目次 1.棒グラフ·········································································································· 1 2.折れ線グラフ································································································ 8 3.割合 ················································································································· 18 4.帯グラフ・円グラフ ····················································································· 28 5.柱状グラフ(ヒストグラム) ······································································· 32 6.国試を解く ····································································································· 37 この問題集の使い方 ・「要点」に各単元の覚える項目、解き方が書かれています。 ・「要点」と「例題」で学習したあと、「問題」で演習をして理解を深めます。 ・「問題」にある□□□は、チェック欄です。1回目の学習で☑□□、2回目で☑☑□、3回目 で☑☑☑と、回数を重ねるごとに、「要点」や解説なしで解けるようになりましょう。 ・問題の右上に下記のような印がある問題は、看護師国家試験の過去に出題された問題、 もしくは、その類似問題です。 94 回午前問題 61 → 看護師国家試験 94 回午前問題 61 番 1.棒グラフ ☑ 要 点 AとBの棒、どちらの方が長いでしょうか。 A B 見ての通り答えは、Bです。 棒グラフとはこれを利用したものです。 例題 このグラフは、あるクラスの看護学生 45 人の好きな教科をアンケートした結果です。 14 (人) 12 10 8 6 4 2 0 成人 母性 小児 老年 精神 それぞれの棒の長さは、人数の多さを表しています。 つまり、棒が長いほどその教科が好きな看護学生が多いということです。 このクラスでは、小児を好きな看護学生が最も多く、精神を好きな看護学生が最も少ないと いうことがわかります。 棒グラフは量の大きさを比べるときに使います。 -1- 101 回午前問題 23 類題 □□□問題6 出生順位別にみた母の平均年齢を表に示す。 (1)平成 22 年の第1子が出生したときの母の平均年齢は何歳か。 解答 29.9 歳 ◆が第1子を示す。平成 22 年の第1子のグラフをみると、29.9 歳となっている。 (2)昭和 45 年と平成 25 年の第1子が出生したときの母の平均年齢の差は何歳か。 解答 4.8 歳 昭和 45 年は 25.6 歳、平成 22 年は 30.4 歳であり、30.4-25.6=4.8(歳)である。 昭和 45 年と平成 25 年を比較すると、第1子は 4.8 歳、第2子は 4.0 歳(32.3-28.3)、第 3子は 2.8 歳(33.4-30.6)高くなっている。 104 回午前問題 31 □□□問題7 日本の平成 24 年(2012 年)における女性の年齢階級別労働力率の推移を 示すグラフの特徴はどれか。 1.20 歳代をピークとする山型 2.40 歳代をピークとする山型 3.20 歳代と 40 歳代をピークとするM字型 4.20 歳代から 50 歳代にかけて逆U字型 解答 3 女性の年齢階級別労働力率は、昭和 50 年から現在まで依然と「M字カーブ」を描いて いるものの、そのカーブは以前に比べて浅くなっており、M字の底となる年齢階級も上 昇している。 平成 24 年では、25~29 歳の年齢階級が最も高い労働力率(77.6%)となっている。 平成 24 年(2012 年)における女性の年齢階級別労働力率 90 (%) 77.6 80 71.7 68.7 70 75.7 73.4 64.6 68.6 60 67.7 45.8 50 40 28.3 30 20 10 14.6 8.7 0 15~19 20~24 25~29 30~34 35~39 40~44 45~49 50~54 55~59 60~64 65~69 70~ (歳) □□□問題2 平成 24 年の年齢階級別にみた人工妊娠中絶実施率(年齢階級別女子人口 千対)をグラフに示す。 0 5 総数 20歳未満 20~24歳 25~29歳 30~34歳 35~39歳 40~44歳 45~49歳 10 15 7.4 (%) 7.0 14.1 11.8 9.9 7.8 3.4 0.3 「20歳未満」の再掲(女子人口千対) 15歳 16歳 17歳 18歳 19歳 1.8 4.7 6.8 8.9 12.0 (1)人工妊娠中絶率が最も高い年齢階級はどれか。 解答 20~24 歳 縦軸が年齢階級、横軸が人工妊娠中絶率を表す。グラフを見ると、20~24 歳のグラフ が最も高く、14.1%を占める。 (2)20 歳未満で人工妊娠中絶率が最も高い年齢はどれか。 解答 19 歳 20 歳未満のグラフでは 19 歳が最も高く、12.0%を占める。平成 24 年度の人工妊娠中 絶は 196,639 件で、前年度に比べ 5,467 件(2.7%)減少している。 101 回午前問題 23 類題 □□□問題3 日本の主要死因別にみた死亡率の推移を図に示す。 300 250 死 亡 200 率 ( 人 口 150 10 万 対 100 ) 50 A B C D E 自殺 肝疾患 0 悪性新生物の推移はどれか。 1.A 2.B 3.C 4.D 5.E 解答 1 Aは悪性新生物、Bは心疾患(高血圧性を除く)、Cは脳血管疾患、Dは肺炎、Eは不慮 の事故の順になっている。 平成 23 年の悪性新生物の死亡数は 35 万 7185 人であり、死亡率(人口 10 万対)は 283.1 で、増加傾向にある。 3大死因(悪性新生物、心疾患、脳血管疾患)の死亡率が高く、特に悪性新生物は一貫 して増加傾向にある。
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