平成27年12月24日 島 根 労 働 局 島根労働局職業安定課における文書の誤送信について 島根労働局(局長 古田宏昌)は、職業安定部職業安定課(以下「職業安定課」という。) における個人情報を含む文書の誤送信について、下記のとおり当該事実を確認の上、必要な 措置を講じましたので、概要をお知らせします。 記 1 概要 平成 27 年 12 月 15 日、職業安定課において、島根県内の雇用情勢に関する統計資料を法 人Aへ送付状を付けてFAXで送信する際に、誤って法人Bにも同時に送信するという事 案が発生した。 当該FAX送付状には、宛先である法人Aの名称のほか、担当者Cさんの姓が記載され ていた。 2 事実経過等 (1) 平成 27 年 12 月 15 日、職業安定課職員Xは、雇用情勢に関する統計資料を法人Aに FAX送信する際に、同課職員Yが直前に法人Bの短縮ダイヤルボタンを押していた ことに気付かず、法人Aと法人BのFAX番号が入力された状態で送信ボタンを押下 した。 (2) その後、FAXの表示部分に法人Aの前に法人Bへの通信状態が表示されたことか ら、職員Xは、職員YにB社に誤送信したことを報告した。 (3) 報告を受けた職員YはB社に電話連絡をとり、書類到達状況を確認し、誤送信を謝 罪し、理解を得た。 (4) 同日、法人Aの担当者Cさんに電話で事情を説明するとともに、翌 16 日に職業安定 課長と職員Yが改めて訪問の上謝罪し、理解を得た。 (5) 同月 17 日、法人Bを職業安定課長が訪問の上謝罪し、理解を得た。 3 発生原因 FAX送信にあたっては、送信の前後にはリセットボタン等で初期画面に戻してから番 号を入力することや、送信前にはFAX番号、送信文書の確認を複数の職員で行うことと されていたものの、職員に徹底されておらず、FAX送信を行った職員Xが基本動作を確 実に行わなかったことが原因である。 4 再発防止対策 (1) 職業安定課は、平成 27 年 12 月 16 日、課内の全職員を集め、職業安定課長から今回 の事案を説明し、個人情報漏えい防止に係る基本動作の再確認及び再発防止を指示し た。 また、個人情報を含む書類をFAXで送信する場合には、複数の職員で書類、FA X番号の確認を行うこと、FAX送信する前後に必ずリセットボタンを押下すること を徹底するよう、FAX機器の取扱方法の説明と併せて行った。 さらに、FAX送付状に個人情報の記載を行わないよう指示した。 (2) 島根労働局は、同日、企画室長から局内各課室長、管下の労働基準監督署長及び公 共職業安定所長に対し本件の概要を通知して、改めて管理者自ら全職員に個人情報漏 えい防止の対策を徹底するよう指示した。 また、FAX送信時の基本動作について、FAX機器の操作とともに全職員に実地 研修を行うよう指示した。
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