平成29年2月7日 宮 崎 労 働 局 宮崎労働局労働基準部労災補償課における文書の誤送付について 宮崎労働局(局長 元木賀子)は、労働基準部労災補償課(課長 池 俊二)にお いて発生した個人情報を含む文書の誤送付について、下記のとおり当該事案を確認の 上、必要な措置を講じましたので、概要をお知らせします。 記 1 事案の概要 労働基準部労災補償課(以下「労災補償課」という。)において、労働者災害補 償保険の第三者行為災害による自賠責保険損害賠償請求関係書類一式(以下「請求 関係書類一式」という。)を甲保険会社に送付する際、被災労働者Aさんに係る請 求関係書類一式に誤って、被災労働者Bさんの「算定基礎内訳/療養(補償)給付」 (以下「添付書類」という。)を添付して送付するという事案が発生した。 添付書類には、被災労働者Bさんの氏名、災害発生年月日、診療期間、診療実日 数、労災保険からの支払年月日、診療を受けた医療機関名等が記載されていた。 2 事実経過 (1)平成29年1月16日、労災補償課の職員Cと調査員Dは、Aさん及びBさん を含む3名の請求関係書類一式を作成し、それぞれ別の保険会社に送付するため、 別々の定形封筒に請求関係書類一式を封入した。その際に甲保険会社あてのAさ んに係る請求関係書類一式に、B さんに係る添付書類を封入して送付した。 (2)同月30日、甲保険会社から請求内容の審査を依頼された事業所から労災補償 課へ、Aさんに係る請求関係書類一式の中にBさんに係る添付書類が混入されて いた旨の連絡があり、この時点で誤送付が判明した。 (3)同月31日、労災補償課長及び職員Cは、Bさん宅を訪問し、経過説明及び謝 罪を行い、了承を得た。また、誤送付した添付書類は、甲保険会社を経由して 2 月 3 日に回収した。 3 発生原因 (1)添付書類を印刷する際に、A さんに係る添付書類であるかの確認が不十分であ ったため。 (2)書類を郵送する際に、封入する添付文書について誤りがないかの確認が不十分 であったため。 4 再発防止対策 (1)労災補償課においては、平成29年1月31日、労災補償課長から全職員(非 常勤職員を含む。)に対し、本事案の経過説明を行い、文書の作成、封入及び封 緘時の確認の徹底、個人情報の厳正な取扱いを指示した。 また、労災補償課の第三者行為災害の決裁時には、送付予定の文書を決裁資料 として添付し、送付物に誤りがないか確認することとした。 (2)宮崎労働局においては、平成29年2月1日、労働基準部長から各労働基準監 督の署長及び労災課長に対し、本事案の概要を周知するとともに、文書の作成、 封入及び封緘時の確認の徹底、個人情報の管理の徹底を指示した。 同月2日、総務部長から局内全部課室長、労働基準監督署長及び公共職業安定 所長に対し、個人情報漏えい防止の徹底について指示した。
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