「みんなが変わる」……子どもも教師も、一人一人が主体的に学ぶ姿に

学
校
名
研
究
主
題
山形市立村木沢小学校
校
長
池田 友子
研究主任
高橋 真樹
山形市大字村木沢6046番地
TEL 023-643-2240
「みんなが変わる
FAX 023-645-8606
みんなで変わる授業作り」(1 年次)
~~主体的な学び
協同的な学びをめざして~ ~
昨年度まで「自分の思いを伝え合う子ども」を研究主題に6年間研究を重ねてきた。個人差、学
年差はあるものの、自分の思いを伝える力はついてきているように感じる。まだまだ課題はあるが、
「小学校6年間」を一区切りと考え、昨年度の課題を踏まえながら、子どもの実態を見直すことで、
今年度は、新しい主題を設定し、研究に取り組むことにした。
今年度は、1年次ということで、「子どもの学ぶ姿」「教師の支援のあり方」を見直し、「変わ
研
る」を大きな共通課題にしたいと考える。子ども側、教師側の両方向から研究を進めていくことを
目指していきたい。研究主題のもつ定義を以下のようにし、共通理解を図り、研究を進めていく。
究
主
「みんなが変わる」……子どもも教師も、一人一人が主体的に学ぶ姿になる。
題
「みんなで変わる」……子どもも教師も、お互いに関わり合って協同的に学ぶ姿になる。
設
定
の
理
子どもたちに「主体的に学ぶ力」をつけるにはどうするか、「協同的に学ぶ力」をつけるにはど
うするか、教師側としての「支援のあり方」を探っていく。また、学校研究としてだけではなく、
個人研究としての要素を取り入れることにより、教師自身、教師同士が「子どもに力をつけるため
に」お互いの支援・手立ての仕方を共有したり、意見交換したり、学び合っていけるような研究に
していきたいと考え、研究主題を設定した。
由
子どもたちに主体的な学びの力をつけること、協同的な学びをさせていくことが重点となるが、
そのために教師としてどんな支援の仕方があるか、どんな手立てがあるかを考え、どの学年でも授
業の中で役立てていけるような研究にしていきたいと考える。
1年次の研究を終えた時点で、研究成果、反省を受けて、研究主題を「しぼる」「継続する」等、
次年度に向けて考えていく年になるよう研究を進めていきたい。
研究の重点
(1)子どもが主体的に取り組みたくなる授業の工夫
研
究
の
重
点
と
め
ざ
す
姿
(2)友だちとの協同的な学習の中で、自己存在感を持たせる工夫
(3)1年間の子どもの学習状況の成果と課題をはっきりさせ、来年度の研究につなげる。
◆「子どもをこう変えていきたい」という思いを持ち、教師自身がはっきりと課題設定する。
研究でめざす姿
(1)めざす子どもの姿
◇自ら学び、友だちと学び「わかった」「できた」を実感できる子ども
(2)めざす教師の姿
◇一つ一つの授業を大事にし、子どもに力をつけるために学び合う教師
研究の視点
◇研究の重点を意識した課題を設定し、その課題解決に向けての子どもたちへの支援、手立て、授
業の工夫など、教師自身が「見てほしい」「学んでほしい」「一緒に考えてほしい」ことを取り
上げ、研究の視点とする。
研
究
の
視
点
と
内
容
研究の内容
・研究主題、子どもの実態にそって、めざす子ども像を設定し、教師の得意分野、挑戦してみたい
ことなどを研究し、実践する。
・教師がいろいろな形、角度から研究、授業等を行い、各自で研究主題へ迫っていく。
→「子どもをこう変えたい」「こんな力をつけてあげたい」「自分はこんなことをしてみたい」
という課題をしっかり持つ。
・「子どもたちを変える」ではなく、「子どもたちが自ら変わっていく」ように「教師が変わる」
ことを意識し、子どもも教師も「みんなが」「みんなで」変わる研究を心がけていく。
・授業のふり返りや事前、事後研究会を大事にしていくことで、「子どもの変化」「教師の変化」
をとらえ、以後の授業・学校生活に生かしていく。
(1)授業研究会
・研究主題に、独自な発想、構想で向かっていけるように、教科は自由とし、様々な手立て、支援
のあり方を共有したり、生かしたりしていけるように授業研究を進める。
・単元づくりを通して、手立て、支援のあり方が、主体的な学び、協同的な学びを創造しているか
について検証する。
研
究
の
方
法
・一人1回以上の研究授業(計8回:2学年一緒で計4回)を実施する。また、授業見学会(前時、
本時後)を自由に設定し、教師同士で学び合う。
・指導案の検討、事前研等はできるかぎり全員で行う。また、授業は全員が参加する。
(2)事後研究会(全員参加)、ミニ推進委員会
・外部より助言者を招聘し、専門的な視野から助言をいただき、研究の活性化を図る。
・意見だけではなく、めざす子どもの姿に照らし合わせ、改善点・修正点など、今後の授業に生か
せる討議にしていけるよう事後研の持ち方を工夫していく。
・成果と課題、改善点をミニ推進委員会で話し合い、その内容を含めた事後研のまとめ(研究だよ
り)を配布し、学年問わず、授業に生かせるようにしていく。
研
究
の
計
画
4月
研究推進委員会(校内研究内容の検討) ・研究全体会
5月
自己課題の設定
6月
授業研究会①(6月17日/3年・6年) ・学力テストの分析
9月
授業研究会②
10 月
授業研究会③ ・全国学力テストの分析
11 月
授業研究会④
12 月・1 月
研究のまとめ作成
2月
研究のまとめ発行
研究全体会(来年度の研究の方向性について)