宅森昭吉のファンダメンタルズ

宅森昭吉のファンダメンタルズ
3⽉14⽇〜3⽉18⽇に発表される主要経済指標予測:暫定版
1⽉分機械受注(除く船舶電⼒の⺠需ベース、以下除船電⺠需)の前⽉⽐は+6.5%程度と2カ⽉連
続増加になると予測する。11⽉分が前⽉⽐▲14.4%と⼤きく落ち込んだ反動が12⽉分の前⽉⽐+4.
2%に引き続き出るとみる。1⽉分の機械受注(除船電⺠需)の前年同⽉⽐は+0.2%程度と12⽉分の
▲3.6%の減少から2カ⽉ぶりの増加になるとみた。なお、機械受注は、振れやすい統計であることに留意が必
要だ。1〜3⽉期の機械受注(除船電⺠需)⾒通しは前期⽐+8.6%だが、予測通りなら残り2カ⽉の前
⽉⽐が+4.6%程度ずつなら⾒通しと同程度の伸び率になることになる。関連データの⼯作機械受注・内需・前
年同⽉⽐は、12⽉分の▲11.6%の減少から1⽉分では+2.8%の増加へと、14.4ポイント改善し
ていることなどを考慮した。
1⽉分第3次産業活動指数の前⽉⽐は+0.1%程度になると暫定的に予測する。プラスになれば3カ⽉ぶ
りの増加になる。関連指標からみて卸売業は前⽉⽐プラス寄与に、⼩売業は前⽉⽐マイナス寄与になるとみた。
(次⾴へ)
◎⽶国
発表⽇
時間
指標
15(⽕)
22:15
⼩売売上⾼
⼩売売上⾼(ex.auto)
⽣産者価格指数
⽣産者価格指数(⾷料エネルギー除く)
企業在庫
消費者物価指数
消費者物価指数コア
住宅着⼯件数
鉱⼯業⽣産指数
設備稼働率
時間
指標
21:30
21:30
21:30
21:30
23:00
16(⽔)
21:30
21:30
21:30
22:15
予想
(⽉)
(⽇本)
(単位)
過去分
1⽉
12⽉
11⽉
(2⽉分)
(前⽉⽐%)
(+0.2)
+0.2
+0.2
+0.3
(2⽉分)
(前⽉⽐%)
(+0.2)
+0.1
+0.1
+0.3
(2⽉分)
(前⽉⽐%)
(+0.1)
+0.1
▲0.2
+0.4
(2⽉分)
(前⽉⽐%)
(+0.2)
+0.4
+0.2
+0.3
(1⽉分)
(前⽉⽐%)
(0.0)
-
+0.1
▲0.1
(2⽉分)
(前⽉⽐%)
(+0.1)
0.0
▲0.1
+0.1
(2⽉分)
(前⽉⽐%)
(+0.2)
+ 0.3
+0.2
+0.2
(2⽉分)
(万⼾)
(110.5)
109.9
114.3
117.6
(2⽉分)
(前⽉⽐%)
(+0.3)
+0.9
▲0.7
▲0.8
(2⽉分)
(%)
(77.2)
77.1
76.4
77.0
12⽉
11⽉
10⽉
◎⽇本
発表⽇
予想
(⽉)
機械受注 (船舶電⼒除く⺠需)
8:50
機械受注 (船舶電⼒除く⺠需)
15(⽕)
13:30
第3次産業活動指数
17(⽊)
8:50
貿易統計 通関収⽀差(出超額)
( )内は暫定予測値。後⽇変更する可能性があります。
14(⽉)
8:50
(単位)
過去分
(1⽉分)
(前⽉⽐%)
(+6.5)
+4.2
▲14.4
+10.7
(1⽉分)
(前年同⽉⽐%)
(+0.2)
▲3.6
+1.2
+10.3
(1⽉分)
(億円)
(+0.1)
▲0.6
▲0.9
+0.7
(2⽉分)
(億円)
(▲3,260)
1⽉:▲3487.70億円、前年2⽉:▲4284.67億円
<その他指標>
3/15(⽕)
鉱⼯業⽣産指数1⽉分速報値
本レポートは、投資判断の参考となる情報提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。投資判断に
関しましては、お客様ご自身の判断でなさるようお願い致します。
このレポートに記載された内容は今後予告なく変更されることがあります。また、SMBCフレンド証券は、このレポートに記載
された内容に関し、正確性・完全性を保証するものではありませんのでご了承ください。
2⽉分の貿易統計で、輸出額から輸⼊額を差し引いた通関収⽀差は▲3,260億円程度と2カ⽉連続の
⾚字になると暫定的に予測する。予測通りなら、前年同⽉の▲4,285億円の⾚字から前年同⽉⽐で▲23.
8%程度⾚字額が縮⼩することになる。なお、2⽉上旬分の通関収⽀差は▲7,270億円の⾚字だった。前
年同旬は▲5,648億円の⾚字で前年⽐+28.7%⾚字幅が拡⼤した。
2⽉分の輸出額は前年同⽉⽐▲9.0%程度と5カ⽉連続の減少になると予測する。2⽉上旬は前年同旬
⽐▲8.6%の減少だった。輸出の増加に寄与した品⽬は⾃動⾞、輸出の減少に寄与した品⽬は、鉄鋼、半導
体等電⼦部品、⾮鉄⾦属だったということだ。⼀⽅、2⽉分の輸⼊額は前年同⽉⽐▲10.0%程度の減少を
予測する。14カ⽉連続の減少になるとみた。2⽉上旬は前年同旬⽐▲0.0%だった。2⽉上旬分で輸⼊の
増加に寄与した品⽬は 医薬品、⾐類同付属品、減少に寄与した品⽬はLNG、原粗油、鉄鉱⽯だったというこ
とだ。
2⽉上旬分の原粗油の単価、数量、輸⼊⾦額の前年同⽉⽐をみると、単価は23,387円/klで前年
⽐▲40.3%程度の低下になった。数量は前年⽐+35.3%程度の増加、⾦額は前年⽐▲19.3%
程度の減少だ。
なお、2⽉上中旬分の貿易統計が3⽉8⽇に発表されるので、それを使って更新予測値を出す予定です。
(3⽉2⽇現在)
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