学力調査と児童質問紙の結果をクロス集計して分析しました。これにより、子どもの生活の 様子や学習への姿勢が、学力の定着にどのように影響しているかを知ることができます。 家庭生活のリズムを整えましょう 「朝食を毎日食べている」 「家で学校の宿題をしている」 「家で、自分で計画を立てて勉強している」 これらに当てはまる子どもは、学力調査の正答率が高い結果が得られました。小学生のうちから、一 日のリズムをきちんと整えて生活することの大切さを感じさせられます。低学年から高学年へ成長す るにつれて、家庭生活での過ごし方や学習する時間の設定などが、だんだんと子ども自身の意思でで きるよう励ましていっていただけるとありがたいです。 家庭でのコミュニケーションが大切です! 家の人(兄弟姉妹を除く)と学校での出来事について話をしていますか。 正 答 率 が 高 い 100% 90% 80% 70% 60% 50% 40% 30% 20% 10% 0% 100% 90% 80% 70% 60% 50% 40% 30% 20% 10% 0% 国語A 国語B そう思う どちらかと言えば そう思う どちらかと言えば そう思わない そう思わない 算数A 算数B グラフから、 「家族の方と、学校での出来事についての話をする」ことと学力との相関関係が見られ ました。 「家で学校の話をする」 と答えている子どもの方が、 正答率が高くなっているという結果です。 一日の内容をまとめて話す、あるいは、いちばん伝えたいことを話すといった「話をする」ことが、 よい学習の場になっています。聞いてくれる人がいるから、学習活動に前向きに取り組み、話したい 内容を決めようとする子どももいるかもしれません。子どもとのコミュニケーションの時間を、今後 も大切にしていきましょう。 学校でのコミュニケーションも大切です! 「友達の前で自分の考えや意見を発表することが得意である」 「友達と話し合うとき、友達の話や意見 を最後まで聞くことができる」このような子どもは、学力調査の正答率が高いです。自分の考えを相 手に伝えようとすること、そして、相手の意見を分かろうとすること、このどちらも学力の向上には 大切なポイントであることが、この結果から分かります。学校においても、子ども同士の意見交換の 場を積極的に設けていきたいと考えています。 「全国学力・学習状況調査から見る清水町の子どもたち 2016」 編集 清水町学力向上対策委員会 髙田智哉 安部宏紀(清水小) 川口哲一 松本勝(南小) 長田冬二 小野陽介(西小) (隙間があるため、枠の調整が可能でしたら、№7と№8のグラフを入れてもよいかと思います。 ) 西山裕江 伊藤智子(清水中) 増田剛 加藤雅人(南中) 古屋勲 武藤剛(教育総務課) 発行 清水町教育委員会
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