ニセコイの如く ID:73784

ニセコイの如く
サンマ味のヨーグルト
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︻あらすじ︼
こんなニセコイは嫌だを想像しました
目 次 ニセコイの如く │││││││││││││││││││││
1
ニセコイの如く
ああ、わかった﹂
﹁おお、一馬。今日帰ったら話があるから、お座敷の方に来なさい﹂
﹁おやっさん⋮⋮
俺の名前は⋮⋮桐生一馬。凡矢理高校に通う高校一年生だ。
この風貌では老けて見えるだろうが、俺は立派な高校生だ。
元々俺は、高校なんぞに入るつもりもなかったが、俺を拾ってくれ
たおやっさんが俺を説得し、高校に入らせた。その頃は少し申し訳な
く思っていたが、今は全力で高校生活を送り、おやっさんに恩を返さ
ねえとな。
そして俺の家は、やくざだ。
世間一般では悪とされているが、俺はそうは思わない。人間に善悪
があるように、やくざにも善悪がある。おやっさんに憧れた俺は出来
る限り、おやっさんのように生きて行こうと思う。
恐らく、おやっさんが言っていたことは、俺に組を継がせようと考
えているのだろう。
俺もおやっさんが望んでいるのなら是非も無いが、何故今なのだろ
うか⋮⋮⋮
﹁考えていても仕方ねえ⋮⋮さっさとあいつ等に餌やらねえと﹂
実は俺は飼育委員に所属している。誰も立候補しなかったのもあ
るが⋮
﹂
﹂
今は生物を育てるものも、愉しいと感じている。案外性に合ってい
るのかもな。
お車の用意ができましたぁ
﹂
外では兄貴はやめろと言ってるだろうが
﹁アニキィ
﹁力也
﹁す、すいません
※※※※※※※
﹁ほら、食いねえ﹂
!
俺は今、育てている鶏に餌をやっている。最初は匂いが気になり、
!
!
1
?
!!
!
嫌になったが、今は気にならなくなり、こいつらにも愛着のようなモ
ノが出てきている
右から由美、遥、薫、リリと名付けている。
さて、今日も小屋を掃除するか⋮⋮⋮⋮⋮ッ
﹂
△ボタン ※制限時間付き
﹁ぬおお
のを出すヤツは
はドスが刺さっていた。誰だこんな人通りが多い場で、ドスなんても
けた。どうやら判断は正しかったようで、俺が先ほどまで居た場所に
俺は突然の殺気に驚き、咄嗟に身を翻し、飛び込んできた物から避
!?!
ごめんな∼﹂
!!
⋮⋮その声の主を
七三した金色の髪に
髑髏の眼帯を付けた
﹂
蛇柄の女物の制服を着た人物は⋮⋮
﹁真島の姉さん
真島吾朗
金色の七三した髪形をしているが
髭が生えているが
謎の赤いリボンを付けているが
れっきとした
!
!
声の主⋮⋮襲撃者を見た俺は凍り付いた⋮⋮⋮⋮俺は知っている
﹁あ、あんたは⋮⋮⋮⋮っ
﹂
﹁あ∼すまへんの∼。俺の片腕が反応して飛んで行ってしもうてん∼
!
!!!
2
!!
││││││││││女である
﹂
﹁久しぶりやわ∼∼∼∼∼桐生ちゃん
﹂
﹂
何 故 こ ん な と こ ろ ま で 来 て、戦 う ん だ
ドリャアアアア
※※※※※※※
﹁ウォホホホ
﹁真 島 の 姉 さ ん
言って迷惑だ
!!!
﹁うぇえひひひひひひ
﹂
﹁話をしたければ、戦えってことか姉さん
﹂
くないと、友人の一人である秋山集にぼやいていた。
はっきり
昔一度だけ戦った事のある、桐生だが、真島とだけはあまり戦いた
還するのがかなり難しいとされている。
をする。友人の小野寺彰と、熊を狩った事のある桐生でも、無傷で生
リッキーな動きと、ナイフ捌きを組み合わせ、非常に厭らしい戦い方
真島の武器は、紫色のオーラを纏ったドスである。真島は自身のト
!
!!
﹁グウ
﹂
刺した。
た。しかし真島は謎の横ステップで回避し、ドスを桐生の脇腹に突き
桐生は身体を捻り、そのままハイキックで迫りくる真島に迎撃し
!!
!!
パーク︵ドンキホーテで25000円で買った︶︼を取り出し、栓を切
り、飲み干した。
この間約0.1秒である。
は
せりゃア
﹂
桐生は気力と体力を取り戻し、身体に青いオーラを身に纏った。
﹁は
!
!
んだ。女には手を挙げない事を誓っている桐生だが、真島は女として
い見ていない。人のカタチをしたメスのチンパンジーだと思わなく
3
!
!!
!
苦悶の声を密かに上げた桐生は、懐に仕舞っていた︻スタミナンス
!
桐生も謎の横ステップで真島を攪乱し、いつもの三コンボを叩き込
!
ては、此方がやられてしますのだ。
そして三コンボを決められた真島はのけ反り、隙を見せた。
﹂
桐生はどこから取り出したのか⋮⋮金色のバットを真島の頭に叩
きつけ、そして
﹁おおらあああああ
﹁うごあ﹂
手加減遠慮をする気ではないのだ。
﹂
もう時間や
桐 生 ち ゃ ん、ま た あ そ ぼ な ⋮⋮⋮⋮ ほ な っ
吹き飛ばされた真島は、壁に激突し、気絶したように見えた
だが
﹁う お
でゅわ
り、校舎に向けて走り去った。まるで嵐の様である
﹁なんだっていうんだ⋮⋮一体⋮⋮それにまただと
配している。
﹁大丈夫かよ一馬⋮⋮また喧嘩売られたのか
けばいいのに﹂
﹂
普通適当にあしらっと
だった。二人は桐生の制服に付いている血痕に驚き、いつも以上に心
教室に着いた桐生を待っていたのは、友人である小野寺彰と秋山集
に気付き、教室に急いで向かった
置いて行かれた桐生は、奇妙な感覚を覚えた。そして時間が無い事
?
