埼 玉 労 働 局 職 業 安 定 部 埼玉労働局発表 平成 27 年 6 月 17 日 担 職業安定課長 進藤 容子 当 職業安定監察官 矢田進一郎 電話048-600-6208 川越公共職業安定所における文書の紛失について 埼玉労働局(局長 阿部 充)は、川越公共職業安定所(所長 吉原 和子)に おいて発生した、個人情報を含む文書の紛失について、下記のとおりその事実を確 認のうえ、必要な措置を講じましたので、概要をお知らせします。 記 1 概要 川越公共職業安定所(以下「川越所」という。)において、求職者Aさん(以下 「Aさん」という。)から提出された「雇用保険被保険者離職票―2」(以下「離 職票」という。※1)及び川越所で作成した「離職票記載事項照会文書」 (以下「照 会文書」という。※2)を紛失するという事案が発生した。 ※1 離職票は、雇用保険受給手続きを行うために必要な書類で、雇用保険被保 険者番号、住所、氏名、離職した事業所名、離職年月日、離職日から遡った 13 月分の賃金額、離職理由等の個人情報が記載されている。 ※2 照会文書は、離職票を交付した公共職業安定所に対して内容確認を依頼す る際に必要事項を記入した文書で、雇用保険被保険者番号等が記載されている。 2 事実経過 (1) 平成 27 年 4 月 24 日、雇用保険課においてAさん提出の離職票に未記載 部分があったため、離職票を交付したB公共職業安定所に記載依頼を行うた めに、離職票及び照会文書を封筒に入れ、郵便発送簿に件名、宛先等を記入 のうえ、庶務課内の郵送用の所定ボックスに入れた。 (2) 同日、庶務課において、発送手続きのため郵便物と郵便発送簿を突合した ところ、当該郵便物1通が見当たらず、直ちに川越所内をくまなく探したが 発見できなかった。 (3) 同日以降も引き続き捜索を継続したが発見できず、また、同日既に発送し ていた郵便物に紛れ込んでいた事実も確認できなかったため、紛失したもの と判断した。 (4) 同月 30 日、川越所次長からAさん及びAさんが離職した事業所に電話を し、経過を説明の上謝罪したところ、いずれからも了承を得た。 3 発生原因 川越所においては同所庶務課に、各部署から郵便物を持ち込み、庶務課内の所 定ボックスへ入れてから、郵便局員に手交する直前まで、所員誰もが取り出しで きる状況にあることから、所員が郵便物を差し替えるために所定ボックスから取 り出した際に、誤って本件の郵便物を一緒に持ち出してしまい、そのことに気が つかず、そのまま紛失してしまった可能性がある。 4 再発防止対策 (1) 川越所においては、平成 27 年 4 月 27 日、所長が統括・課長以上の幹部職 員に対して、本事案の経過を説明の上、個人情報の厳正な取扱いについて全 職員に徹底するよう指示するとともに、その後、所長から部署ごとに全職員 に対して、個人情報の厳正な取扱い等を指示した。 また、郵便物の発送手順の見直しを行った。 (2) 埼玉労働局においては、同年 5 月 19 日、局職業安定部職業安定課の幹部 職員が川越所を訪問し、個人情報管理について徹底指導を行った。 また、同月 21 日に管内全ての労働基準監督署長及び公共職業安定所長に 対し、個人情報の漏えい防止について文書により注意喚起を行った
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