高等学校国語科 - 神奈川県立総合教育センター

神奈川県立総合教育センター研究集録21:1∼4 .2002
高等学校国語科「古典」における
r話し合い活動」のあり方
小田嶋均 1 福士和久
2
茗新学習指導要領(平成11年3月改正)国語科「古典」の「内容の取扱い」にいわゆる言語活動例が示され
一たが
、そのウの項目に「古典に表れた思想や感情の特徴 、表現上の特色などについて話し合うこと 。」とい
う文言が見られる 。今回は 、このr話し含うこと(以下『話し合い活動』とする)」のあり方を追究して一
つの方向を示すことを目的として考察を進めた
。
自分の生き方に反映することができる
は じ め に
3 昭和31年から平成元年までの学習指導要領をみると
、
。
「古典」学習への興味 ・関心 ・意欲がわき 、丁古典」
に生涯にわたって親しむ契機とすることができる
。
「古典」と称される科目の「目標 ・内容 ・内容の取扱
研究の内容
い」にはr話し合い活動」を明確に示した文言は見ら
れない
「現代文」や「現代国語」、「現代文 ・古典」を総
。
1 国語科学習における「古典」とは
「古文の教材は 、原則として江戸時代までのもの」
合的に扱 ったr国語科国語(甲)」r国語I ・1」な
どには 、「発表」「報告」「討論」「討議j「会議」
「対話」 r話し合い」という言葉が見られるもめの
(昭和34 ・45年)、 「江戸時代までの作品」 r古典と
近代以降の文」 (昭和54年 ・平成元年「国語I」、 平
、
成11年咽語総合」)との学習指導婁領の文言にした
、 「古典」は「江戸時代まセのもの」であり
がえば
「古典」の学習を対象にした活動として明確に位置づ
けられているとは言い難い
’新学習指導要領に至 ってはじめてr古典」の学習の
、
。
「近代以降の文」と区別されていることにな
を含む」 (昭和54年 、平成元 ・11年)とあるところを
。
.のあり方について考察を行 った
。
しかし 、「近代以降の文語文や漢詩文及び目本漢文
中にr話し合い活動」が明確に示された 。いわゆる言
語活動例として必ず実施するものとされたのである
このことに着目して「古典」における「話し合い活
動」
一る
みると 、一概にr江戸時代までのもの」と限定するこ
とはできない
今回は 、学習指導要領の文言に従 って 、 r古典」と
。
。
は原則として「江戸時代までの文語文や漢詩文」を指
研究の目的
すが 、時にはr近代以降の文語文や漢詩文」を指すこ
ともあると捉え 、研究を進めた
ただし 、古典としての価値を有する文となると 、歴
「古典」の学習というと 、読解に中心がおかれ 、あ
。
る程度作品を鑑賞して終わるという傾向が強か ったよ
うに思われる 。そこで生徒は 、作晶の内容の把握に終
史的時代区分や文体や体裁だけでは容易に定めがたい
ものであることはいうまでもない
始し 、作品の内容を自分のこととして捉えて実感する
段階にまで至るということはあまりなか ったといえる
そこで本研究では古典学習の中に「話し合い活動」
。
。
を位置づけることによって以下のような学習成果が期
2 r話し合い活動」がなぜ古典の学習に必要なのか
古典は 、様 々な時代や種類や次元の経験によって書
待されると考え「話し合い活動」のあり方を探 った
かれ 、いろいろな見方 、感じ方 、考え方を許容するだ
。
1 他の生徒のものの見方 、感じ方 、考え方との共通
けの幅をもちえているものと考えられる 。そして 、こ
点や相違点を見っけ 、新たなものの見方 、感じ方
の古典に対して現代に生きる我 々が何らかの反応 、つ
まり 、興味や関心や意欲及び否定や拒絶を示すことを
、
考え方を獲得することができる
2 「古典」に表れた思想や感情を捉え 、これからの
。
可能にしているものでもあると捉える 。その反応に基
づいて古典の読みが文学を越え 、その古典の創出され