真島はスカートをはいているにも関わらず、奇妙な動きで立ち上が
!
戦った際、このヒートアクションで真島に勝利したのだ。桐生は一切
フ ル ス イ ン グ を 決 め た。ヒ ー ト ア ク シ ョ ン で あ る。以 前 真 島 と
!
!
野寺はそれを譲らない。
肩まで伸ばしたロン毛が桐生にとっては鬱陶しそうに見えるが、小
桐生の中学の頃よりの親友である。
小野寺彰。
な面倒も増えるんだ﹂
﹁小野寺⋮⋮まあ俺はお前みたいに、口が上手くないからな⋮⋮余計
?
4
!! !
桐生とは違い、口も上手く、彼女も何人もいる。人付き合いが苦手
な桐生とは正反対なタイプであるが、二人は親友である。
﹂
俺、法 律 関 係 に 手 が あ る ん で、喧 嘩
﹁しかし桐生さん、流石に刺されているのに面倒だけで済ますなんて
人 が 良 す ぎ で す よ。ど う で す
売って来た慰謝料もぎとって、連中全員塀の中に入れましょうか
﹁いや、それはやり過ぎだ⋮⋮集。それにもしそれを使ったとしても、
やられた方の連中がお前に逆恨みに来るかもしれんしな﹂
秋山集
桐生とは高校からの付き合いである。
同じようにモテる小野寺と違い、好きな人に一途な男である。
中学時代はホームレス生活を送っていたが、昔桐生がビルから投げ
捨てた100億を元手に、かなりの財産を増やし、今はかなり裕福な
生活を送っている。桐生に恩があり、恩を返す為、この高校に入学し
た。
もしかして女か﹂
﹁そうですか⋮⋮⋮あ、そういえば、今日転校生が来るみたいですよ﹂
﹁なに、転校生
﹁小野寺さんこの前もOLさん二人と飲みに行った∼ってメール送っ
てきましたもんね﹂
女⋮⋮
﹂
﹁男ばかりつるんでいても、潤いが欲しいんだよ。今度お前らも連れ
てってやるよ﹂
﹁おいおい⋮⋮⋮⋮転校生
?
真島の姉さん
﹃これで何時でも会えるで∼∼∼∼♡﹄
女⋮⋮⋮
﹃桐生ちゃ∼∼∼∼ん♡﹄
まさか⋮⋮
転校生⋮⋮⋮
転校生が俺のクラスに来る⋮⋮
?
5
?
?
﹁小野寺の女好きは相変わらずだな⋮⋮﹂
?
?!
﹁どうした、桐生。具合でも悪いのか
﹂
⋮⋮すまない、少しぼーっとしていただけだ。済まないな柏木さ
柏木るり
だからな、ズルルルルルルッ
﹂
﹁いや⋮⋮具合が悪いのなら保健室で休んだ方がいい⋮俺は保険委員
呼ばれる少女だった。
意識がフライアウェイしていた桐生の肩を叩いたのは、柏木るりと
ん﹂
﹁
?
たという一面もあるが、これでも女である。
?
﹂
!!
﹂
カメラで盗撮なんて趣味を止めてス
﹂
﹁皆さんに言っておきますが、今日は転校生が来ています﹂
の教師である。
いつも冷静沈着で生徒に接し、口は悪いが面倒見もいいので、人気
桐生達の担任の教師、峯義孝。
﹁こんにちは。今日もいい天気ですが、先生の気分は最悪です﹂
ぞれの席に着いた。
その後桐生達は適当に雑談した後、教師の逆鱗に触れないようそれ
﹁るりさんは冷麺命だからな⋮⋮﹂
﹁え、そんなに怒りますか⋮⋮
ポーツに打ち込め秋山ァ
﹁当 た り 前 だ ろ う が 馬 鹿 野 郎
﹁今春なんですが⋮⋮柏木さん冷麺好きなんですね﹂
なり美味いぞ。やらんがな。ズルルルルルッ
﹁これは隣の県にある、来々軒とかいう店で出していたヤツだな。か
﹁またるりさん冷麺食べているんすか⋮⋮今度は何処のです
﹂
好物は冷麺で、食堂に冷麺が無いという事実を知り、鬼の如く怒っ
頼りにされている人格者である。
にしていない。クラスを影から支えており、いつも適当な小野寺から
鼻の上に横一文字の傷があり、見るからに痛そうだが彼女は別段気
桐生とは、小野寺と共に中学の頃からの付き合いである。
!!
!
?
!
6
!
盛り上がる教室。勿論小野寺も拍手喝采である。
﹁では、入ってきてください。さっさとHR終わらせてトイレに行き
たいんです﹂
﹁はい﹂
峯教師の言葉で、教室の扉は開かれた。
教室に入って来たのは│││││││
髪に赤いリボンを付け││││││││
白い制服を着た││││││││││
﹁浜崎豪っていいます。地元では︻ハマの帝王︼呼ばれていました。皆
7
さん気軽にゴーちゃんと呼んでください﹂
﹂
!!
﹂
﹁おまえだったのかよ
﹁桐生
続かない
?!