東日本ユニオン JR東日本労働組合(東日本ユニオン) 2015 年 12 月 21 日 № 35 経営側は「住環境制度の改正」の目的を「社宅利用者と社宅以外に居住する社員の受益格差の是 正、及び社宅の利用機会均等を推進」するためとしています。しかし、2 度の団体交渉を経ても、 社宅居住期間制限、賃貸住宅援助金の給付期間制限に関して、制度改正の目的と合致する根拠を得 ることはできませんでした。 この間、組合員や社員との議論、さらには家族の意見交換を通して明らかにしてきたことは、生 活基盤を奪う形での受益格差の是正は福利厚生制度の目的のひとつである「社員とその家族の幸福 と生活の向上」を否定しかねず、利用機会の均等にも結びつかないということです。社員の生活不 安は安全に直結する極めて重要な問題と捉えています。 1.第 1 項 2 号「賃貸住宅援助金の給付期間制限」を撤廃すること。 2.第 4 項「社宅制度の改正」を撤廃すること。 3.上記に関する回答を 2016 年 1 月 31 日までに書面にて行なうこと。 <参考> ※①第 1 項 2 号「賃貸住宅援助金の給付期限制限」とは、給付期間を通算し、15 年(180 ヶ月) は「援助金を給付する」ということ。実施日は平成 34 年 4 月 1 日。 ※②第 4 項「社宅制度の改正」とは、1 号から 5 号まであり、主に「社宅居住期間制限(15 年)の 導入」や「社宅及び寮の使用料金の定期的な見直し(3 年ごと)」などが含まれています。
© Copyright 2024 ExpyDoc