「カナダ あっと・あ・ぐらんす(3/27)」を掲載しました。;pdf

2015年3⽉27⽇
カナダ
at a glance “⼀⽬で”わかるカナダの
マーケット情報をお届けします。
あっと・あ・ぐらんす
最近の動き
空爆で原油上昇。⽶株調整でカナダ株も軟調。
原油価格は約2週間ぶりに1バレル50⽶ドル台を回復し
ました。週初は⽶国の原油⽣産増加ペースが減速したこ
とと、⽶ドル安になったことが好感されました。26⽇
にはサウジアラビアなどの中東諸国がイエメンの反政府
勢⼒に空爆を開始したとのニュースを受けて急騰しまし
た。
カナダ株は週初には原油価格の上昇などからエネルギー
株中⼼に上昇しました。しかし、⽶国が半導体株や航空
株などの下落により4⽇連続安となった影響を受けて、
カナダ株も軟調に推移しました。
今後の⾒通し
カナダドルは対円で上昇。株価は緩やかに上昇へ。
⽶国株は史上最⾼値⽔準にあったことから、これまで上
昇率が⾼かった業種を中⼼に調整が⼊りました。ただ、
⽶国経済は堅調に推移していることから調整期間はそれ
ほど⻑くはならないと⾒ています。
地政学リスク上昇による原油価格上昇は、実需が伴って
いないため良い価格上昇とは⾔えませんが、⽶国の原油
⽣産量の増加ペースが減速し始めていることは明るい兆
しと⾔えます。カナダドルにとってはプラス要因です。
世界的な⾦融緩和の流れから、リスクオンの投資姿勢は
続くと⾒ています。今後のカナダ経済は、好調な⽶国景
気の恩恵とこれまでのカナダドル安による輸出増加など
から堅調に推移すると予想されるため、カナダ株式は緩
やかに上昇すると予想しています。
主な経済指標
<カナダ>
発表⽇
3⽉20⽇
3⽉20⽇
3⽉31⽇
3⽉31⽇
4⽉1⽇
経済指標
2⽉
1⽉
1⽉
1⽉
3⽉
CPI(前年⽐)
⼩売売上⾼(前⽉⽐)
GDP(前⽉⽐)
GDP(前年同⽉⽐)
RBCカナダ製造業PMI
3⽉24⽇
3⽉31⽇
4⽉1⽇
4⽉3⽇
4⽉3⽇
経済指標
今回
前回
予想
実績
1.0%
1.0%
1.0%
▲1.8% ▲0.8% ▲1.7%
0.3%
―
2.8%
―
48.7
―
3⽉
3⽉
3⽉
3⽉
3⽉
マークイット⽶国製造業PMI
消費者信頼感指数
ISM製造業景況指数
⾮農業部⾨雇⽤者数増減
失業率
前回
(円)
(2014/10/31〜2015/3/26) (加ドル)
1.05
加ドル/円(左軸)
(加ドル⾼)
⽶ドル/加ドル(右軸)
1.10
110
105
1.15
100
1.20
1.25
95
(加ドル安)
90
10/31 11/30 12/31
1/31
2/28
1.30
1.35
3/31
<カナダ株と原油価格の推移>
<政策⾦利とインフレ指標の推移>
(2014/10/31〜2015/3/26)
105
90
(⽶ドル)
80
100
70
95
60
90
85
10/31
50
カナダ株(左軸)
カナダ⾼配当株(左軸)
WTI原油先物(右軸)
11/30
12/31
40
1/31
2/28
3/31
※カナダ株:S&Pトロント総合指数、
カナダ⾼配当株:S&P/TSXコンポジット⾼配当指数
株価指数は2014/10/31=100として指数化
<注⽬指標:RBCカナダ製造業PMI>
<⽶国>
発表⽇
<カナダドルの推移>
今回
55.1
96.4
52.9
予想
54.6
96.6
52.5
5.5%
5.5%
実績
55.3
29.5万⼈ 25.0万⼈
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60
(2012/3〜2015/2)
RBCカナダ製造業PMI
55
50
45
40
12年3⽉
13年3⽉
14年3⽉
15年3⽉
出所:Bloomberg
大和住銀投信投資顧問株式会社
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第353号
加入協会 一般社団法人投資信託協会 一般社団法人日本投資顧問業協会