2015年3⽉13⽇カナダ at a glance “⼀⽬で”わかるカナダのマーケット情報をお届けします。あっと・あ・ぐらんす最近の動き＜カナダドルの推移＞⽶ドル独歩⾼で原油は下落。北⽶株は軟調。 6⽇に発表された⽶国の雇⽤統計が予想を上回る良い内容であったことから、FRBによる利上げ時期が前倒しされるのではとの⾒⽅が強まり、⽶ドルの独歩⾼となりました。円は対⽶ドルで⼀時122円台をつけました。⽶ドル⾼や中国の成⻑率⽬標が7％に引き下げられたことから資源価格が下落しています。カナダドルなど資源国通貨の下落率が⼤きくなりました。⾦融緩和を拡⼤している⽇本や欧州では株価が上昇していますが、⽶国とカナダの株式市場は⽶国の利上げを懸念して軟調に推移しました。（円） 110 105 1.15 100 1.20 1.25 95 （加ドル安） 90 今後の⾒通し 10/31 3⽉9⽇ 3⽉13⽇ 3⽉13⽇ 3⽉20⽇ 3⽉20⽇ 2⽉ 2⽉ 2⽉ 2⽉ 1⽉住宅着⼯件数失業率雇⽤者数増減 CPI（前年⽐）⼩売売上⾼（前⽉⽐）前回予想今回実績 18.70万件 17.90万件 15.63万件 6.6% 6.7% 3.54万⼈ ▲0.50万⼈ 3⽉6⽇ 3⽉6⽇ 3⽉12⽇ 3⽉13⽇ 3⽉17⽇経済指標 2⽉ 2⽉ 2⽉ 3⽉ 2⽉⾮農業部⾨雇⽤者数増減失業率⼩売売上⾼（前⽉⽐、速報）ミシガン⼤学消費者信頼感住宅着⼯件数前回 90 （⽶ドル） 80 100 70 95 60 90 50 カナダ株（左軸）カナダ⾼配当株（左軸） 85 10/31 WTI原油先物（右軸） 11/30 12/31 40 1/31 2/28 ※カナダ株：S&Pトロント総合指数、カナダ⾼配当株：S&P/TSXコンポジット⾼配当指数株価指数は2014/10/31＝100として指数化予想今回 5.6% 0.3% 95.5 5 (%) （2010/1〜2015/1） 4 カナダCPI（前年⽐）カナダコアCPI（前年⽐） 2 実績 23.9万⼈ 23.5万⼈ 29.5万⼈ 5.7% ▲0.8% 95.4 1.35 2/28 3 1.0% 0.9% ▲2.0% ▲0.5% ＜⽶国＞発表⽇ 1/31 ＜注⽬指標：CPI（前年⽐）＞＜カナダ＞経済指標 12/31 （2014/10/31〜2015/3/12） 105 主な経済指標発表⽇ 11/30 1.30 ＜カナダ株と原油価格の推移＞＜政策⾦利とインフレ指標の推移＞カナダドルは対円で上昇⾒込み。株価は再び上昇へ。⽶国の利上げ時期が徐々に近づいて来ており、今後も円安⽶ドル⾼のトレンドが続きそうです。カナダドルは追加利下げ観測は遠のいたものの、原油価格のボラティリティが⾼く、しばらく不安定な動きとなりそうです。⽶国の原油在庫が過去最⾼⽔準にあることも、原油価格が軟調に推移している要因のひとつです。北⽶の⽯油掘削装置稼働数は今年に⼊って急減していますが、⽣産量の減少につながっておらず、在庫が増加しています。ただ、しばらくすれば⽣産量は減少に転じると⾒込まれており、その後の原油価格は緩やかに上昇すると予想しています。世界的な⾦融緩和の流れから、リスクオンの投資姿勢はしばらく続きそうです。⽶国の利上げは市場のボラティリティを⾼めそうですが、⽶国景気の恩恵を受けるカナダ経済が堅調に推移すること、原油価格も緩やかながら上昇に転じそうなことから、カナダ株式も再び上昇すると予想しています。（2014/10/31〜2015/3/12）（加ドル） 1.05 加ドル/円（左軸）（加ドル⾼）⽶ドル/加ドル（右軸） 1.10 5.5% -0.6% 106.5万件 104.0万件 ■当資料は情報提供を⽬的として⼤和住銀投信投資顧問が作成したものであり、特定の投資信託・⽣命保険・株式・債券等の売買を推奨・勧誘するものではありません。■当資料は各種の信頼できると考えられる情報源から作成しておりますが、その正確性・完全性を保証するものではありません。■当資料に記載されている今後の⾒通し・コメントは、作成⽇現在のものであり、事前の予告なしに将来変更される場合があります。■当資料内の運⽤実績等に関するグラフ、数値等は過去のものであり、将来の運⽤成果等を約束するものではありません。■当資料内のいかなる内容も、将来の市場環境の変動等を保証するものではありません。 1 0 10年 11年 12年 13年 ※グラデーションは中央銀⾏の政策⽬標 14年 15年出所：Bloomberg 大和住銀投信投資顧問株式会社金融商品取引業者関東財務局長（金商）第353号加入協会一般社団法人投資信託協会一般社団法人日本投資顧問業協会