1 第一研修室(国語) 研修指導主事兼指導主事
た杜会や生活や人 カの生き方などにまで言及されるこ
2 第一研修室(国語) 教育専門員
とが望ましい
一1一
。
そこで授業にあって 、生徒には「読むこと」の能力
で読みえる段階まで進むよう指導すべきである 。そし
てこの段階で 、「古典」そのものの読みに拘泥するこ
となく 、そこから一度離れるように指導した方がよい
「うなずき」は音声をともなわないものではある
が、
話し手の内容について賛成や反対の意志を示す
ものでる 。 「あいづち」は日本語においては 、賛成
一方で 、 「古典」に表れた物事を考えること自体 、既
・賛同の意を示す傾向が強いものである 。いずれも
聞き手として話し手の話しやすさを増幅するという
。
に現代の生活なりの感じ方 ・考え方の範嬢で行われて
効果があり 、参加者はこの「うなずき」や「あいづ
いるとの見方もあるが 、敢えて意識して離れさせるこ
ち」を積極的かつ意識的に打つことが大切である
とが一つの学習の方向として考えられる 。なぜなら
古典は我 々が生きる現代の文学ではないからである
むしろ 、意識的に離れるように指導したことで初めて
新学習指導要領のr話し合い活動」に関する文言に
「古典」が現代の場にも応用され 、生きてはたらく伝
統として古典を定着させることが可能になると考える
r古典」を読むことによって得たものの見方 、感じ
ついて検討を行 った
。
方、
考え方をもって「古典」を離れ 、それを他者と話
し合う中で広め深め 、再び「古典」の読みへとつなげ
を明確にするとある 。そして「話題に沿 って話し合
う」 「進んで話し合う」 「計画的に話し合う」態度を
学年進行にともなって身に付けるものとしている
、
ひいては「古典に親しむ態度」を育成する一つの学習
の方向であると考える
このような学習方法は他の科目にも応用できる ’と思
われるが 、新学習指導要領の「古典」の内容の取扱い
「(5)教材について」の「イ教材は 、次のような観
点に配慮して取り上げること」に 、「(イ)人間 、杜
自然などに対する様 々な時代の人々のものの見方
(ウ)様 々な時代の人々の生き方について考えたり
「それぞれの発言を注意して聞く」 「話合いが目的に
沿って効果的に展開するように話したり聞き分けたり
する」と「話し合い」そのものの成立に力点をおいて
いることは確かである
、
。
しかし 、一方では「相手の立場や考えを尊重する」
とあるように相手へのよりきめ細かな配慮が求められ
。
さらに 、 「自分の考えをまとめること」 「自分の考え
、
我が国の文化と伝統について理解を深めたりするのに
を深めること」とあるように「自分のものの見方や考
え方」の育成にも力点がおかれているのである
役立っこと 。」とある 。また 、 「論語」爲政篇に「子
目く
。
これらの文言を考えると 、「話し合い」の成立その
ものに力点がおかれているように思われる
中学校でも「話題や方向をとらえt的確に話す」
。
。
感じ方 、考え方について理解を深めるのに役立つこと
。
小学校についてであるが 、低学年では「身近なこ
と」を話題とし 、中学年では「互いの考えの相違点や
共通点」に配慮し 、高学年では「自分の立場や意図」
ていく 。この繰り返しが 、その古典の創出された杜会
会、
。
4 小 ・中学校における「話し合い活動」について
。
や生活や人の生き方などの捉えをさらに深化させるこ
とになると思うのである 。そして 、このような学習が
。
、故きを温めて新しきを知る 。以 って師と爲る可
5 高等学校における 『話し合い活動」について
し。」とある 。 r様 々な時代の人々のものの見方 、感
レ方 、考え方や生き方」 「我が国の伝統と文化」とい
新学習指導要領のr話し合い活動」に関する文言に
う「故き」を学習しつつ「新しき」を創造することに
