物理学概論 2014.5.28 単振動 1.バネに固定されたおもりの運動 床面に水平に置かれたバネに固定されたおもりの水平方向(x方向)の運動を考える。 おもりの質量をm,おもりの平衡の位置(バネが自然の長さをとったときの位置)をx=0 とする。床面との摩擦及びバネの質量は無視する。 <金属中の原子> 原子間力により結晶構造をなす ・バネに固定されたおもりが受ける力: Fx=-kx (kをバネ定数という) 平衡の位置からのずれに対し,ずれの大きさに比例し,逆向きの力(復元力)が生じる。 ・運動方程式: dv x dt dx vx dt m ・運動方程式の解 x kx (1) B cos( t ) C sin( t ) (2) k m (角速度という) B,Cは初期位置,初速度から決まる定数 *(2)から(1)が導かれることを確かめればよい。 → x A cos( t ) B2 C 2 B A cos 0 0 B2 C 2 (3) , sin C 0 B2 C 2 (2)または(3)で表される運動を単振動という。 Aは振幅,T=2π/ωは周期,f=1/T=ω/(2π)は振動数の意味をもつ。
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