地球上の火山活動

地球上の火山活動
~マグマの上がってくるさまざまな場所~
3061-6028
山田 眞己人
目次
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中央海嶺と大陸リフトの火山活動
沈み込み帯の火山活動
火山の輪~環太平洋火山帯~
大陸の衝突とマグマ
海洋ホットスポットの火山活動
ホットスポットから地球の動きを見る
ホットスポットの根もと
さまざまな場所に出現するホットスポット
大陸にあるホットスポットの火山活動
中央海嶺と大陸リフトの火山活動
中央海嶺「拡大軸」
アイスランド・・・陸上にある中央海嶺
一年に2cmずつ拡大
地震が頻繁に発生し岩石が割れ目を作る
割れ目噴火
中央海嶺と大陸リフトの火山活動
地表に達することが出来なかったマグマは、
地中の割れ目を埋める
岩脈・・・地球の磁場が記録されている
出典:ウィキペディア
中央海嶺と大陸リフトの火山活動
大陸リフト・・・大陸の中に出来た拡大境界
東アフリカ地溝帯
このまま開いていく
かは分からない・・・
出典:ウィキペディア
沈み込み帯の火山活動
海洋プレートが別の海洋プレートに沈み込
む場合・・・火山島が現れる(弧状列島)
代表例:伊豆七島~小笠原諸島
 海洋プレートが大陸プレートの下に沈み込
む場合・・・大陸の端に火山が転々と連なる
代表例:アンデス山脈(活動的大陸縁)
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海洋プレートと大陸プレートが接したまま何
も起こらない場所・・・受動的境界
火山の輪~環太平洋火山帯~
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火山の輪・・・弧状列島と活動的大陸縁
海溝と平行に火山が列を成している最も
海溝よりの縁
火山フロント
出典:ウィキペディア
火山の輪~環太平洋火山帯~
火山フロント・・・プレートの沈み込む角度と
速さで距離が決まる
 海溝・・・プレートの沈みが早いほど深い海
溝ができる(例外:マリアナ海溝)
 マグマ・・・プレートの沈み込みが速いほど
マグマ生産率が大きい
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プレートの沈み込む角度と速度により典
型的な火山活動の説明がつく
大陸の衝突とマグマ
大陸と大陸が衝突する場所は火山活動に
適していない
 地殻に膨大な圧縮する力がかかる場所(圧
縮応力場)を押し割ってまで上がってくるこ
とが出来ない
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衝突の初期には地面が引っ張られ、地下に
割れ目が出来やすい(伸張応力場)
例:ブルガリア、アナトリア、チベット高原の一部
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海洋ホットスポットの火山活動
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ホットスポット・・・長い間海底で火山活動が
続いてきた場所、プレートの伸びる方向に
連なっており、この連なりを「ホットスポット
の鎖」と呼ばれる。プレートが伸びる方向に
向けて活動年代が古くなっている。
海洋ホットスポットの火山活動
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火山島・・・薄い海
洋地殻が地価から
マグマが上昇する
のを抑えられない
ために出来た火山
(ハワイ諸島・ポル
ネシア諸島)
古
新
ホットスポットから地球の動きを見る
ホットスポットの性質・・・マントルの内部に固
定された位置にとどまったままでいる
ホットスポットの距離と年代の関係に
よってプレートの動く速度が分かる
太平洋プレートは年間10センチメートルの
速さで日本列島の下に沈みこんでいる
ホットスポットの根もと
ホットスポットの起源
説①核とマントル境界から熱いものが上昇し
てくるものだ
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説②上部マントルがホットスポットの起源だ
さまざまな場所に出現するホットスポット
活動開始地点に大規模な火山活動の痕跡
を残すホットスポット・・・レユニオン島、パラ
ナ台地、ケルゲレン海台
 レユニオン島・・・4000万年前インドのデカ
ン高原でのマグマの噴出
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大陸にあるホットスポットの火山活動
大陸内部のホットスポット・・・イエローストン
 マグマは海洋地殻の10倍近い厚さを持つ
大陸地殻を上部マントルから上昇してきた
 大陸地殻に多く含まれるシリカ(二酸化珪
素)が混ざって粘り気の強い溶岩になった
 一気に噴出
 地下に空洞が出来る
 カルデラが出来る
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