「カナダ あっと・あ・ぐらんす(4/3)」を掲載しました。

2015年4⽉3⽇
カナダ
あっと・あ・ぐらんす
at a glance “⼀⽬で”わかるカナダの
マーケット情報をお届けします。
最近の動き
<カナダドルの推移>
カナダ株は反転上昇。カナダドルも強含み。
カナダ株は、先週に⽶国株調整の影響を受けて下落しま
したが、今週は反転上昇しています。30⽇には⽶医療
保険最⼤⼿のユナイテッドヘルスによるカナダの薬剤給
付管理会社カタマランの買収や、加テック・リソーシズ
と英アントファガスタとの合併協議のニュースなどを受
けてカナダ株は上昇しました。
原油価格は先週のイエメン空爆による上昇分は剥げ落ち
ましたが、⽶エネルギー情報局の週間統計で⽶国の原油
⽣産が約30年ぶりの⾼⽔準から減少したことを好感し、
1バレル50⽶ドル前後で推移しています。また、⽶国の
経済指標がやや弱く⽶ドル安となっていることから、カ
ナダドルは対⽶ドル、対円で強含んで推移しています。
今後の⾒通し
カナダドルは対円で上昇。株価は緩やかに上昇へ。
⽶国の⽯油掘削装置の稼働数減少の効果が、やっと⽣産
量の減少に表れてきました。今後、原油の需給悪化要因
のひとつである⽶国⽣産は徐々に減少していくものと予
想され、原油価格の下値不安は⼩さくなりそうです。カ
ナダドルにとってはプラス要因です。
カナダ企業を対象としたM&A話が増えているのは、こ
れまでのカナダドル安で外国企業にとっての買収⾦額が
魅⼒的な⽔準にまで低くなって来たためです。カナダ企
業は⽶国経済の恩恵を受けて業績好調な企業も多く、こ
れまでのカナダドル安で海外からのカナダ株投資も増加
しそうです。
主な経済指標
3⽉31⽇
4⽉1⽇
4⽉10⽇
4⽉10⽇
4⽉10⽇
経済指標
1⽉
3⽉
3⽉
3⽉
3⽉
GDP(前年同⽉⽐)
RBCカナダ製造業PMI
住宅着⼯件数
失業率
雇⽤者数増減
前回
2.8%
48.7
今回
予想
2.4%
―
実績
2.4%
48.9
15.63万件 17.50万件
6.8%
▲0.10万⼈
3⽉31⽇
4⽉1⽇
4⽉3⽇
4⽉3⽇
4⽉6⽇
経済指標
3⽉
3⽉
3⽉
3⽉
3⽉
消費者信頼感指数
ISM製造業景況指数
⾮農業部⾨雇⽤者数増減
失業率
ISM⾮製造業景況指数
前回
1.15
100
1.20
1.25
95
1.30
(加ドル安)
90
10/31 11/30 12/31 1/31 2/28
1.35
3/31
<カナダ株と原油価格の推移>
<政策⾦利とインフレ指標の推移>
(2014/10/31〜2015/4/2)
105
90
(⽶ドル)
80
100
70
95
60
90
カナダ株(左軸)
カナダ⾼配当株(左軸)
WTI原油先物(右軸)
85
10/31 11/30 12/31
1/31
50
40
2/28
3/31
※カナダ株:S&Pトロント総合指数、
カナダ⾼配当株:S&P/TSXコンポジット⾼配当指数
株価指数は2014/10/31=100として指数化
(2012/1〜2015/2) (%)
(千⼈)
200
8.0
雇⽤者数増減(前⽉⽐、左軸)
失業率(右軸)
7.5
100
6.8%
0.00万⼈
7.0
<⽶国>
発表⽇
105
(2014/10/31〜2015/4/2) (加ドル)
1.05
加ドル/円(左軸)
(加ドル⾼)
⽶ドル/加ドル(右軸)
1.10
<注⽬指標:雇⽤者数増減と失業率>
<カナダ>
発表⽇
(円)
110
今回
98.8
52.9
予想
96.4
52.5
5.5%
56.9
5.5%
56.6
29.5万⼈ 24.5万⼈
実績
101.3
51.5
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0
6.5
-100
6.0
12年
13年
14年
15年
出所:Bloomberg
大和住銀投信投資顧問株式会社
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第353号
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