全国学力学習状況調査 - 鹿児島市立学習情報センター

平 成2 7年 9月
保護 者
各位
鹿 児島 市 立 清 和 小 学 校
平成27年 度全国学力 ・学習状況調 査結果と分析 について
平 成 2 7 年 4 月 2 1 日 に 6 年生 が実 施 し た 全 国 学 力 ・ 学 習 状 況 調 査 の 結 果 が 出 ま し た の で , 分 析
を し , 以 下 の よ う に 概 要 を ま とめ まし た 。 学 校 で は , 今 後 , 指 導 方 法 の 改 善 を 図 り な が ら 家 庭 と の
連 携 を 深 め , 指 導 を 強 化 し て いき たい と 考 え て い ま す 。 ご 家 庭 で も 家 庭 学 習 取 組 の 参 考 と さ れ , 取
組をお願いします。
1
「教 科に 関す る調査」の結果
(1 )全 国を 1 00 とし た時 の数 値 から
・国 語A ( 主と して 「知 識」 に 関す る問 題)
→ 全国 ,鹿 児島 市の 平 均正 答率 を下 回っ てい る 。
・国 語B ( 主と して 「活 用」 に 関す る問 題)
→ 全国 の平 均正 答率 と ほぼ 同じ であ るが ,鹿 児 島市 の平 均は 下 回っ てい る。
・算 数A ( 主と して 「知 識」 に 関す る問 題)
→ 全国 の平 均正 答率 と ほぼ 同じ であ るが ,鹿 児 島市 の平 均は や や下 回っ てい る。
・算 数B ( 主と して 「活 用」 に 関す る問 題)
→ 全国 ,鹿 児島 市の 平 均正 答率 とほ ぼ同 じで あ る。
・理 科( 主 とし て「 知識 」に 関 する 問題 と主 とし て「 活 用」 に関 する 問 題を 一体 化)
→ 全国 の平 均正 答率 と ほぼ 同じ であ るが ,鹿 児 島市 の平 均は 下 回っ てい る。
(2 )全 国の 正 答率 を1 00 とし た 時の 鹿児 島市 ,清 和小 の 結果 を比 較す る グラ フ
国語A
120
100
理科
国語B
80
60
全国
鹿児島市
本校
算数B
2
算数A
「生 活習 慣や 学習環境に関する調 査」の 結果
「自 分に は良 い とこ ろが ある と思 い ます か」 「将 来の 夢や 目 標を もっ てい ま すか 」「 学校 に行 くの
は 楽し いと 思い ま すか 」と いっ た質 問 事項 の回 答内 容が ,全 国 の回 答と 比べ 良 かっ た。 また ,学 級み
ん なで 協力 して 何 かを やり 遂げ た経 験 も全 国に 比べ 高か った 。
しか し, 「毎 日 同じ くら いの 時刻 に 寝て いま すか 」「 毎日 同 じく らい の時 刻 に起 きて いま すか 」の
回 答は 全国 と比 較 して 低い 結果 とな り ,適 切な 睡眠 時間 指導 の 必要 性が 感じ ら れた 。ま た, 携帯 電話
や スマ ート フォ ン の利 用時 間が 長く , 家庭 での ルー ルづ くり も 重要 だと 感じ ら れる 。
3
課題 点と 今後 の取組
調 査の 結果 か ら浮 かび 上が った 課 題点 ,こ れか らの 学校 で の取 り組 みに つ いて まと めま した 。ま
た, 課題 解決 に つな がる 家庭 での 取 組例 を載 せま した ので 参 考に して くだ さ い。
課題点
・
国
語
算
数
理
科
学
習
環
境
・
生
活
習
慣
等
学 校で は・・・
前 年 度ま でに 学習 した 内 容が
確実 に定 着し てい な い。 (漢 字
の読 み書 き, 主語 ・ 述語 )
・ 話 し 手の 意図 をと らえ な がら
聞き , 自分 の意 見と 比べ る など
して 考 えを まと める こと に 課題
があ る 。
・ 目 的 に応 じて 文章 を読 み 取り
要旨 を 捉え たり ,文 章と 図 を関
連づ け て自 分の 考え を書 く 力に
課題 が ある 。
・ 物 語 にお ける 登場 人物 の 相互
関係 の 把握 や行 動や 気持 ち の変
化の 読 み取 りに 課題 があ る 。
・
・
授 業の 中で , 登場 人物 の相 互 関係 を図 や矢 印な ど
を用 いて 表し た り, あら すじ を まと める 活動 を多 く
取り 入れ るな ど の工 夫を 行っ て いき ます 。
・
前 年 度ま でに 学習 した 内 容が
確実 に定 着し てい な い。 (小 数
の仕 組み ,時 刻の 求 め方 ,角 度
の 測定 , 円の 性質 等)
・ 問 題 解決 の根 拠と なる 図 形の
性質 を 判断 する 力に 課題 が みら
