薬局管理学

薬局管理学
講 義
選 択
1 単位 10 講
3 年 後期
1 クラス
Pharmacy Administration
科目担当者 藤田 幸恵(非常勤教員)
授業概要
一般目標
(GIO)
医療環境が変化する中での薬局運営管理に必要な知識・技能・現状を学び、国民に支持される薬局・薬
剤師を考える。
1. 地域薬局に役立つ地域薬局の使命や地域薬剤師の使命職能を理解する。
2. 薬局の運営管理に必要な知識や技能を習得する。
3. 薬剤師として高い倫理性と豊かな人間性を培うための資質向上の重要性を認識する。
1. 日本の医療環境および薬剤師の現状を説明できる。(独自)
2. 地域薬局および薬剤師の役割を説明できる。(独自)
3. 医薬分業のあゆみや現状を理解し、今後の薬剤師の役割や行動を説明できる。(独自)
4. 主な薬局業務を列挙し、説明できる。(独自)
到達目標 5. 薬局の運営管理に必要な法制度を説明できる。(独自)
(SBO) 6. 薬局経営に必要な事項を列挙し、説明できる。(独自)
7. あるべき薬局経営像を模索し、あるべき薬剤師像を説明できる。(独自)
8. 目的に応じて適切な文書を作成できる。(技能:独自)
9. 他者の学修を促進するために、適切なフィードバックをすることができる。(態度・技能
:独自)
区
分
1
2
3
4
5
項
目
授
業 内 容
1. 授業の進め方
2. 日本の医療環境と現状
3. 地域薬局の全体像と地域に根ざした薬局
1. 序論
4. 地域医療と薬局
2. 日本の医療環境
5. 医薬品販売制度の変化と規制緩和
3. 地域と薬局
6. 薬局および薬剤師に求められる役割と使命
(対応 SBO 1,2)
1. 医薬分業の歴史と現状
2. 医薬分業のメリットとデメリット
3. 医薬分業の急進展と薬局経営
1. 医薬分業の社会的評価
4. 医薬分業の社会的評価
2. 医薬分業の再考
5. 薬局業務運営ガイドライン、薬局のグランドデザイン
6. 薬局の求められる機能とあるべき姿
(対応 SBO 3)
1. 薬局の業務(1)
1. 薬局業務の概要
2. 保険調剤業務の概要
3. 調剤業務の流れ・疑義照会
4. 薬剤鑑査とリスク管理
5. 後発医薬品使用推進
(対応 SBO 4)
1. 薬局の業務(2)
1. 販売業務の概要
2. 一般医薬品、検査薬、衛生用品・介護用品などの販売
3. スイッチOTC薬の相談販売
4. 疾病予防と薬局
5. 医薬品情報収集と情報提供
(対応 SBO 4)
1. 薬局の業務(3)
1. なぜ介護保険、在宅医療が推進されるか
2. 医療保険制度の変化に対応した在宅医療の今後
3. 薬局が行える在宅医療の内容と取り組み
4. 終末期医療と訪問薬剤管理指導
(対応 SBO 4)
6
1. 医療保険制度
2. 調剤報酬制度
7
1. 薬局の業務と責任
2. 薬局に関する法規制
3. 薬局の開設に必要な
法的手続き
8
1. 薬局開設にに必要な
基礎知識
2. 薬局と管理
9
1. 薬局の収支
2. 地域薬局の今後
10
1. 薬剤師の資質向上と
態度
2. まとめ
テキスト
参考書
藤田
1. 医療制度および患者負担
2. 調剤報酬のしくみと変遷
3. 調剤報酬の算定
4. 保険請求と審査および行政指導
5. 調剤報酬と薬局の収益
(対応 SBO 5)
1. 薬局の仕事と法律
2. 薬局薬剤師の業務と責任
3. 薬局の法的責任と倫理的責任
4. 薬剤師賠償責任保険
5. 薬局・医薬品販売に関連する法規制
6. 調剤業務に関連する法規制
7. 一般用医薬品の新しい販売制度、インターネット販売
8. 薬局開設に必要な手続き
9. 薬局開設許可申請の概要
10. 保険薬局の申請の概要
(対応 SBO 5)
1. 薬局の形態と経営
2. 薬局経営方針・理念と立地条件
3. 薬局の規模と費用
4. 薬局設備
5. 薬局経営と収益
6. 人(薬局従事者・顧客・患者)の管理
7. 物(薬局構造設備・情報・取扱い品目)の管理
8. 金(薬局経営・資金)の管理
(対応 SBO 6)
1. 薬局の収入
2. 薬局の支出と経費
3. 薬局の粗利益計算
4. 薬局の収支状況
5. 薬局のアイテム管理・適正在庫・収益
6. 地域薬局経営の方針転換の必要性
7. 薬局個々に行動すべき戦略と支持組織の充実
(対応 SBO 6)
1. 薬剤師の資質向上と専門認定薬剤師
2. 医療人としてのコミュニケーションの重要性
3. 実習に行きたくない薬局の考察
4. 生涯研修と目指すべき薬剤師
(対応 SBO 7,8,9)
幸恵 編「薬局運営管理の基礎知識(2008 年版)」
日本薬剤師会 編「保険薬局業務指針 2014 薬事日報社)
天野 宏 他著「まず薬局へおいでなさい-薬学の巨人清水藤太郎―」(医学評論社)
アステラス製薬広報部 編「数字に見る医療と医薬品 2014」
成績評価
定期試験(100%)により評価する。
科目担当者
本学教務課に連絡して下さい。
との連絡
メールアドレス:kyomu1(at)hokuyakudai.ac.jp
*(at)は@に置き換えてください。
事前学修・ 1. 授業の中で説明する。
事後学修
2. 学び終えた講義や体験学修などと講義内容とリンクさせ、知識とすること。
関連科目
備
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考
1. 科目担当者の本務:フジタ薬局
代表取締役