東日本ユニオン 組織通信 JR東日本労働組合 組織通信 発責:組織部 2015年2月4日 №10 NREユニオン「地位確認訴訟」で不当判決 NREユニオン新津委員長の地位確認訴訟で東京地裁は昨日(2月3日)、「原告の請求 を棄却する」という不当な判決が出されました。 NREユニオン新津委員長の、「雇い止め」無効を求めて闘われた地位確認訴訟とは、 2013年12月に出勤途中で階段から転落し、労災として認定されて入院・休業を余儀 なくされたものの、休職し治療に専念し順調に回復していた昨年3月6日に、会社が一方 的に「契約更新しない可能性がある」ことを文書で通告をしてきたことから、 「従前の業務 に就労可能」とする主治医の診断書を提出し、通告撤回を求めて団体交渉を開催してきた。 しかし、3月31日に「雇用契約に特定される従事すべき業務に復帰することは難しいと 判断」し、「雇い止め通知書」を手交し、失職することとなった事件です。 NREユニオンは、裁判で①新津委員長は17回の契約更新を行っており、実質的に無 期雇用の状態にあったこと、②医師の診断により従前の業務に復職可能な状態であったこ と等から、客観的に合理的な理由を欠いた雇い止めであり、これまでの会社の不誠実な団 体交渉や本来支店長決済事項である臨時社員の契約更新が、新津委員長に限って本社が関 わっていることから、NREユニオンに対する不当労働行為の意思を持った「雇い止め」 であり、到底認められないとして闘われてきました。 「全国の仲間から勇気をもらった、もっと頑張る」と決意! 判決後の報告集会には、NREユニオンを始め、各単組の代表が駆けつけ開催された。 JR連合松岡会長は「大変残念な結果だが、NREの皆さんに感謝する。NREの闘いは 民主化の一環であり、支援していくことを確認してきた。今後の対応についても弁護士と 協議していく。引き続き支援と協力をお願いする」と挨拶がされた。 安藤弁護士からは、 「裁判官は、一般的な患者へのパンフに記載されている文言を採用し たが、新津さんのケースでは主治医の判断が尊重されるべきだ。主治医は出廷できなかっ たが診断書で十分に立証している。判断は納得できない。上級審判断を仰ぐことも含めて 判決内容を検討していく」と報告された。 NREユニオンの仲間からは、「今回は残念な結果だが、一生懸命頑張りたい」「JR連 合の力を借りて裁判や交渉をできたことはすごい、他の社員にも頑張ってほしい」 「組合を 作って良かった。全国の仲間から勇気をもらった。長野支店は廃止になるが、引き続き良 い条件で働けるよう交渉や裁判を頑張りたい」決意が述べられました。 これまでの各地方本部のご支援とご協力に感謝を申し上げるとともに、引き続きNRE ユニオンの闘いへの支援とグループ労組の組織化に向けた取り組みを要請します。
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