ジョブなき成果主義による疲弊

ジョブなき成果主義による疲弊
職務遂行能力というのは企業の人事考課によって査定
能力考課、情意考課、業績考課
意欲や態度を評価する情意考課だけでなく、能力考課もその労働者の顕
在的能力ではなく潜在能力を評価することになっている
日本の能力主義…下位の資格ではある資格に一定期間在籍すること
が昇格の条件というのが多く、この面からもかなりの年功的な運用となって
いる。
「能力主義」を批判して導入されたのが「成果主義」
成果主義の普及
1990年 先駆者=富士通(ホワイトカラー労働者に年俸制)
1995年 日経連(成果に基づく新たな賃金制度)
を唱道
※成果主義では賃金決定における年齢や勤続年数と
いった要素は否定
職能資格制度
成果主義
潜在能力
降級降格なし
顕在能力
降級降格あり
成果主義と言っても職能給マイナス年功制でしかない
実際:中高年層の高賃金を切り下げる手段になってしまった。