東日本ユニオン JR東日本労働組合 (東日本ユニオン)業務通信 2015 年 5 月 29 日 № 17 中央本部は 5 月 29 日に、申第 5 号「2015 年度夏季手当要求(2 月 16 日提出)」に関 する団体交渉に臨みました。交渉では本申し入れの趣旨を説明し、あわせて安全・安定 輸送と好業績をつくりだした社員に対して、要求満額を支払うことを強く求めました。 ≪組 合≫ ◇2014 年度期末決算では、上方修正した業績予想を連結・単体共に達成し、経常利益で は期末決算として過去最高を示している。新幹線高速化やインバウンド施策と共に、 地道な地域間輸送をグループに働く社員一人ひとりが担った努力を労使で確認したい。 ◇上野東京ラインの開業や北陸新幹線の延伸開業は好評を持って迎えられ、今期通期の 業績予想は単体の営業収益で 20,160 億円と過去最高、株主配当も増額を予定している。 これら計画を担う社員の生活が下降線をたどることは許されない。 ◇ベアが実施されたものの、生活負担の増により「賃金の増えた感」は無く、社員の生 活は厳しさを増している。2017 年 4 月からの消費税 10%引き上げで、生活の先行き は不透明。 ◇日々の生活に不安を抱えていては良い仕事はできない。要求は経営状況と社員の生活 を鑑み、熟慮した上で導き出したものであり、グループの持続的成長に向けて不可欠。 ≪会 社≫ ◆平成 26 年度の業績は 3 期連続の増。景気の追い風はあるものの、社員の頑張りに感謝 を申し上げる。確かに営業収益は伸びているが、平成 4 年には届いていない。 ◆平成 27 年度は北陸新幹線などで増収を見込んでいるが、営業費用も増加すると見込ん でいる。さらなる収入確保とコストダウンに努めなければならない。 ◆夏季手当に対する会社スタンスは業績だけではなく、公共性など総合的に判断してい く。また、2 年連続の賃金改訂により、ベースとなる賃金は大幅に改善されている。 人件費は将来的に大きな影響があることもみる必要がある。 ◆山手線と東北新幹線の輸送障害でお客さまに多大なご迷惑をおかけした。今一度、足 元を見つめ直し、信頼の回復に努めていかなくてはならない。
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