アジアの歴史第9回 金日成・スターリン: 朝鮮戦争と東アジアの冷戦体制 戦争までの朝鮮半島の歴史の流れ 1895年、下関条約、閔妃暗殺 1905年、日露戦争終結、韓国統監府設置 1907年、ハーグ密使事件 1909年、伊藤博文暗殺 1910年、日本の「朝鮮併合」。朝鮮の完全植民地 化 1945年、分割占領、韓国統監府解体 1948年、大韓民国建国、朝鮮民主主義人民共和 国建国 スターリン・金日成・毛沢東の約束 毛沢東はじめてのソ連訪問(1949.12.ー1950.2.) 朝鮮戦争とは 朝鮮戦争(1950年6月25日 - 1953年7月27日 停戦、事実上終結)は、成立したばかりの大韓民国 (韓国)と朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の間 で朝鮮半島の主権を巡って勃発した紛争から発展 した国際戦争(1950年6月27日の国連安全保障 理事会の決議では、北朝鮮による韓国への侵略戦 争と定義している)である。この戦争によって朝鮮 全土が戦場となり荒廃し、朝鮮半島は南北二国に よる分断が確定されることになった。 出典: フ リー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 朝鮮戦争の参加者と様々な名称 韓国側:アメリカ合衆国軍を中心とする国連軍(正式には「国連派 遣軍」) 北朝鮮側:中国人民義勇軍(または志願軍。実質的には中国軍) 日本では「朝鮮戦争」 韓国では韓国戦争や韓国動乱あるいは開戦日にちなみ6・25(ユ ギオ) 北朝鮮では祖国解放戦争 北朝鮮を支援した中国では抗美援朝戦争(「美」は中国語表記でア メリカの略) 韓国を支援し国連軍として戦ったアメリカではKorean War (朝鮮 戦争) また、戦況が一進一退を繰り返したことから別名アコーディオン戦 争とも呼ばれる。 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 朝鮮戦争の結果(1):朝鮮半島の分断 激しい戦闘の結果、韓国軍は約20万人、米軍は 約14万人、国連軍全体では36万人が死傷。一方、 米国の推定では、北朝鮮軍が約52万人、中国義 勇軍は約90万人が死傷。毛沢東国家主席の息子 も戦死。一般市民の犠牲者は100万人とも200万 人とも言われ、一説には全体で400万人の犠牲者 が出た。 また、夫が兵士として戦っている間に郷里が占領さ れた、というような離散家族が多数生まれた。両軍 の最前線(今日の軍事境界線。38度線と呼ぶ)が 事実上の国境線となり、南北間の往来が絶望的と なったうえ、その後双方の政権(李承晩、金日成) が独裁政権として安定することとなった。 朝鮮戦争の結果(2):冷戦の確立 冷戦での両陣営の対立の境界であるヨーロッパにお いては、ソビエト連邦を中心とした共産主義(社会主 義)の陣営(共産圏)は、東欧に集まっていたことから 東側、対するアメリカ合衆国を中心とした資本主義陣 営は西側と呼んで対峙した。対立構造の中で西欧は 統合が進んだ。 欧州以外にも、アジア、中東、南米などで、それぞれ の支援する機構や同盟が生まれ、世界を二分した。 この二つの陣営の間は、制限されているが為に経済 的、人的な情報の交流が少なく、当時の英国首相 ウィンストン・チャーチルは「鉄のカーテンがおろされ ている」と表現した。 出典: フリー百科事典『ウィキ ペディア(Wikipedia)』 日本と朝鮮戦争 政治的、防衛的には北朝鮮を支援した共産主義国に対抗する ため、日本の戦犯追及が緩やかになったり、日本を独立させる ためのサンフランシスコ平和条約締結が急がれ、1951年9月8 日に日米安保条約と共に締結された。さらに警察予備隊(のち の自衛隊)が創設されたことで事実上軍隊が復活した。 経済的には、国連軍の中心を担っていたアメリカ軍が武器の修 理や弾薬の補給・製造を依頼したことから、工業生産が急速に 伸び好景気となり、戦後の経済的復興に弾みがついた。日本で は以後、このような状態をさして特需と呼ぶようになる(朝鮮特 需)。 また、戦火を逃れるため日本に流入した難民は20万~40万人 とも言われる。 出典: フリー百科事典『ウィキペディア (Wikipedia)』 朝鮮戦争と米中関係 中華人民共和国建国前後アメリカ対中国政 策の揺れ 中国政府にとっての選択肢 米中関係の決定的断絶 無視できなくなった中国 朝鮮半島と東アジアの平和の実現を 安心できない「休戦」状態 期末テストについて 実施日時:7月23日(火)授業中(教室は未 定) 制限時間:1時間(一人分ずつ空けて座る) 設問パターン:問一、事件名・人物名・歴史事 象などの簡単なまとめ、5問、各100字以内、 各10点。 問二、小論文、2問から1つを選んで300500字の小論文をまとめる。 持ち込み可のもの:配布プリント、自筆ノート (コピー不可)、サポートHPの資料、筆記用具
© Copyright 2024 ExpyDoc