業務通信第43号 - 東日本ユニオン

東日本ユニオン
JR東日本労働組合(東日本ユニオン)
2016 年 6 月 2 日
№43
本部は、5 月 12 日に申第 8 号「改ざんされた勤務処理の是正と賃金不払いの支給に関する申し
入れ」を経営側に提出しました。
この問題は、2014 年 2 月 14 日から 16 日に関東地方をはじめとする雪害により生じた輸送混乱
で、当日勤務していた新幹線乗務員に対して、会社は事後に勤務処理を改ざんし、結果、賃金が不
払いとなっている問題です。
当社エリアでは雪害に関わらず、自然災害など、さまざまな輸送障害が今後も想定されるなか、
会社の対応が是正されないままでは、組合員、社員に不安をもたらします。また、異常時に適切、
適正な勤務指示や勤務処理ができない管理では、社会的にも信用を失墜する恐れがあります。
私たちは、異常時において現場第一線で所定労働時間を大きく超過して業
務に従事した組合員、社員の救済を放棄し、勤務処理の改ざんにより賃金不
払いとした事実を労働組合として看過することはできません! 関係する地
本、分会と連携を強化し、問題の解決にむけて強い姿勢で臨みます!
<申し入れ項目>
1.平成 26 年 2 月 14 日に乗り出した乗務員について、所定退勤時間を超えて勤務を継続
した社員に対しては、実際の退勤時間までを労働時間として取り扱い、不払いの賃金を
支給すること。
2.乗務員において一勤務内の変更は乗務員勤務制度に則り変行路として取り扱うこと及び
勤務開始後の勤務変更はできないことの指導を徹底すること。
3.異常時などで乗務員が所定の退勤時間を超えた場合には、その救済について、あらゆる
対策を構ずること 。
4.「勤務解放」という指示は行わないことと併せ、乗務員の乗務開始後の「勤務解放」と
いう取扱いは存在しないということの指導を徹底すること。
5.上記に対する回答を 2016 年 7 月 26 日までに書面にて行うこと。