厚生労働省東京労働局労災補償課長横田道明平成 28 年 6 月８日労災管理調整官高橋伸夫担東京労働局労働基準部当電話 03-3512-1617 池袋労働基準監督署における文書の紛失について東京労働局（局長渡延忠）は、池袋労働基準監督署（以下「池袋署」という。）において発生した個人情報を含む文書の紛失について、下記のとおり事実を確認の上、必要な措置を講じましたので、概要をお知らせします。１概要池袋署において、A 氏から提出された労災請求に係る「取下げ願い」を紛失する事案が発生した。この取下げ願いには、療養の給付請求書の写しが添付されており、A 氏の氏名（自署、印影を含む。）、生年月日、年齢、住所、負傷年月日、傷病名、所属事業場の代表者職氏名等が記載されていた。２事実経過（１）平成 28 年 5 月 30 日、A 氏から提出された療養の費用請求書の機械処理を行う際、同年 3 月 1 日付けで療養補償給付に係る取下げ処理がなされていたことから、その取下げ事由等の確認を行おうとした際、A 氏から提出の「取下げ願い」が所定のファイルに編綴されていないことが判明した。（２）同日以降、直ちに署内をくまなく捜索するも当該書類は見当たらなかった。（３）同年 6 月 1 日、池袋署副署長がＡ氏及び所属事業場に謝罪し、了解を得た。３発生原因取下げ願いに係る事務処理の進捗状況の把握や、処理を行った文書の編綴確認等、不十分であったこと、また、文書廃棄を行う際、廃棄対象ではない文書が混在していないかの確認が不十分であったため、誤廃棄したものと考えられる。４再発防止対策（１）池袋署においては、平成 28 年 6 月 2 日に臨時署内会議を開催し、署長から事案の説明を行うとともに、以下の指示を行った。ア処理を行った事案は確実に所定のファイルに編綴するとともに、未処理の事案については、所定の保管場所に格納し、机上等に放置しないこと。イ基本となる事務処理の徹底及びマニュアルの手順の厳守について、再度、周知・徹底させること。（２）東京労働局においては、本件を受け再発防止に向けて、以下の対策を講じることとした。平成 28 年 6 月 9 日に開催予定の臨時労働基準監督署長会議において、本事案の概要の周知と文書の適切な保管管理の徹底を指示する予定である。