基準点測量 その2

測量実習 講義資料3(三角測量3)
1 基線長を利用した辺長の計算
Y
• 2つの基準点 A, B の座標情報より,基線長を計算
• 正弦定理を利用し,残り二辺の長さを計算
Q(xq, yq)
V
• こちらで用意している実測値との差が 2cm 以内
U
であれば OK
r
v
B(xb, yb)
• 2cm 以上であれば確認し,必要なら再測量
u
• このチェックは,班の代表者一人の計算結果で
A(xa, ya)
良い
X
2 求点の座標の計算
• 基線 AB を軸とする UV 座標系における点 Q の
座標を計算
u = r cos α
v = r sin α
• 基線の座標情報より基線の傾きθを算出
θ = tan−1
yb − ya
xb − xa
• 電卓で計算される θ は,-90°∼90°の範囲なので,適宜-180°∼180°となるように変換する
こと
• ヘルマート変換により XY 座標を計算
(
) (
xq
cos θ
=
yq
sin θ
− sin θ
cos θ
)(
u
v
)
• 有効数字に気をつけて計算し,求まった座標のチェック
• こちらで用意している実測値との差が 3cm 以内であれば OK
• 3cm 以上の場合は,GPS にて確認
• 報告書は,計算過程を解りやすく記述すること
• 最終チェックは,班全員が受ける
1
(
+
xa
ya
)
表1
基準点
測点
x
y
0
20548.531
69019.182
1
20552.282
68973.330
3
20439.201
69009.546
5
20458.657
68983.613
6
20542.848
68966.383
7
20529.497
68895.503
9
20453.994
68893.594
11
20364.441
68915.256
12
20601.180
68995.691
13
20593.895
69046.306
15
20568.072
69052.938
16
20527.491
69054.874
18
20507.923
68885.507
19
20519.343
68862.601
22
20582.582
68837.349
23
20595.762
68802.915
31
20547.299
68889.501
32
20575.113
68920.859
35
20559.288
68980.526
30
20600.233
68989.639
2