知のMAPちらし【ロシア史世界】2015年5月29日 6月

ロシアは西欧と地続きにあり、人の姿形が似
ていることもありヨーロッパの一部であると
思われがちだ。そこを断たないとロシアはも
ちろん、世界は見えてこない。前回までキリ
スト教をカトリックとプロテスタントで見て
きたが、そこにロシア正教をいれないとこれ
また世界は見えてこない。労働者(プロレタ
リアート)主権国家がなぜ官僚主義の罠に落
ち、帝国主義へと走り、独裁国家へと変貌し
てしまうのかも見ないといけない。
驚くことに、15世紀になり始めてヨーロッ
パと接することになるロシアは、ヨーロッパ
形成の700年間の重要な出来事、ゲルマン
民族の大移動、フランク王国の影響、ローマ
法王庁の成立、十字軍遠征、イスラームの影
響、スコラ哲学、大学教育の発生、ルネサン
ス、大航海時代、宗教改革‥なにひとつ体験
していなかったのだ。
国家の歴史シリーズは今回が掉尾を飾ること
になるが、かなり刺激的なしめくくりになる
ことをご期待願いたい。
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1日目
2日目
5/29
(金)
6/26
(金)
■ロシア史1000年の
七つの脊椎摘出
●988年、聖なるロシアの誕生
●ノルマン人(バイキング)とスラブ人
の邂逅 ●モンゴルがやって来た~タ
タールのくびき ●ビザンチン帝国の
滅亡 ●ロシア帝国から社会主義帝国
1
時限目
バトゥ=ハン
在位1225-56
■スラブ民族世界と
もうひとつのキリスト教
●「二者択一」のローマン・カトリック
と「継承と断絶」のロシア正教 ●母な
る大地と親子の絆、ロシア精神の源流
●物事に拘束されている死の状態から
の解放こそが「復活」であるということ
2
時限目
ロシア正教
イコン「ウラジ
ミールの聖母」
/山下りん
■ツァーリズム・
ロマノフ家の300年
●第三のローマ帝国になりえた歴史
●1715年と1917年、二度の文
明開化 ●「おろしや国酔夢譚」エカテ
リーナに謁見した大黒屋光太夫~ペリ
ーの半世紀前にやって来たラクスマン
10:00
-12:00
13:00
-15:00
3
時限目
エカテリーナ
二世/在位
1762-96
15:00
-17:00
■共産主義革命の後先
レーニン・スターリン・トロツキー
●ウクライナのユダヤ人富農の子とし
て生をうけたトロツキーは世界永久革 スターリン
命論を唱えた赤軍の創始者にして左翼 書記長在任
小児病、スターリンに敗れフリーダ・ 1922-53
カーロとの不倫の地で暗殺される。
■世界を二分した
69年間の社会実験
●人類における「対等願望」と「優越願
望」の問題を考える ●社会主義理論 毛沢東
闘争「中ソ論争」の2枚のフィルターは 国家主席
〈反米〉と〈反帝国主義〉●レーニン 1954-59
の予言「最大障害は官僚主義」の現出
■ロシア・アバンギャルド
文学・音楽・バレエ・美術
●フランス社交界を揺るがしたバレエ
・リュスの仕掛け人、ディアギレフと
ストラビンスキー ●カンディンスキ
ーの抽象世界 ●現存するトルストイ
アンたちの生活~聖なるロシアに戻る
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カーニバル
/カンディン
スキー
1914