提供日時 平成28年2月24日18時30分 和歌山県環境生活部県民局食品・生活衛生課食品衛生班 電話(直通)073-441-2624 担 当 村上・土谷 (内線)2623・2624・2630 岩出保健所管内における食中毒発生について 次のとおり食中毒事件が発生しましたので、資料提供します。 1 事件の概要 (1)発生日時 (2)喫 食 者 (3)有 症 者 平成28年2月19日(金) 14時30分 23名 20名 (軽症・全員快方に向かっている)(うち入院者0名) 10 歳代 未満 10 歳代 20 歳代 30 歳代 40 歳代 50 歳代 60 歳代 70 歳 以上 計 男性 0 0 0 0 0 0 0 0 0 女性 0 0 0 0 0 0 15 5 20 計 0 0 0 0 0 0 15 5 20 (※ 最年少 61歳 女性、 最年長 76歳 女性) (4)症 状 おう吐、下痢等 (5)原因食品 平成28年2月18日(木)昼に下記原因施設で提供された食事(推定) メニュー内容 酢の物(なます、ツブ貝等)、刺身(まぐろ)、寿司(サーモン、タイ、エビ、 カンパチ、新香巻き、錦糸たまご)、天ぷら(タマネギ、さつまいも、なす、 いんげん)、うどん(豚肉、白菜、エノキ入り)、揚げ出し豆腐、サラダ等 (6)病因物質 (7)検 査 等 ノロウイルス 有症者及び調理従事者の便、施設ふき取り 2 調査の経緯 2月23日(火)13時頃、岩出保健所に匿名の男性から、「2月18日(木) 12時頃に下記施設で食事をした23名のうち、翌19日(金)夕方頃からおう吐、 下痢等の症状を訴えている者が多数いる」旨の連絡があり調査を行ったところ、下 記施設が提供した昼食を食べた23名のうち20名が食中毒様症状を呈しているこ とが判りました。 岩出保健所は、有症者の共通の食事が下記施設が提供した昼食以外に無いこと、 有症者の発症日時が2月19日の14時30分から20日8時の間に集中している こと、有症者の症状が類似していること、有症者及び調理従事者の便からノロウイ ルスが検出されたこと、有症者を診察した医師から食中毒の届出があったことから、 下記施設で調理された食事を原因とする食中毒と断定しました。 3 行 政 処 分 岩出保健所は、当該営業者に対し、本日から3日間の施設の営業停止処分とした。 平成28年2月24日(水)から2月26日(金) 4 原 因 施 設 所 在 屋 営 業 業 地 号 者 種 : : : : 紀の川市貴志川町長山277-47 うてび 有限会社うてび 代表取締役 林 哲雄(はやしてつお) 飲食店営業 参考 食中毒発生状況(和歌山市を含む) 本年(本件を含まず) 0件 患者数 0名 昨年同時期 4件 患者数 69名 昨年合計 15件 患者数 208名 ☆報道機関の皆様へ☆ 食中毒を防ぐため、下記注意事項の啓発にご協力お願いします。 ノロウイルスに注意しましょう! ◆ ノロウイルスとは ノロウイルスは、急性胃腸炎を起こすウイルスで、冬場に多く発生しますが一 年を通して発生がみられます。 下痢やおう吐、発熱などの症状を呈し、2日から3日で回復しますが、抵抗力 弱い乳幼児や高齢者では重篤な症状になることがあります。 また、非常に感染力が強く、ごく少量のウイルスで発病します。 感染者の便やおう吐物には多量のノロウイルスが含まれ、二次汚染(汚れた手 どを介して食品を汚染すること)なども食中毒発生の原因となります。 ☆ 家庭での予防のポイント ☆ 1 外出先から帰宅した後、トイレの後、調理の前、食事の前には石けんを使 って手をよく洗ましょう。 2 まな板など調理器具は、十分に洗浄し、熱湯や台所用漂白剤で消毒をしま ょう。 3 おう吐物、排泄物などを処理する場合は、直接触れないようにしましょう。 し、触れた場合には、石けんを使ってよく手を洗いましょう。 4 二枚貝の取扱いには十分注意し、中心部まで加熱調理(85℃~90℃ 90秒以上)して食べましょう。 「食の安全・安心わかやま」ホームページ ○食中毒関連情報 http://www.pref.wakayama.lg.jp/prefg/031600/frames/04_frame.html
© Copyright 2024 ExpyDoc