-4 -2 0 2 4 自然対数 0 1 3 2 4 5 x ln(x) line with slope=1 1 自然対数(続き) • log(x)の差は、近似的に変化率になる。 ln( X1 ) ln( X 0 ) ( X1 X 0 ) / X 0 X / X • このことは、log(x) の (1,0)における接線の傾 きが 1となり、したがって、 log(1 x ) x. であることから理解できる。 2 効用最大化 (内点解のケース) 予算制約 © Yukiko Abe 2014 All rights reserved 効用最大化の条件 (1) • 限界代替率と価格比率が一致する。 • 限界代替率の定義を用いて X 2 U / X 1 p1 MRS X1 U / X 2 p2 • 上記の条件は、支出1円あたりの限界効用が財 1と財2の間で均等化することを示す(練習問 題:なぜそれが最適なのか?) © Yukiko Abe 2014 All rights reserved 効用最大化の条件 (2) • また、予算制約の傾きは、市場の交換比率で あり、客観的交換比率といえる。 • 限界代替率は主観的交換比率であったので、 効用最大化の条件は、客観的交換比率と主 観的交換比率が等しくなるところに消費量を 設定することになる。 © Yukiko Abe 2014 All rights reserved 効用最大化の条件 (3) • ここでは、最適解が予算制約の端点にこない、 内点解のケースを考察。本講義の大半の議 論はこの場合。 • 最適解が端点で達成されるケースもある(典 型例:労働供給)。 • この場合は、限界代替率=価格比率の条件 は等号では成り立たない。 • 103万円の壁のようなケースも、等号で成り 立たない。 © Yukiko Abe 2014 All rights reserved 比較静学 • 外生変数の内生変数に対する影響を評価 • 外生変数は所得( I )と価格( p j , j 1,2 ) • 所得変化の効果: X j I • 価格変化の効果: X j pk • 内点解を仮定 © Yukiko Abe 2014 All rights reserved 所得効果 X1 © Yukiko Abe 2014 All rights reserved 需要の所得弾力性 • 所得変化の効果: X j I • これを弾力性にしてあらわす: I X j / X j I / I © Yukiko Abe 2014 All rights reserved 所得効果の値による財の区分 • 正常財:所得が上昇すると消費量が増加する 財 • 下級財:所得が上昇すると消費量が減少する 財 © Yukiko Abe 2014 All rights reserved 価格変化の効果 代替効果 X1 © Yukiko Abe 2014 All rights reserved 価格変化の効果:スルツキー方程式 • 財i価格の変化の効果を所得効果と代替効果に 分解 x j pi x j pi I pi xi U x j I 所得を一定として pi が変化したときの効果 I x j pi x j U 効用を一定として pi が変化したときの効果 © Yukiko Abe 2014 All rights reserved
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