「カナダ あっと・あ・ぐらんす(2/27)」を掲載しました。

2015年2⽉27⽇
カナダ
あっと・あ・ぐらんす
at a glance “⼀⽬で”わかるカナダの
マーケット情報をお届けします。
最近の動き
原油下落もカナダドルは横ばい。カナダ株は⼩確り。
原油価格は⽶国の原油在庫が過去最⾼の⽔準を更新し続け
ていることを懸念して下落し、再び1バレル=50⽶ドルを
割ってしまいました。ただ、原油価格が下落したにもかか
わらず、カナダドルは対⽶ドルでほぼ横ばいで推移してい
ます。円安⽶ドル⾼が⼩幅に進んだことから、カナダドル
は対円で⼩幅に上昇しました。
カナダ株は⼩確りとしています。世界的な⾦融緩和からリ
スクオンの投資姿勢が継続しており、⽇⽶欧の株式市場が
強含んでいる影響を受けました。個別銘柄では医薬品メー
カーのバリアントが同業のサリックス買収を発表し⼤きく
上昇、指数上昇に寄与しました。この銘柄は配当をしてい
ないため、⾼配当株指数には採⽤されておらず、両株価指
数の乖離が広がりました。
今後の⾒通し
株価上昇継続。カナダドルは対円で上昇⾒込み。
引き続き世界的にリスクオンの投資姿勢が継続しているこ
とから、株式市場は来週以降も強含んで推移しそうです。
カナダでは4⽇に政策⾦利が発表されます。1⽉には予想外
に利下げが発表されましたが、エコノミストの予想は利下
げと据え置きが半々となっています。 24⽇にはポロズ・カ
ナダ中央銀⾏総裁が「1⽉の利下げのおかげで原油安によ
るカナダへの影響を⾒極める時間を稼ぐことが出来た」と
コメントしており、今回、利下げの可能性は低そうです。
そのため、カナダドルは対⽶ドルでは横ばい、対円では上
昇が⾒込まれます。
<カナダドルの推移>
(円)
110
105
2⽉20⽇ 12⽉ ⼩売売上⾼(前⽉⽐)
2⽉26⽇ 1⽉ CPI(前年⽐)
3⽉2⽇
2⽉ RBCカナダ製造業PMI
3⽉3⽇
4Q GDP(前期⽐年率)
3⽉4⽇
政策⾦利
前回
発表⽇
2⽉24⽇
2⽉27⽇
3⽉2⽇
3⽉6⽇
3⽉6⽇
2⽉
4Q
2⽉
2⽉
2⽉
今回
経済指標
前回
消費者信頼感指数
103.8
2.6%
53.5
予想
99.5
2.0%
53.2
5.7%
5.6%
GDP(前期⽐年率、改定値)
ISM製造業景況指数
⾮農業部⾨雇⽤者数増減
失業率
1.10
1.15
1.20
95
1.25
(加ドル安)
90
10/31
11/30
12/31
1/31
1.30
2/28
<カナダ株と原油価格の推移>
<政策⾦利とインフレ指標の推移>
(2014/10/31〜2015/2/26)
105
90
(⽶ドル)
80
100
70
95
60
90
50
カナダ株(左軸)
カナダ⾼配当株(左軸)
85
10/31
WTI原油先物(右軸)
11/30
12/31
40
1/31
2/28
※カナダ株:S&Pトロント総合指数、
カナダ⾼配当株:S&P/TSXコンポジット⾼配当指数
株価指数は2014/10/31=100として指数化
(%)
今回
予想
実績
0.4% ▲0.4% ▲2.0%
1.5%
0.8%
1.0%
51.0
―
2.8%
―
0.75% 0.63%
<⽶国>
1.05
<注⽬指標:GDP(前期⽐年率)>
<カナダ>
経済指標
(加ドル⾼)
100
主な経済指標
発表⽇
(2014/10/31〜2015/2/26) (加ドル)
加ドル/円(左軸)
⽶ドル/加ドル(右軸)
(2010/1Q〜2014/3Q)
8
6
4
2
実績
96.4
25.7万⼈ 24.0万⼈
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0
-2
10年
11年
12年
13年
14年
出所:Bloomberg
大和住銀投信投資顧問株式会社
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第353号
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