「カナダ あっと・あ・ぐらんす(3/6)」を掲載しました。

2015年3⽉6⽇
カナダ
あっと・あ・ぐらんす
at a glance “⼀⽬で”わかるカナダの
マーケット情報をお届けします。
最近の動き
<カナダドルの推移>
カナダドルは上昇。株価上昇⼀服。
カナダの政策⾦利は予想通り据え置かれました。⼀部、利下
げを⾒込んでいた⼈がいたのか、発表後にカナダドルは対⽶
ドルで上昇しました。⾜元では円安⽶ドル⾼が進み、カナダ
ドルは対円では上昇トレンドを継続しています。
⼀⽅、1⽉の利下げ以降堅調に推移していたカナダ株式は、
利下げがなかったことから下落しています。そのような中、
好決算を発表したカジノを運営するグレート・カナディア
ン・ゲーミング(過去5⽇間で+11.4%)や、カナダ⻄部で
事業を展開するTORCオイル・アンド・ガス(過去5⽇間で
+11.0%)が⼤きく上昇しています。また、5⽇に利益が前
年の3倍となり増配すると発表した⽯油天然ガス産出会社の
カナディアン・ナチュラルリソーシズが前⽇⽐+5.1%と⼤
きく上昇しています。
今後の⾒通し
(円)
110
(加ドル)
(2014/10/31〜2015/3/5)
1.05
加ドル/円(左軸)
(加ドル⾼)
⽶ドル/加ドル(右軸)
1.10
105
1.15
100
1.20
95
1.25
(加ドル安)
90
10/31
11/30
12/31
1/31
<カナダ株と原油価格の推移>
<政策⾦利とインフレ指標の推移>
(2014/10/31〜2015/3/5)
105
90
(⽶ドル)
カナダドルは対円で上昇⾒込み。株価は再び上昇へ。
100
カナダ中央銀⾏による追加利下げがしばらくなさそうなこと
や、原油価格が⼤きく上昇しないまでも下落し続ける局⾯で
はなくなったことから、カナダドルは対⽶ドルでしっかりと
95
推移しそうです。本⽇発表の⽶国の雇⽤統計次第ではさらに
円安⽶ドル⾼が進みそうなため、対円での上昇トレンドは継
続しそうです。
90
カナダ株(左軸)
資源価格に⼤きく影響を受ける企業が多いカナダ株式ですが、
カナダ⾼配当株(左軸)
上記のカナディアン・ナチュラルリソーシズのように原油価
85
WTI原油先物(右軸)
格下落にもかかわらず安定した業績を出している企業もあり
10/31
11/30
12/31
1/31
2/28
ます。世界的な⾦融緩和の流れから、リスクオンの投資姿勢
※カナダ株:S&Pトロント総合指数、
はしばらく続きそうで、カナダ株式も再び上昇すると予想し
カナダ⾼配当株:S&P/TSXコンポジット⾼配当指数
ています。
株価指数は2014/10/31=100として指数化
主な経済指標
<カナダ>
発表⽇
3⽉3⽇
3⽉4⽇
3⽉9⽇
3⽉13⽇
3⽉13⽇
経済指標
4Q
2⽉
2⽉
2⽉
GDP(前期⽐年率)
政策⾦利
住宅着⼯件数
失業率
雇⽤者数増減
3⽉2⽇
3⽉6⽇
3⽉6⽇
3⽉12⽇
3⽉13⽇
経済指標
(千⼈)
今回
前回
予想
3.2%
2.0%
0.75% 0.75%
18.73万件
―
6.6%
―
3.54万⼈
―
2⽉
2⽉
2⽉
2⽉
3⽉
ISM製造業景況指数
⾮農業部⾨雇⽤者数増減
失業率
⼩売売上⾼(前⽉⽐、速報)
ミシガン⼤学消費者信頼感
前回
80
70
60
50
40
<注⽬指標:雇⽤者数増減と失業率>
実績
2.4%
0.75%
今回
53.5
予想
53.0
5.7%
▲0.8%
95.4
5.6%
0.4%
96.0
25.7万⼈ 23.5万⼈
200
(2012/1〜2015/1)(%)
8.0
雇⽤者数増減(前⽉⽐、左軸)
失業率(右軸)
7.5
100
7.0
<⽶国>
発表⽇
1.30
2/28
0
6.5
実績
52.9
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-100
6.0
12年
13年
14年
15年
出所:Bloomberg
大和住銀投信投資顧問株式会社
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第353号
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