業務速報第19号 - JR東日本ユニオン

東日本ユニオン
JR東日本労働組合
(東日本ユニオン)業務通信
2015 年 6 月12日
№ 19
6月29日以降、準備でき次第
中央本部は 6 月 12 日、申 5 号「2015 年度夏季手当に関する申し入れ」に対する回答を
受けました。内容は「基準額は、基準内賃金の 2.87 ヶ月分とする」との一項目のみであ
り、私たちが求めた「55 歳以上の社員に対する一律 3 万円の加算」「4 月に回答を受け
たエルダー社員の精勤手当への一律 12,000 円の加算・グリーンスタッフの精勤手当への
一律 3 万円の加算」は見送られました。
組 合:要求からすれば大きな乖離がある。総コストにおける人件費は減少しているのではないか。
経営側:総コスト中の人件費となると年齢構成等も影響するため、平成 26 年と比較すれば下降する。
組 合:それならばもう少し期待に応えるべきであった。この間、世代交代の問題意識は一致してき
たし、大量退職を踏まえれば人件費は下降するにも関わらず、エルダー社員、グリーンスタッ
フへの加算はなぜ実施しなかったのか。
経営側:グリーンスタッフは新賃金でベースが引き上げられており、エルダーへの加算も実施した。
組 合:現場での活躍を踏まえれば非常に残念な回答だ。55 歳以上社員への加算もどのように意見交
換したのか。
経営側:55 歳以降は手当ではなく、人事賃金制度の見直しで 100%とした。現在は経過措置である。
組 合:減額されても仕事は 100%取り組んでいる。業績は良いのだから、その分期待値は高かった。
経営側:「仕事に全力」は一致しているが、賃金体系に経過措置が存在する。
組 合:だからこそ一時金としての要求であったことを受け止めるべき。決算はⅤ字回復と言えるほ
どの成果であり、今期も増収増益を予想している。固定費は単なる負担ではなく先行投資と踏
まえれば 3.2 ヶ月回答に近づけるはず。結果を出したら配分すべきと主張する。
不満の残る回答ではありましたが、中央執行委員会で稟議を行い「55 歳以上社員、エ
ルダー社員、グリーンスタッフの奮闘に対する認識は一致していること」「最終回答で
あること」を踏まえて妥結することを確認し、同日経営側に通告しました。