提供日時 平成28年5月3日20時00分 和歌山県環境生活部県民局食品

提供日時 平成28年5月3日20時00分
和歌山県環境生活部県民局食品・生活衛生課食品衛生班 電話(直通)073-441-2624
担 当
村上・土谷
(内線)2623・2624・2630
橋本保健所管内における食中毒発生について
次のとおり食中毒事件が発生しましたので、資料提供します。
1 事件の概要
(1)発生日時
(2)喫 食 者
(3)有 症 者
平成28年4月30日(土) 20時00分
24名(2 日間の当該店舗利用者:1,272名)
19名
(軽症・全員快方に向かっている)(うち入院者0名)
10 歳
未満
10 歳代
20 歳代 30 歳代 40 歳代
50 歳代
60 歳代
70 歳
以上
計
男性
1
2
0
2
1
1
1
0
8
女性
4
1
0
3
1
1
1
0
11
計
5
3
0
5
2
2
2
0
19
(※ 最年少
3歳 女性、 最年長 65歳 男性)
(4)症
状
おう吐、下痢等
(5)原因食品
平成28年4月29日(金)及び30日(土)に下記原因施設で提供さ
れた寿司類等(推定)
(6)病因物質
ノロウイルス
(7)検 査 等
有症者便
2 調査の経緯
5月2日(月)9時頃、県食品・生活衛生課に、奈良県庁から、「五條市内の医
療機関から内吉野保健所に、おう吐、下痢等の症状を呈する患者を複数名診察した
が、いずれも橋本市内の回転寿司店を利用しているとの通報があった」旨の電話が
あり、橋本保健所等が調査を行ったところ、下記原因施設を4月29日(金)又は
30日(土)に利用した5グループ23名のうち18名と4月30日(土)に持ち
帰った寿司類を食べた1名の計19名が食中毒様症状を呈していることが判明しま
した。
橋本保健所は、有症者の共通の食事が下記原因施設が提供した食事以外に無いこ
と、有症者の発症状況が類似していること、異なるグループの有症者の便からノロ
ウイルスが検出されたことから、下記原因施設で提供された食事を原因とする食中
毒と断定しました。
3 行 政 処 分
橋本保健所は、当該営業者に対し、本日から3日間の施設の営業停止処分としました。
平成28年5月3日(火)から5月5日(木)
(当該施設は5月2日(月)から営業を自粛しています)
4 原 因 施 設
所 在 地 : 橋本市隅田町中島48-1
屋
号 : はま寿司橋本隅田町店
営 業 者 : 株式会社はま寿司 代表取締役
業
種 : 飲食店営業
村田
國樹(むらた くにき)
参考
食中毒発生状況(和歌山市を含む)
本年(本件を含まず) 1件 患者数
24名
昨年同時期
9件 患者数 149名
昨年合計
15件 患者数 208名
☆報道機関の皆様へ☆
食中毒を防ぐため、下記注意事項の啓発にご協力お願いします。
ノロウイルスに注意しましょう!
◆ ノロウイルスとは
ノロウイルスは、急性胃腸炎を起こすウイルスで、冬場に多く発生しますが一
年を通して発生がみられます。
下痢やおう吐、発熱などの症状を呈し、2日から3日で回復しますが、抵抗力
弱い乳幼児や高齢者では重篤な症状になることがあります。
また、非常に感染力が強く、ごく少量のウイルスで発病します。
感染者の便やおう吐物には多量のノロウイルスが含まれ、二次汚染(汚れた手
どを介して食品を汚染すること)なども食中毒発生の原因となります。
☆ 家庭での予防のポイント
☆
1 外出先から帰宅した後、トイレの後、調理の前、食事の前には石けんを使
って手をよく洗ましょう。
2 まな板など調理器具は、十分に洗浄し、熱湯や台所用漂白剤で消毒をしま
ょう。
3 おう吐物、排泄物などを処理する場合は、直接触れないようにしましょう。
し、触れた場合には、石けんを使ってよく手を洗いましょう。
4 二枚貝の取扱いには十分注意し、中心部まで加熱調理(85℃~90℃
90秒以上)して食べましょう。
「食の安全・安心わかやま」ホームページ
○食中毒関連情報
http://www.pref.wakayama.lg.jp/prefg/031600/frames/04_frame.html