平成27年5月13日 学校名 学校長名 鈴鹿市立郡山小学校 大薮 延子 校内研修実施計画書 1 研究主題及び教科 研究主題 教科・領域 考えを伝え合い,ともに学び合う子の育成 ―「話す・聞く」を中心とする言語活動を通して― 国語科 2 主題設定の理由 本校では,2009年度から5年間,算数科の研究を継続して進めてきた。その成果とし て,児童の基礎的な学力が向上し,授業の中で考えを伝えようとする態度が見られるようにな ってきた。しかしながら,学校生活においては,相手の気持ちを考えられない言動などがみう けられるようになった。これは,言語に対する力が不足しているために,児童の表現力や感受 性が十分に育っていないのではないかと考えられ,児童の実態における課題ととらえることに した。そして,昨年度は,児童が様々な体験活動を通して,豊かな感性を養うことをめざし, 言語活動を重視した「話す・聞く」力を伸ばすような授業づくりや,気持ちを伝え合える学級 集団づくりに取り組んだ。それによって, 「話す・聞く」を取り入れた授業づくりのイメージは できてきたが,具体的な指導方法の把握にはいたらなかった。また,考えや思いを伝え合うこ とが苦手な児童がまだまだ多く, 「話す・聞く」力をつけるための取組や安心な学級集団づくり を継続していく必要がある。 そこで今年度は,国語科を切り口として, 「話す・聞く」を中心とする言語活動を大切にした 授業づくりに取り組み,安心して話せる学級集団の中で,考えを伝え合う子の育成をめざした いと考えた。 3 研究のねらい (1)全国学力学習状況調査等の結果をふまえ,国語の授業の改善をはかり, 「話す・聞 く」を中心とする言語活動を大切にした授業づくりをすすめる。 (2)国語科を中心として,他教科や日常生活との関連づけた言語活動の充実をはかる。 (3)安心して話せる学級集団づくりをすすめる。 4 具体的な方策 (1)国語の授業の充実 ①学力の現状把握とめざす姿の共通理解 ②「話す・聞く」を中心とする言語活動を大切にした授業づくり ・効果的な単元の把握や授業づくりの工夫 ・授業研究・・・全体研は学年部で 1 本(人権を含む) (2)言語活動の充実 ①全校での辞書引きの実施 ②聞き方名人・話し方名人等の活用 ③朝の学習等での漢字学習 ④伝え合うための場作り ⑤読書活動の推進 (3)伝え合うための基盤となる学級集団づくり ①学習規律の確立 ②QU の活用 ③コミュニケーション力をつけるための取り組み 5 年間研修計画 一 学 期 ・研究主題,活動計画の検討 ・研究計画作成 ・国語科の学力診断テストの実施と分析,現状把握 ・ 「話す・聞く」に関する学習会 目指す姿の共通理解 ・辞書引きについての出前授業と研修 ・各学年の授業づくりの工夫の交流 ・ステップ学習(算数科補充学習)第 1 回 ・職員研修(夏季休業日) 二 学 期 三 学 期 ・全国学力学習状況調査結果の分析 ・授業研究会 事後検討会(第1回・第2回) ・授業研究の成果と課題の検討 ・ステップ学習(第2回) ・授業研究会 事後検討会(第3回) ・国語科の学力診断テストの実施と分析 ・研究のまとめ作成 ・1 年間の研究のまとめの共通理解 ・各学年の実践の交流 ・次年度の研究についての展望 ・ステップ学習(第3回)
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