学校だより「さかえ」特別号

平成27年度
特
別
号
9月30日(水)
帯広市立栄小学校
平成27年度全国学力
学習状況調査の結果
平成27年4月21日(火)に実施
した学力調査の結果(概要)をお知
らせします。
Q.この調査の目的は何ですか?
A.全国的な義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から、各領域にお
ける児童の学力・学習状況を把握・分析することにより、教育及び教育施策の
成果と課題を検証し、その改善を図ることです。
<ご注意>本調査により測定できるのは、学力の一部分であり、学校教育すべてがわかるわ
けではありません。
Q.この調査はどのような内容ですか?
A.調査は教科の関する調査と、生活環境や学習環境に関する調査とに、二分
されます。そのうち、教科に関する調査は、さらに A の基礎知識(身につけ
ておかなければ後の学習に影響を及ぼす内容)と、B の活用(実生活の様々
な場面に活用する力などにかかわる内容)との調査に分けられます。また生
活習慣や学習環境に関する調査では、学習意欲や、学習環境、生活の諸側面に関する調
査となっています。
Q.栄小学校の教科全体の調査結果はどうでしたか?
A.グラフで算数や国語、理科の調査結果を表すと、裏面のようになります。実線
が栄小学校の平均正答率、点線が北海道の平均正答率です。以下、グラフから
読み取れる結果を以下紹介します。
■教科について
<国語A(基礎知識)>
・観点では「書くこと」や「伝統的な言語文化と国語の特質に関することがら」、出題の形
態では「短答式(短い言葉で答える形式)がほぼ北海道の平均正答率に近い。
・観点の「読むこと」と出題の形態の「選択式(選択して答える問題)」は、北海道の平均
正答率を下回っている。
・
「読むこと」が課題である。
<国語B(活用)>
・出題の形態の「短答式」が北海道の平均正答率に近い。
・観点の「書くこと、
」、
「読むこと」や出題の形態の「選択式」や「記述式」で北海道の平
均正答率を下回っている。
・
「読むこと」が課題である。
<算数A(基礎知識)>
・観点の「数量関係」は、北海道の平均正答率に近い。
<算数B(活用)>
・すべての観点、出題の形態で、北海道の平均正答率を下回っている。
・特に「数と計算」については、今後の課題と言える。
<理科>
・観点の「自然事象についての知識・理解」は、北海道の平均正答率に近い。
栄小学校
国語
北海道
国語A
(話す
こ…
国語B 100
(記述
式)
国語B
50
(短答
式)
国語B
0
(選択
式)
国語B
(読む
こと) 国語B
(書く
こと)
国語A
(書く
こと)
国語A
(読む
こと)
国語A
(伝統
的な…
国語A
(選択
国語A 式)
(短答
式)
栄小学校
北海道
算数
算数A
(数と
計算)
算数B
100
(記述
算数B 式)
(短答
50
式)
算数B
(選択
0
式)
算数B
(数量
関係)
算数B
(図
算数B
形)
(量と
測定)
算数A
(量と
測定)算数A
(図
形)
算数A
(数量
関係)
算数A
(選択
式)
算数A
(短答
算数B
式)
(数と
計算)
栄小学校
理科
北海道
科学的
な思
考・表
現
80
60
記述式
40
20
観察・
実験の
技能
0
自然事
象につ
いての
知識・
理解
短答式
選択式
Q.栄小学校の生活習慣や学習環境に関する調査結果はどうでしたか?
A.学習意欲や学習環境の諸側面に関する調査の結果、以下の様な傾向が見
られました。
◎難しいことでも失敗を恐れないで挑戦していると答えている児童が多い。
◎国語や算数、理科の学習は大切だと考えている児童が多い。
◎算数の授業でノートを活用していると答えた児童が多い。
◎将来、理科や科学技術に関する職業に就きたいと答えた児童が多い。
△国語や算数の学習がよくわかると答えた児童がやや少ない。
△算数の授業で公式やきまりを習うときそのわけを理解するようにしていると答えた児童
がやや少ない。
△学校の授業時間以外で、平日や土日に家庭学習を行っている児童がやや少ない。
△学校以外で、読書している児童が少ない。
Q.今後に向けてどうしたらよいですか?
A.学力を向上させるためには、学校・家庭・地域が連携し、みんなの力で見守り育てていく必要
があります。ご理解とご協力をお願いします。
学校では…学習に対する、必要とされる復習、定着に向けた練習、個々の実態に応じた、応用
力を磨く問題に取り組みを行う。
家庭では…家庭学習の取り組みの支援、家での読書時間の確保を行う。
地域では…あいさつや礼儀、交通安全指導を行うほか、夏冬の勉強会で学習をサポートする。