限界代替率の計算(1) • 以下の効用関数の限界代替率を計算する U ln(l ) (1 ) ln(C ) • 【一般的に成り立つ性質】 U0 – ある効用の水準 U で全微分をして、その結果 をゼロと置く: U U l C 0 l C © Yukiko Abe 2013 All rights reserved 1 限界代替率の計算(2) • 全微分した式を変形して C U / l MRSlC l U / C • 具体的な効用関数について限界代替率を計 U / と C 算するためには、上記の式の U / l に、具体的な効用関数から計算され た微係数を代入する。 © Yukiko Abe 2013 All rights reserved 2 上記の効用関数の場合 U l l U 1 C C となるので、代入して整理すると C C l 1 l となる。 © Yukiko Abe 2013 All rights reserved 3 限界代替率と効用関数のパラメー ターβの関係:練習問題 • 上記の効用関数のパラメーターβは、限界代 替率の大きさにどのような影響を与えるか? 他の条件を一定として、βの値が大きいと限 界代替率は大きくなるか、小さくなるか? • そのことは、βの値が労働供給とどのような関 係にあることを意味するか? © Yukiko Abe 2013 All rights reserved 4 【補足】 自然対数の微分 ) に関する微係数は • 自然対数 ln( Xの X ln( X ) 1 X X である。ただし、 X .0 このことは、自然対数は指数関数の逆関数であり、 指数関数の微係数はもとの関数そのものになること exp( X ) から理解できる( )。 X exp( X ) © Yukiko Abe 2013 All rights reserved 5
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