2015年4⽉17⽇ カナダ あっと・あ・ぐらんす at a glance “⼀⽬で”わかるカナダの マーケット情報をお届けします。 <カナダドルの推移> 最近の動き 原油上昇と景気回復期待からカナダドルは急上昇。 原油価格は、先週にはイランの経済制裁解除による需給 悪化懸念から下げる局⾯もありましたが、⽶エネルギー 情報局の統計で⽶国の原油⽣産量に減少の兆しが⾒え始 めていることなどから、6営業⽇連続で上昇し年初来⾼ 値を更新しています。15⽇にはカナダ中央銀⾏から、 原油安の悪影響は年前半で収束し年央からは景気が回復 する⾒通しが⽰されたことから、カナダドルは⼤きく上 昇しました。 カナダ株は原油価格の上昇を受けて強含んで推移してい ますが、先週の上昇幅が⼤きかったことから⼩幅な上昇 にとどまっています。 (円) 110 105 世界的な⾦融緩和の流れから、リスクオンの投資姿勢が 続くと予想しています。今後のカナダ経済は、カナダ中 央銀⾏も予想しているように、好調な⽶国景気の恩恵と これまでのカナダドル安による輸出増加などから堅調に 推移すると⾒ています。企業業績の改善からカナダ株式 は上昇トレンドが継続すると考えています。 ⽶国の原油⽣産減少と業界再編などによる需給改善期待 から、原油価格は底⼊れしたものと⾒られます。ただ、 価格が上がりすぎると再び⽶国の原油⽣産が増加する懸 念があるため、上昇ペースは緩やかになると⾒ています。 いずれにしても、原油価格の安定はカナダドルにとって プラス要因です。 100 4⽉10⽇ 4⽉10⽇ 4⽉10⽇ 4⽉17⽇ 4⽉17⽇ 3⽉ 3⽉ 3⽉ 3⽉ 2⽉ 住宅着⼯件数 失業率 雇⽤者数増減 CPI(前年⽐) ⼩売売上⾼(前⽉⽐) 前回 予想 今回 1.25 95 (加ドル安) 90 10/31 ▲0.10万⼈ 1.0% ▲1.7% 4⽉15⽇ 4⽉15⽇ 4⽉17⽇ 4⽉22⽇ 4⽉23⽇ 経済指標 4⽉ 3⽉ 4⽉ 3⽉ 4⽉ 前回 2/28 1.35 4/30 (2014/10/31〜2015/4/16) 90 (⽶ドル) 110 カナダ株(左軸) カナダ⾼配当株(左軸) WTI原油先物(右軸) 105 80 70 100 60 95 50 90 40 10/31 12/31 2/28 ※カナダ株:S&Pトロント総合指数、 カナダ⾼配当株:S&P/TSXコンポジット⾼配当指数 株価指数は2014/10/31=100として指数化 6.9% (2012/1〜2015/1) (%) (億カナダドル) 実績 6.8% 420 0.00万⼈ 2.87万⼈ 1.0% 0.5% <⽶国> 発表⽇ 12/31 1.30 <カナダ株と原油価格の推移> <政策⾦利とインフレ指標の推移> 440 15.12万件 17.50万件 18.97万件 6.8% 1.10 <注⽬指標:⼩売売上⾼> <カナダ> 経済指標 1.05 1.20 主な経済指標 発表⽇ (加ドル⾼) 1.15 今後の⾒通し 株価は上昇継続。カナダドルは原油底⼊れで上昇。 (2014/10/31〜2015/4/16) (加ドル) 加ドル/円(左軸) ⽶ドル/加ドル(右軸) 今回 予想 実績 NY連銀製造業景気指数 6.90 7.17 ▲1.19 鉱⼯業⽣産(前⽉⽐) 0.1% ▲0.3% ▲0.6% ミシガン⼤学消費者信頼感 93.0 94.0 中古住宅販売件数 488万件 501万件 マークイット⽶国製造業PMI 55.7 56.0 ■当資料は情報提供を⽬的として⼤和住銀投信投資顧問が作成したもので あり、特定の投資信託・⽣命保険・株式・債券等の売買を推奨・勧誘する ものではありません。■当資料は各種の信頼できると考えられる情報源か ら作成しておりますが、その正確性・完全性を保証するものではありませ ん。■当資料に記載されている今後の⾒通し・コメントは、作成⽇現在の ものであり、事前の予告なしに将来変更される場合があります。■当資料 内の運⽤実績等に関するグラフ、数値等は過去のものであり、将来の運⽤ 成果等を約束するものではありません。■当資料内のいかなる内容も、将 来の市場環境の変動等を保証するものではありません。 10 カナダ⼩売売上⾼(左軸) 前年同⽉⽐(右軸) 8 前⽉⽐(右軸) 6 400 4 2 380 0 360 -2 340 -4 12年 13年 14年 15年 出所:Bloomberg 大和住銀投信投資顧問株式会社 金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第353号 加入協会 一般社団法人投資信託協会 一般社団法人日本投資顧問業協会
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