平成26年度 シラバス 教科 国語科 科目 古典

平成26年度
科目の目標
履修学年
シラバス
教科
国語科
科目
古典
古典としての古文と漢文を読む能力を養うとともに,ものの見方,感じ方,考え方を
広くし,古典に親しむことによって人生を豊かにする態度を育てる。
3年
学科・コース
理型・医進類型
単位数
2単位
授業形態
一斉・講義
教科書
改訂版 高等学校古典
(第一学習社)
副教材等
体系古典文法七訂版(数研出版)
Key&Point 古文単語 330(いいずな)
漢文必携三訂版(桐原書店)
漢文語彙辞典 450(尚文出版)
新総合 図説国語(東京書籍)
担当者
秋山
幸一(4・6組)
土橋
芳範(5組)
1.学習の目標
①古文や漢文に用いられている語句の意味,用法及び文の構造を理解する。
②文章や作品の内容を構成や展開に即して的確にとらえる。
③文章や作品に表れた人間,社会,自然などに対する思想や感情を読み取り,ものの見方,感じ方,
考え方を豊かにする。
④文章や作品の表現上の特色を理解し,優れた表現に親しむ。
⑤古典を読んで,日本文化の特質や日本文化と中国文化の関係について考える。
⑥実践形式の問題に取り組み、大学入試に対応できる読解力・記述力を養う。
2.学習内容と進め方
①学期ごとに評価し、学年末に評定を出すものとする。
②各科目ごとに定期考査を行う。考査範囲には既習内容のほか、実力問題を含む。
③定期考査のほかに、適宜小テストを行う。また、年間を通じて「古文単語」の小テストを行う。
④授業には必ず予習をして臨む。
3.学習の留意点
①提出を義務づける課題を適宜提示するので、自己採点をした上で、決められた日に提出すること。
②授業には教科書・ノートはもちろん、古文においては「体系古典文法」と古語辞典(電子辞書で
もよい)、漢文においては「漢文必携」を用意して学習に臨むこと。
③教科書等を忘れた場合でも、原則として隣の人の教材を共用することは認めないので、各自で借
りておくなどの対応をしておくこと。または、休み時間のうちに教科担任に申し出ること。
④欠席が著しく多いと、履修が認められない場合があるので注意すること。
⑤3年次では放課後講習が設定されるため、1・2年次で行っていたような基礎講習は実施できな
い。よって、成績不振の場合も原則的に回復の機会はないものと考えて取り組むこと。また、学
力の定着が不十分と思われる生徒に対して、補習の参加や課題の提出を義務づけることもある。
⑥進路実現を目指し「夏期・冬期講習」「放課後講習」等を開講する。受講する生徒は途中で投げ
出すことのないよう、意欲的に取り組んでもらいたい。また、添削指導などにも応じるので、希
望する生徒は教科担任に申し出ること。
⑦授業や講習以外に、実践形式の問題を提供する。3階廊下の机上に適宜置いておくので、意欲あ
る生徒は取り組んでみてほしい。
⑧センター試験対策問題演習で使用する教材は別途案内する。
4.評価・評定
【評価の観点】
観
点
関心・意欲・態度
読む能力
知識・理解
趣
旨
言語文化や伝統に対する関心を深め,国語を尊重
して,進んで古典に親しもうとしているか。
古典に表れた思想や感情を的確に読み取り,もの
の見方,感じ方,考え方を豊かにしているか。
古典の理解に役立てるための音声,文法,表記,
語句,語彙,漢字,文学史等を理解し,知識を身に
付けているか。
評価の場面
定期考査
(80%)、
提出物・小テス
ト・授業態度等
(20%)
を総合して評価
する。
【評価・評定】
5段階で評価します。前期末考査後には「評価」、学年末には1年間の「評定」がつきます。
-1-
達成度
特に高い程度に達成
高い程度に達成
おおむね達成
不十分
著しく不十分
評価・評定
5
4
3
2
1
*年間の評定1の場合、単位の修得は認められない。
5.授業計画
学期
月
4
配当時間
指導内容
古文Ⅰ 物語(二)
大鏡「花山天皇の出家」
8
・藤原氏が天皇の外戚となり,権
力争いが熾烈となった時代,主
に兼家父子の言動に注目して,
人物像やその生き方を理解す
る。
・歴史物語の「語り手」の批評に
着目し,その意図を想像する。
・文法事項,特に敬語表現につい
て学ぶ。
漢文Ⅱ 逸話
「不顧後患」(説苑)
「不若人有其宝」(新序)
「不死之道」(列子)
8
・述べられている主張を読み取
り、中国人のものの見方・考え
方を理解する。
・重要な句法を再度確認する。
古文Ⅱ 日記 蜻蛉日記
「うつろひたる菊」
8
・「蜻蛉日記」の成立した時代と
作者の境遇について知る。
・地の文と和歌とのつながりに注
意し,歌に託した作者の心情を
読み取る。
・女流日記文学の成立した時代を
知るとともに,優れた女流文学
が多く著された要因を考える。
漢文Ⅱ 名家の文章
「黔之驢」(柳宗元)
「傷仲永」(王安石)
8
・文章の表現・比喩・構成の巧み 実 力 テ ス
さ、論の展開の仕方を理解する。 ト
・文章を的確に把握し、作者の真
意や主張を読み取る。
・作品の内容・文章表現を理解
し、自己の思考と表現力を高める。 前 期 末 考
査
古文Ⅱ 評論(一)
「深草の里」
4
・歌論を読み,その論旨を読み取
る。
・和歌に対する古人のものの見
方、感じ方、考え方の特色を理
解する。
漢文Ⅱ 道家・法家の思想
老子
荘子
韓非子
4
・道家・法家の思想について、概
要を知る。
・比喩の巧みさ・説得の巧みさを
味わい、主張や論理を的確にとら
える。
センター試験対策問題演習
14
・既習内容を確認しながら、セン
ター試験の出題形式に慣れ、実
践力を養う。
章・節
前
5
6
7
期
8
9
無名抄
10
考査・行事 等
前期中間
考査
後
期
11
12
1
-2-
後期中間
考査
-3-