2014/10/31〜2015/4/9) 90 (⽶ドル) 110 カナダ株(左軸) カナダ⾼配当株(左軸) WTI原油先物(右軸) 105 80 70 100 60 95 50 90 40 10/31 11/30 12/31 1/31 2/28 3/31 ※カナダ株:S&Pトロント総合指数、 カナダ⾼配当株:S&P/TSXコンポジット⾼配当指数 株価指数は2014/10/31=100として指数化 予想 カナダCPI(前年⽐) カナダコアCPI(前年⽐) 2 今回 5.5% 1.0% 7.00 0.1% (2010/1〜2015/2) 5 (%) 3 0.75% 1.0% 実績 1 5.5% 0 26.4万⼈ 24.5万⼈ 12.6万⼈ 5.5% ▲0.6% NY連銀製造業景気指数 6.90 CPI(前年⽐) 0.0% ⼩売売上⾼(前⽉⽐、速報) 1.10 1.15 4 6.9% <⽶国> 発表⽇ 1.05 <注⽬指標:消費者物価指数> <カナダ> 経済指標 (加ドル⾼) 100 主な経済指標 発表⽇ (2014/10/31〜2015/4/9) (加ドル) 加ドル/円(左軸) ⽶ドル/加ドル(右軸) ■当資料は情報提供を⽬的として⼤和住銀投信投資顧問が作成したもので あり、特定の投資信託・⽣命保険・株式・債券等の売買を推奨・勧誘する ものではありません。■当資料は各種の信頼できると考えられる情報源か ら作成しておりますが、その正確性・完全性を保証するものではありませ ん。■当資料に記載されている今後の⾒通し・コメントは、作成⽇現在の ものであり、事前の予告なしに将来変更される場合があります。■当資料 内の運⽤実績等に関するグラフ、数値等は過去のものであり、将来の運⽤ 成果等を約束するものではありません。■当資料内のいかなる内容も、将 来の市場環境の変動等を保証するものではありません。 10年 11年 12年 13年 ※グラデーションは中央銀⾏の政策⽬標 14年 15年 出所:Bloomberg 大和住銀投信投資顧問株式会社 金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第353号 加入協会 一般社団法人投資信託協会 一般社団法人日本投資顧問業協会
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