ついて検討を行 った
こそ 、古典の学習の一つの意義があり 、それを支える
活動として「古典」における「話し合い活動」がある
。
。
r国語表現I」の内容にr自分の考えをもって論理
的に意見を述べたり 、相手の考えを尊重して話し合う
こと
3 『話し合い』について
。」とある
。
また 、 「国語総合」の内容に「課題を解決したり考
(1)「話し合い」とは
えを深めたりするために 、相手の立場を尊重して話し
r話」という字が使われているとおり 、話し言葉
を中心としたものであり 、数人の参加者が 、時を同
合うこと 。」とあり 、いわゆる言語活動例には「課題
じくして 、互いに言葉を交わし 、目の前で展開され
について調べたり考えたりしたことを基にして 、話し
合いや討論を行うこと 。」とある
るものである 。参加者は 、ある問題について一つの
さらに 、 「現代文」の言語活動例には「文学的文章
意識をもち 、話し合わなければならない必然性を ’も
を読んで 、人物の生き方やその表現の仕方などについ
って臨み 、最終的には何らかの結論を導き出すこと
て話し合うこと 。」と示されている
そして 、 「古典」の言語活動例には「古典に表れた
を目的とするものである
。
(2)参加者について
。
。
思想や感情の特徴 、表現上の特色などについて話し合
参加者は円滑な「話し合い」を進めるために 、人
と人との関係の中で互いの立場や考えを尊重しなが
ら、
話し合 っていく必要がある 。それを簡明に示す
方法として「うなずき」やrあいづちが」がある
。
、
うこと 。」と明示されている
。
これらの文言を検討すると 、中学校の話し合いの方
向を受け継ぎつっも 、さらに「話し合い」の内容を
r課題」 r文学的文章の人物の生き方やその表現の仕
二2一
、
方」「古典に表れた思想や感情の特徴 、表現上の特
されたのである
色」と話し合いの内容を広げているのである
班では 、問題を解く中でものの見方 、感じ方 、考え
。
つまり 、「話し合い活動」を通して 、ものの見方
。
方の共通点や相違点を確かめながら互いに正解へと導
き合う様子が見受けられ 、「話し合い活動」への準備
・
感じ方 ・考え方を広めたり深めたりすることで 、生徒
自身の内面を深め 、思考力や判断力を伸ばし 、心情を
豊かにして 、人間形成に資することが期待されている
が整 ったといえる
そして 、 「古典における話し合い活動」の実践授業
と考えられるのである
は次のように行われた
。
。
。
教師が定めた5作晶から一つを選び口語訳をし 、班
6 調査研究協カ員による実践授業1
毎にテーマを決めて話し合うという活動である
。
班の構成については生徒に委ねて当目の授業実践が
行われたが 、事前に現代文の授業で「話し合い活動」
その5作晶と各班が設定したテーマは次の通りであ
における問題が示され 、その解答にふさわしい人物を
「玉勝間(師の説になづまず)」では「先生」 「本
選ぶということがなされた
生徒からは「一人ひとりの考え方が違 った 。でも
居宣長は何を言いたいのか」、 r徒然草(第12段)」
る。
。
では「友人観」 「心の友」、「発心集(第7の7三井
、
話し合いに1幸本当に正解がないので 、全てが正解だと
寺の僧 、夢に貧報を見ること)」では「宿命」 「人間
思う 。」 rこういう授業ははじめてだ ったが 、みんな
の単純さ」、r宇治拾遺物語集『巻第6信濃国筑摩湯
に観音沐浴事』」では「夢」、 「無名草子」では「手
で意見をいったり 、それをまとめたり
・して
、意外と楽
しくできた 。」との声が聞かれた 。ここでも 、ものの
紙」 (同テーマ他1班)である
見方 、感じ方 、考え方の共通点や相違点を互いに認め
各班での話し合いの様子を小型カセットテープレコ
ーダーで録音し 、各班毎に文字におこしてプリントと
合い 、一っの結論を導き出す姿が見られ 、「話し合い