れる 。
・ 割 合 や単 位量 当た りの 大 きさ
及び 概 数や 概算 を活 用し て ,目
的に 応 じて 合理 的か つ能 率 的に
判断 す る力 に課 題が ある 。
・
チ ャレ ンジ タ イム での 全校 的 な取 組, 個別 指導 や
夏季 休業 中の 補充 指導 等を 通 じて 既習 事項 の 確実 な
定着 に努 めま す。
・
前 年 度ま でに 学習 した 内 容が
確実 に定 着し てい な い。 (磁 石
のN 極S 極の 理解 , メダ カの 雌
雄の 見分 け方 , 顕 微鏡 の操 作
等)
・ 事 実 を基 に解 釈・ 分析 し たこ
とを 示 して ,判 断の 根拠 や 理由
を説 明 する 力に 課題 があ る 。
・ 学 習 した 知識 を実 際の 自 然や
日常 生 活に 当て はめ て考 え る力
が課 題 であ る。
・
・
適 切 な睡 眠時 間の 確保 ( 起床
時間 ・ 就寝 時間 が一 定で な い)
・
携 帯 電話 ,ス マー トフ ォ ンの
利用
・ 学 級活 動, 家庭 科 や保 健の 学習 ,道 徳の 時 間を
通じ て睡 眠の 大 切さ や家 庭で の 時間 の過 ごし 方の 指
導を 充実 させ ま す。 また ,P T Aで も声 かけ をし て
いき ます 。
・ 子 ども さん に スマ ート フォ ン や携 帯電 話を もた せ
る時 には ,家 庭 のル ール を必 ず 作る よう PT Aを 通
じて 声か けを し ます 。
・ 毎 学期 「家 庭 学習 の手 引き 」 をも とに ,継 続し た
指導 を行 うと と もに ,内 容の 良 い児 童の ノー ト等 を
日常 的に 紹介 し ます 。ま た, 生 活ノ ート や宅 習帳 な
どへ の保 護者 の 見届 けの サイ ン を求 めま す。
・
家 庭 学習 の質 の向 上
チ ャレ ンジ タ イム での 全校 的 な取 組, 個別 指導 や
日々 の日 記指 導, 夏季 休業 中 の補 充指 導等 を 通じ て
既習 事項 の確 実な 定着 に努 め ます 。
・ 国 語を 中心 に 聞く こと の学 習 の機 会を 意図 的・ 計
画的 に設 定し て指 導し てい き ます 。そ の際 に ,聞 き
方の ポイ ント を示 し, 意識 さ せな がら 聞く こ とに 取
り組 ませ ます
・ 文 章の 理由 や 根拠 に着 目し て 読み 取り ,言 葉や 図
表な どを 工夫 し なが ら, 説明 し たり 書い たり する 活
動を 増や しま す 。
・
日 常の 事象 と 図形 の約 束や 性 質を 関連 付け て考 え
たり ,説 明し た りす る活 動を 取 り入 れな がら 指導 し
ます 。
・ 様 々な 考え 方 で問 題を 解決 さ せる とと もに ,複 数
の考 え方 を比 較 して どの 方法 が より 合理 的・ 能率 的
であ るか 話し 合 う場 を多 く設 け ます 。
チ ャレ ンジ タ イム での 全校 的 な取 組, 個別 指導 や
夏季 休業 中の 補充 指導 等を 通 じて 既習 事項 の 確実 な
定着 に努 めま す。 また ,ス ケ ッチ させ たり 大 型モ ニ
ター を活 用し たり して 観察 や 実験 の仕 方の 徹 底を 図
りま す。
・ 観 察や 実験 の 結果 を自 分な り に根 拠を 示し てノ ー
トに まと めた り ,発 表す る活 動 を増 やし ます 。
・
学 習内 容を ま とめ る際 ,自 然 や日 常生 活の 事物 ,
現象 と結 び付 け て考 えさ せ, ノ ート 記入 した り, 発
表し たり する 活 動を 数多 く取 り 入れ ます 。
(家 庭で の取 組 例)
・ 学校 の図 書 室だ けで なく ,市 立 図書 館や 谷山 北公 民館 等 も利 用し て, 読 書を 推進 する 。
・ 親子 の会 話 の中 で「 どう して ? 」と 投げ かけ ,子 ども に 意見 の理 由を 求 める 。
・ 新聞 など を 通じ て, ニュ ース に 目を 向け させ る。
・ 参観 日や 学 校行 事に 参加 し, 子 ども の学 習の 様子 を見 た 上で 声か けす る 。
・ 「早 寝・ 早 起き ,朝 ごは ん」 の 取組 を徹 底し ,望 まし い 生活 時間 の確 立 に努 める 。
・ 子ど もに ス マー トフ ォン や携 帯 電話 をも たせ る時 には , 家庭 のル ール を 必ず つく る。
・ 家庭 学習 を 確実 に見 届け ,「 学 年× 10 分+ 20 分」 の 時間 確保 に努 め る。