ダンジョンに住み着い ているホームレス冒険 者が超強いのは知られ ているのだろうか 紺狼 ︻注意事項︼ このPDFファイルは﹁ハーメルン﹂で掲載中の作品を自動的にPDF化したもので す。 小説の作者、 ﹁ハーメルン﹂の運営者に無断でPDFファイル及び作品を引用の範囲を 超える形で転載・改変・再配布・販売することを禁じます。 ︻あらすじ︼ 迷宮都市オラリオにあるダンジョンの中に住み着いているもはや冒険というよりも 警備員の冒険者、Y.Allanは結構強い警備い⋮冒険者である。 そこから物語が展開していきまーす どうぞよろしく∼ 目 次 ホームレス冒険者 ∼ワイ・アラン∼ 1 │ で、両手で抱えて家まで持ち帰る。 今日も大量の雑魚モンスターを倒し、結構稼いだ。カバンだけには入りきらないの まぁ、こんな感じだ。 パーティーには所属していない。 俺 の 家 が あ る。持 ち 物 は 少 し 大 き め の カ バ ン に 入 る 範 囲 の 日 常 で 必 要 と な る も の で、 今までに何回もモンスターに破壊されまくったため、いろいろな場所に壊れかかった いまはレンガを積み重ねたくっそしょぼい家に住んでいる。 の武器と元から持っていた強さのため、かなり強い方になっているようである。 何とも間抜けな理由でホームレスになってしまった俺だが、実は全財産を尽くすほど 武器に金をかけすぎてしまい、資産が底をついたのである。 なぜホームレスなどになってしまったのか、というと、 ホームレスの冒険者だ。 俺はY.Allan︵ワイ・アラン︶。 ホームレス冒険者 ∼ワイ・アラン∼ 1 ホームレス冒険者 ∼ワイ・アラン∼ 2 やっと家につき、無事な家を見て一安心する。今までに壊された家は、たいてい俺が いないときに壊されていたからだ。 中に入ると、右には結構深い格納庫の役割をしている穴、左には簡単な窓と二平方 メートルくらいの部屋のような空間がある。格納庫は非常時に隠れることもできる万 能な穴だ。 実をいうと、俺は﹁俺たちのパーティーに入らないか ﹂とか、 ﹁私とパーティーを組 みませんか ﹂とか聞かれたことがたくさんあるんだが、俺は断固拒否してきた。理由 ? ミノタウロスは俺の方をじろじろ見てきた。気持ち悪いんですけど。やめてほしい 何こいつ。 比較的浅い階層に、ミノタウロスがいたのだ。 散歩している先で、とんでもない光景を見た。 今日はまだまだ疲れていないから、ちょっくら散歩でも行ってみようかな。 目標は大切だよな、目標は。︵↑ごまかし︶ 要になるまで仲間は作らない。 つまり誰もいない空間の方が安心できるからだ。そりゃあ仲間も必要だろうが、俺は必 俺が人と付き合うのが苦手⋮いや、もはや嫌いになっている理由は、自分一人の方が、 は、﹁人付き合いが苦手﹂というしょうもない理由だ。 ? 3 んですけど。 ﹂ と 思 っ て い る と、 ミ ノ タ ウ ロ ス は い き な り ﹁う うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっっっ ︶だけであ ︶からすると喋っているのかもしれない。 と叫んだ。いや、それはしゃべる生物からみるとそう見える︵聞こえる り、ミノタウロス本人︵本ミノタウロス ? !! に装着していたナイフを抜き、ミノタンのいる方に向かって走り出した !! た。改めてみるとかなり大きい。ミノタンは少しずつこっちに近づいてくる。俺は腕 とりあえず俺は体勢を整え、ミノタウロス︵これからはミノタンと呼ぼう︶と向き合っ ?
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