。
活動」への準備がなされたといえる
そして 、 「古典における話し合い活動」の実践授業
全員に配布された
は次のように行われた 。 授業実践参観の当目は 、班毎に口語訳を読み上げた
し、
。
・
「私たちのベスト3」 .と称して 、古典作晶でのベス
口語訳を記したプリ ーントとともに 、クラスの生徒
。
話し合いの結果を発表するという展開であった
この発表を聞いた生徒の感想には 、0他の生徒のも
のの見方 、感じ方 、考え方との共通点や相違点を見つ
後、
。
トスリーを話し合いの中で決定しようというのである
。
授業実践参観の当目は図書室で行われた 。先に配布
されたプリントには10作品r万葉集 ・竹取物語 ・土佐
け、
目記 ・枕草子 ・源氏物語 ・今昔物語集 ・小倉百人一首
としている 。◎r古典」に表れた思想や感情を捉えて
・平家物語 ・徒然草 ・奥の細道」があり 、それについ
自分の問題として考える 。 「古典」への興味 ・関心
て図書室の資料等を基にして調べるとともに 、この中
・意欲がわき 、古典に生涯にわたって親しむという三
つの姿が見られた
から3作晶を選びその選定理由を書くというものであ
る。 授業開始間もなく
、公開授業に参加した教師がグ
。
○の姿を示す感想
・ 意見の 達う人の価値観をどんどん取り入れてい
ループの話し合いに参加し 、チームティーチングの様
相を呈した 。各班の話し合いは 、教師の励ましもあっ
て順調に進んだ
新たなものの見方 、感じ方 、考え方を獲得しよう
きたい
。
・ 他の人の違う考え方によって 、自分の間違いを
。
一っ惜しか ったのは 、ある生徒の「源氏物語は 、理
想の女性を描いている 。」という発言に対して何の反
訂正できる
応もなか ったことである 。 「うなずき」「あいづち」
を打つことは 、この授業でねらいとしたものではない
・ 兼好法師は現代にもつながることを書いている
。
◎の姿を示す感想
しかし 、生徒が何らかの反応を示せるような適切な教
ことがわか った
・ 本文に沿いながら話題が身近なところまで及ん
師側の支援は必要であったと思う
でいてよか ったと思 った
。
。
。
。
生徒からは 、 「先生がたくさん来てくれてうれしか
・ 兼好法師への共感も反感もあり興味深か った
った」 「いろいろな意見が聞けて勉強になった」等の
・ 今も昔も人の心や感情は変わらないものだと思
感想が聞かれた
つた
。
。
。
の姿を示す感想
7 調査研究協カ員による実践授業2
教師が予め4人から5人で構成される班を決定し
・ 「宇治拾遺物語集」がこんなにユーモラスな作
晶だ ったとは思わなか った
、
当目の授業実践参観の前に次のような活動を行われた
「俳諸」の一部を隠した部分に入る語句を選択肢の
。
。
・ 発心集は仏教説話なので 、そのことをもう少し
っっこむと研究らしくなったのではないか
中から選ぶという問題を通して「話し合い活動」がな
一3一
。
中で 、他の生徒のものの見方 、感じ方 、考え方に触れ
研究のまとめと課題
、
自分gそれを深めたり広めたり訂正したりするぽずで
ある 。確かに 、今回の授業実践で生徒からは話すこと
1 今回の実践授業について
のむずかしさを訴える言葉も聞かれた 。しかし 、話し
今回の実践授業を通して 、次のような高等学校での
「話し合い活動」の配慮すべき点が見えてきた
合いの機会を多くもつことでこの問題も解決するもの
。
「話し合い活動」の事前準備に当たって
と思う
。
・中学校での「古典の学習」を把握すること
。
そして 、全体を通していえることは「話し手」とし
・年間指導計画の中に確実に取り入れること
。
ての力は数多くの学習の中で育っものと考えるが 、よ
・年間での実施時数について検討すること 。 ・適切な教材を選択しなるべく固定化すること
・録音機器などの教具ついて工夫すること
