東京労働局労働基準部厚生労働省担健康課長東京労働局発表当健康課長補佐大木訓平成 28 年 6 月 16 日松田健慈郎電話 03-3512-1616 東京労働局労働基準部健康課における個人情報漏えい事案の発生について東京労働局（局長渡延忠）は、労働基準部健康課（以下「健康課」という。）において発生した個人情報を含む情報漏えいについて、下記のとおり当該事実を確認の上、必要な措置を講じましたので、お知らせします。記１概要健康課において、助成金の申請の相談に来局したＡ社に対応した際、相談を行った過程でＢ社の情報が記載された処理経過表をＡ社が持参した書類の中に混入させ、誤交付するという漏えい事案が発生した。処理経過表には、Ｂ社の名称及びＢ社の工事に携わる業者Ｃ社の名称、担当者名及び携帯電話番号の情報が記載されていた。２事実経過等 (1) 平成２８年６月６日、Ａ社の担当者が助成金の申請に係る相談のため、書類を持参して来局した。その際、事務処理方法確認のため、Ｂ社の審査処理中であった職員の席にＡ社の書類を持ち込んで確認を行ったところ、誤ってＢ社の処理経過表をＡ社の書類の中に混入させ、そのまま確認することなく返却した。 (2) 同年６月７日、健康課長が当課職員より、Ｂ社に係る処理経過表をＡ社に返却した書類に混入させた可能性があると報告を受けた。このため、関係者全員で事務室内を探したが、見当たらなかった。 (3) 同日、Ａ社に電話で確認したところ、当該処理経過表が混入されていたとの回答があり、情報漏えいが判明した。 (4) 同日、Ａ社に赴き、経過を説明した上で謝罪をし、了解が得られ、当該処理経過表を回収した。 (5) 同年６月８日、Ｂ社及びＣ社に電話で経過を説明した上で謝罪をし、了解を得られた。３再発防止対策 (1) 健康課においては、臨時会議を行い、全課員に対しては本事案の経過説明を行うとともに、①処理経過表は別管理とすること、②来庁者が持参した書類は窓口から移動させないこと、③来聴者が持参した書類を返却する際は他の書類の紛れ込みがないことを確認した上で相談者に返却すること等の再発防止対策の周知・確認を指示した。 (2) 東京労働局においては、平成２８年６月９日臨時労働基準監督署長会議を開催し、各労働基準監督署（支署）長に対し、保有個人情報漏えい防止の徹底を図るための再発防止対策等の徹底について直接指示した。