ミクロ経済学Ⅰ

スルツキー方程式
•
•
x j
pi
:代替効果
U
 xi
x j
I
:所得効果
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市場の需要曲線
• 個別の需要曲線を合算する。
• その際、価格を消費者の間で「そろえて」、需
要量を足し合わせる。
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個別需要曲線の合算
労働供給
C
• 予算制約に加えて、時
間制約があることに注
意( l  T )。 l は余
暇時間、 T は時間の
総量。
• 予算制約の傾きは賃金
率
C  w(T  L)  I
• C: 消費財の消費量
T
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労働供給
C
• 予算制約の傾きは賃金
率
C  w(T  l )  I
T
• C: 消費財の消費量
• I: 非労働所得
T
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無業の選択
C
• l  T が最適点で成立
している場合が、無業
が選択されるケース。
• この場合、
MRS (T , I )  w
となり、限界代替率と予
算制約の傾きは一致しな
い(なぜか?不等号の向
きにも注意)。
l
T
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労働供給とスルツキー方程式
• 賃金変化の効果
l
l
l

 (l  T )
w I w U
I
• 代替効果:賃金が上昇すると余暇の消費量を減
らす
• 所得効果:賃金上昇は実質所得の上昇を意味し、
余暇が正常財であれば余暇の消費量を増加さ
せる。
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貯蓄の決定
X2
傾き 1+r
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Y1
X1
貯蓄の決定:予算制約
C1 
C2
Y
 Y1  2
1 r
1 r
:利子率
Ct : t期の消費(t=1,2)
r
Yt
: t期の所得(t=1,2)
• 将来の所得や消費は、現在価値に割り引く。
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貯蓄とスルツキー方程式
• 利子率変化の効果
• 代替効果:利子率が上昇するとC1を減らす
• 所得効果:利子率上昇は実質所得の上昇を
意味し、 C1が正常財であればC1を増加させ
る。
• Y1は一定であるから、 C1がの増加・減少は、
貯蓄( S  Y  C )の変化と直接対応する。
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