そこで 、その育成の一つの方策を考えてみた
。
まず 、話し手に視線を向けることと
。
・教材の内容を知るための工夫をすること 。 ・チームティーチングの活用を考えること
。
。
、 「うなずき」
「あいづち」を意識的に打っことを最低のルールとす
一
そして 、次の段階では「話し手の話題を広げるよ
うな質問をすること」である 。 「話し手」は「聞き
る。
。
・学校や生徒の実態に即してルールをつくること
・「話し合い活動」の展開を知らせること
りよい「聞き手」の育成は難しいということである
=
。=
手」に励まされて 、より積極的に発言するはずである
。
・テーマの設定に向けて適切な支援をすること
。
「話し合い活動」の実践段階に当たって
3 今後の課題
・「一定の解答」を求めないこと
。
あらゆる学習は小 ・中 ・高等学校にわたって系統的
・体系的 ・意図的 ・計画的に進められるものである
。
高等学校では 、小
。
・細かい間違いについての指摘は回避すること
・「うなずき」 「あいづち」の利用を促すこと
・円滑な進行のための支援を行うこと
。
中学校の学習の内容を把握し
、
継続性のある学習を展開することは言うまでもない
もちろん 、「話し合い活動」にあっても 、それまで
の学習を踏まえて展開されることが望ましい
例えぱ 、 「万葉集」の「防人の歌」の学習では 、漢
。
。
「まとめ」の段階に当たって
・話し合いの結果を発表すること
・、
。
。
・発表が困難な場合は 、メモとして残すこと
・生徒相互の評価の機会を設けること
。
詩の「兵車行(杜甫)」などとの内容上の類似点を考
えつつ 、小学校の教科書教材の「一つの花(今西祐行
。
全体を通して
・各種プリントの簡便な印刷法を工夫すること
・生活指導と教科指導の一体化を図ること
・生徒の個性の見取りを大切にすること
・光村図書)」 「世界一美しいぼくの村(小林豊 ・東
。
京書籍)」や中学校の教科書教材の「大人になれなか
った弟たちに(米倉斉加年 ・光村図書)」などと読み
。
。
比べをして 、「話し合い活動」に活用することも考え
2 考察のまとめ
られる
。
今回の考察から次のような「話し合い活動」のあり
今後 、小 ・中学校の教科書教材で「話し合い活動」
方の一っの方向が考えられる
のテーマを探り 、それをデータベース化し 、高等学校
。
r古典」の「話し合い活動」に有効に利用する方法を
1年生段階の「話し合い活動」の比較的成立しにく
い状況にあっては 、まず 、作品の内容を知ることを前
開発していく必要がある
提として様 々な工夫をすべきである
生徒は 、 「古典」作品の内容を知り興味 ・関心をも
。
。
参 考 文 献
つものと考える 。ただ 、それについて意見を述べるこ
とに薦購し表明することを避けているだけだと思う
西郷信綱 ・永積安明 ・広末保
。
そこで 、中学校での「古典」学習の状況を把握した
上で 、 「話し合い活動」を展開する必要がある 。さら
1977『目本文学の古典』岩波新書
円滑に話し合いが進むように「話し合い活動」を
意図的 ・計画的に単元の中に配置し 、さらに 、その単
し合いの方法 一』文化庁
野本菊雄 1992『ことぱシリーズ36『話し合い』一 話
に、
[調査研究協力則
元での「話し合い活動」の全体構成や進め方や目的を
具体的に示すなどよりきめ細かな指導を行うべきである
。
2 ・3年生段階の「話し合い活動」の成立が比較的
成立しやすい状況にあっては 、生徒が自ら進んで「話
し合い活動」の機会をもつことができるように 、柔軟
な指導計画を立てる必要がある
生徒は 、自らの興味 ・関心 ・意欲に基づいた学習の
。
一4一
県立横浜緑ケ丘高等学校 井 坂 秀 一
県立寒川高等学校 永 島 ますみ
[教育指導員] 竹 中 伸 寛
[長期研修員]
横須賀市立明浜小学校 山 田 親 恵
県立神田高等学校 松澤直子
。